ランニングに向くG-SHOCKはどれ?公式で確認できた5本を心拍と重さで分ける

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CONCLUSION

この記事の結論(先に知りたい方へ)

  • 走るために作られたG-SHOCKは、カシオ公式のニュースリリースで確認できる範囲で5本あります
  • 分かれ目は「心拍を測るかどうか」。測らない2本は2万円台、測る3本は4万円台からです
  • 心拍なしでも距離・ペース・ラップ・消費カロリーは測れます。加速度センサーで計算する仕組みです
  • 同じ55,000円のGBD-H1000とGBD-H2000では、質量が約101g→約63gまで軽くなりました
  • 電池式(CR2032・約2年)か、ソーラー+USB充電か。ここが日々の手間を一番左右します
  • 買取では、定価よりも限定モデルかどうかで金額が動いています

「ランニング用にG-SHOCKを買いたいけれど、どれが走る用なのか分からない」というご相談をよくいただきます。G-SHOCKは種類がとても多く、見た目では走る用かどうかが分かりません。

この記事では、カシオ公式のニュースリリースに載っている仕様表だけを使って、走るために作られたG-SHOCKを整理しました。定価・発売日・質量・電源は、すべて公式の発表ページから取ったものです。公式に書かれていなかった項目は、推測で埋めずに「公式未記載」と書いています。

後半では、買取店として実際にお預かりした金額もお見せします。

ランニングに使えるG-SHOCKは、どれのこと?

カシオが「トレーニング機能」を載せて発表した“G-SQUAD”系の5本です。GBD-200/GBD-300/GBX-H5600/GBD-H1000/GBD-H2000が該当します。

G-SHOCKの中で、走ることを前提に作られているのは“G-SQUAD(ジースクワッド)”と呼ばれる系統です。カシオはこの系統の発表で、仕様表に「トレーニング機能」という行を入れています。距離・速度・ペースを計算して表示し、ラップを取り、走り終えたデータを残す——この3つが入っているかどうかが、走る用かどうかの境目になります。

公式の発表ページで仕様を確認できたのは、次の5本でした。

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型番 定価(税込) 発売 心拍計測 質量 電源
GBD-200 22,000円 2021年7月16日 なし 約58g CR2032・約2年
GBD-300 25,300円 2024年7月5日 なし 約60g CR2032・約2年
GBX-H5600 44,000円 2026年5月15日 あり 公式未記載 公式未記載
GBD-H1000 55,000円 2020年5月下旬 あり 約101g ソーラー+USB充電
GBD-H2000 55,000円 2023年3月10日 あり 約63g ソーラー+USB充電
走るためのG-SHOCK5本を、定価・心拍計測・質量・電源で並べた一覧表
出典:カシオ計算機 ニュースリリース(2026年10月28日確認)の各仕様表より作成

こうして並べると、値段の段差が「心拍を測るかどうか」でできていることが分かります。測らない2本は2万円台、測る3本は4万円台から。ここが最初の分かれ道です。

なお、GBD-H1000の発売日は公式に「5月下旬」とだけ書かれていたため、そのまま記載しています。

心拍を測れるのは、どの型番?

GBD-H1000・GBD-H2000・GBX-H5600の3本です。いずれも公式仕様に「光学式センサー(心拍)」と書かれています。

心拍計測は、手首の裏側から光を当てて血流の変化を読む光学式センサーで行います。胸にベルトを巻く必要はありません。公式の仕様表に、はっきりこう書かれています。

GBD-H1000は「最大計測値: 220bpm、心拍数、目標心拍設定、心拍ゾーングラフィック表示、心拍数遷移グラフ、最大心拍数、最小心拍数」。GBD-H2000は「計測範囲(30〜220bpm)」と、より細かく書かれています。

GBX-H5600 G-LIDEシリーズ初の心拍計測機能を搭載したG-SHOCK
出典:カシオ計算機 ニュースリリース(2026年4月23日)

心拍が分かると、何が変わるのか。いちばん大きいのは「がんばりすぎ」と「流しすぎ」が数字で見えることです。感覚だけで走ると、調子のいい日はつい速くなり、疲れている日は気づかないまま無理をします。心拍ゾーンの表示があると、同じペースでも体にかかっている負担が違うことが分かります。

ただし、心拍を測らないモデルでも走る記録は残せます。次の章で見ていきます。

同じ55,000円のGBD-H1000とGBD-H2000は、何が違う?

定価は同じですが、質量が約101gから約63gへ軽くなり、測位が5つの衛星システムに対応しました。睡眠や血中酸素レベルの計測も加わっています。

この2本は同じ55,000円(税込)です。それなのに公式仕様を並べると、違いがはっきり出ます。

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項目 GBD-H1000(2020年) GBD-H2000(2023年)
質量 約101g 約63g
大きさ 63.0×55.0×20.4mm 59.6×52.6×19.4mm
測位機能 GPS、GLONASS、みちびき GPS、GLONASS、GALILEO、BEIDOU、みちびき(L1/L5)
センサー 光学式(心拍)、磁気、圧力、温度、加速度 左記+ジャイロ(スイム分析)
睡眠計測 公式仕様に記載なし 睡眠回復ステータス、睡眠スコア表示ほか
血中酸素レベル 公式仕様に記載なし 80%〜100%(1%単位)
GPS使用時の持続 最大約14時間 最大約14〜19時間(受信設定による)
GBD-H2000 軽量化されたマルチスポーツ対応のG-SHOCK
出典:カシオ計算機 ニュースリリース(2023年2月28日)

とくに大きいのは約38gの軽量化です。約101gは、腕に着けて1時間走ると「重さを意識する」重さです。約63gになると、存在を忘れられる領域に入ります。走る時間が長い方ほど、この差は効きます。

どちらを選ぶか迷ったら

新品で両方が並んでいる場面はほとんどありません。中古で探すときは、まずGBD-H2000を見て、予算が合わなければGBD-H1000という順番が素直です。

GBD-H1000は2020年の発売で、充電池の消耗が進んでいる個体が出てくる時期に入っています。中古で買う場合は、充電の持ちを必ず確認してください。

心拍なしのGBD-200とGBD-300では、何が測れる?

加速度センサーで距離・速度・ペース・消費カロリーを計算します。ラップは最大140本、走行データは最大100走分を記録できます。

「心拍が付いていないなら、走る記録は取れないのでは」と思われがちですが、そんなことはありません。公式仕様には、どちらのモデルにもこう書かれています。

「加速度センサーによる距離、速度、ペースなどを計算して表示、自動/手動ラップ機能、オートポーズ機能」。さらに、ライフログとして歩数(デイリー表示)と走行距離(月間表示)も残ります。

GPSは積んでいませんが、GBD-300にはスマートフォンのGPSによる距離補正という項目が公式に書かれています。スマホを持って走る方なら、距離の精度はここで補えます。

重さは約58gと約60g。心拍つきのGBD-H2000(約63g)より、さらに軽い。そして電源はCR2032の電池で、公式の電池寿命は約2年です。充電を気にせず放っておける点は、毎日使ううえで大きな利点になります。

週に2〜3回、5キロから10キロを走る——という使い方なら、2万円台のこの2本で足ります。

※価格・在庫は各ショップでご確認ください。リンクには広告が含まれます。

電池式と充電式では、使い勝手がどう変わる?

電池式は約2年ほうっておけますが交換が必要です。充電式はソーラーで日常分をまかない、GPSを使う日だけUSBで足す使い方になります。

ここは走る頻度よりも、生活の中で手間をかけられるかで決まる部分です。

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電池式(GBD-200/GBD-300) 充電式(GBD-H1000/GBD-H2000)
公式の電源表記 CR2032・約2年 ソーラーパワー+専用充電ケーブル(USB Type-A)
ふだんの手間 なし 明るい場所に置く/ときどき充電
GPS計測時 —(GPS非搭載) 最大約14〜19時間
時刻モードでの持続 電池が切れるまで GBD-H1000は約12ヵ月、GBD-H2000は心拍オフで約2ヵ月/省電力で約23ヵ月
数年後の不安 電池交換で戻る

買取の現場から申し上げると、長く置いたあとに差が出るのは充電式のほうです。電池式は電池を替えれば元に戻りますが、充電池は消耗品で、交換はメーカー修理になります。長く持つつもりなら、ここは知っておいて損がありません。

G-SHOCKの電池まわりについては、G-SHOCKの電池寿命の記事でもう少し詳しく書いています。

GBX-H5600は、ほかの4本と何が違う?

海で使うG-LIDEシリーズに、初めて心拍計測を載せたモデルです。タイドグラフとムーンデータを持つ唯一の1本になります。

5本の中で、GBX-H5600だけは出身が違います。カシオの発表文には、こう書かれています。

「“G-LIDE”シリーズとして初めて心拍計測機能を搭載した耐衝撃ウオッチ」。そしてG-LIDEについては「潮の様子を表すタイドグラフや月齢や月の満ち欠けを表示するムーンデータなど、サーフィンなどの海辺や水辺のアクティビティに役立つ機能を搭載した」シリーズだと説明されています。

つまりこの1本は、走る機能と、海で使う機能の両方を持っているということです。対応するのは「ランニング、ウォーキング、ジムワークアウト、インターバルトレーニング」の4つ。計測データの評価・分析には、GBD-H2000と同じくポラール・エレクトロ社のアルゴリズムが使われています。

表示には高精細なMIP液晶を採用し、直射日光下でも見やすいとされています。ベゼルは半透明樹脂のシースルー仕上げで、主な樹脂パーツにはバイオマスプラスチックが使われています。

この1本について、公式で確認できなかったこと

GBX-H5600の発表ページには、型番・カラー・定価・発売日の表しか載っておらず、ほかの4本にあるような仕様表がありません。そのため、質量・防水性・電源・持続時間は公式で確認できませんでした。

この記事では、確認できなかった項目を推測で埋めていません。重さを重視して選ぶ場合は、店頭で実物を確かめることをおすすめします。

サーフィンもするし走りもする、という方には、この1本が最短の答えになります。海側の機能についてはG-LIDE(ジーライド)の記事にまとめています。

走るために買うなら、どこで決める?

順番は「心拍が要るか」→「重さ」→「電池か充電か」の3つです。この順で見ると、5本は自然に1本まで絞れます。

① 心拍を測りたいか

測りたいなら4万円台から、要らないなら2万円台。ここで予算がほぼ決まります。最初の1本で、まず走る習慣を作りたいという段階なら、心拍は後からでも遅くありません。

② 何分走るか

30分までなら重さはあまり気になりません。1時間を超えるなら、公式の質量を必ず見てください。約58gと約101gでは、腕にかかる感じがはっきり違います。

③ 充電の手間を受け入れられるか

ソーラーがあるとはいえ、GPSを使う日は充電が必要です。「置いておけば動いている」ことを優先するなら、電池式の2本。データを細かく見たいなら充電式です。

迷ったときは②を優先してください。重くて着けなくなった時計は、どれだけ機能があっても意味がありません。買取でお預かりするランニング系の中には、ほとんど使われた形跡のない個体が実際にあります。

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走る用のG-SHOCKは、いくらで売れる?

当店の実績では3,000円から12,000円の範囲でした。金額を分けていたのは定価ではなく、限定モデルかどうかです。

ここからは買取店としての一次情報です。当店が実際にお預かりした、G-SQUAD(GBD系)と、その隣にあたるG-LIDE(GBX系)・G’MIX(GBA系)の実績を並べます。

走る用のG-SHOCKの買取実績を型番ごとに並べた棒グラフ
出典:ショックマニア 買取実績(当店の一次データ)

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型番 状態ランク 買取金額 備考
GBX-100KI-1JR S 12,000円 五十嵐カノア選手モデル
GBD-H1000-7A9 B 10,000円 心拍+GPS
GBX-100 S 7,000円 for Ron Herman
GBA-400-3BJF B 5,900円 G’MIX
GBX-100-7JF B 5,000円 G-LIDE タイドグラフ
GBX-100TT-8JF — 4,500円 Bluetooth搭載
GBD-100BAR-4JR B 4,500円 バルセロナ
GBD-200-2ER B 3,000円 —

注目していただきたいのは、定価55,000円のGBD-H1000(10,000円)より、定価2万円台だったGBX-100の限定色(12,000円)のほうが高く付いている点です。

多機能なモデルほど高く売れる、とは限りません。機能は年々新しいものが出ますが、その年にしか作られなかった色やコラボは、後から増えないからです。ここが中古の値段を分けています。

ほかの型番の実績は買取実績の一覧でご覧いただけます。

査定では、ランニング系のどこを見られる?

充電の持ち、バンドの傷み、裏ぶたのセンサー窓の3点です。走る用ならではの傷み方があり、ここで金額が動きます。

査定士より

ランニング系のG-SHOCKは、ふつうのG-SHOCKとは傷み方が違います。見るところも変わります。

ひとつめは充電式モデルの電池。GBD-H1000やGBD-H2000は充電池で動いています。フル充電にしてもすぐ落ちる個体は、はっきり評価が下がります。査定に出す前に、明るい場所に数日置いてみてください。それで持ちが戻ることがあります。

ふたつめはバンドと、バンドが刺さる穴の周り。走ると汗が付き、きつめに締めるぶん穴に力がかかります。穴が伸びていたり、縁が裂けかけている個体をよくお見かけします。ここは交換できる部分なので、無理に直さずそのままお送りいただいて構いません。

みっつめが裏ぶたの心拍センサーの窓。ここが曇っていたり、汗のあとが固まっていると、動作の確認に時間がかかります。やわらかい布で拭いていただくだけで印象が変わります。

そして、意外に多いのが充電ケーブルを失くされているケースです。専用品なので、お手元にあれば一緒にお送りください。あるかないかで金額が変わります。

走ること自体で価値が下がることはありません。使った形跡があっても、動けばきちんと評価します。

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ランニング向けG-SHOCKについて、よくある質問

G-SHOCKだけで走った距離は測れますか?
測れます。GBD-200とGBD-300は加速度センサーで距離・速度・ペースを計算すると公式に書かれています。GBD-H1000とGBD-H2000はGPSを搭載しており、より正確に測れます。GBD-300はスマートフォンのGPSによる距離補正にも対応しています。
心拍計は胸ベルトが必要ですか?
必要ありません。GBD-H1000・GBD-H2000・GBX-H5600は、いずれも手首で測る光学式センサーを内蔵しています。公式仕様では「手首式心拍測定機能」と表記されています。
ランニング用のG-SHOCKは防水ですか?
GBD-200・GBD-300・GBD-H1000・GBD-H2000は、公式仕様に20気圧防水と書かれています。汗や雨はもちろん問題ありません。GBX-H5600については、公式の発表ページに仕様表が無く、防水性を確認できませんでした。
充電式のモデルは、どのくらい持ちますか?
公式の表記では、GBD-H1000はGPS連続計測+心拍計測で最大約14時間、時刻モードで約12ヵ月です。GBD-H2000はGPSと心拍を使って最大約14〜19時間、心拍をオフにしたウオッチモードで約2ヵ月、省電力状態で約23ヵ月とされています。いずれもフル充電時からソーラー発電なしの場合の数値です。
いちばん軽いのはどれですか?
公式に質量が記載されている4本の中では、GBD-200の約58gがもっとも軽いモデルです。次いでGBD-300が約60g、GBD-H2000が約63g、GBD-H1000が約101gとなっています。GBX-H5600の質量は公式で確認できませんでした。
スマートウォッチとは何が違いますか?
いちばん大きな違いは電源です。ここで取り上げた5本は、電池で約2年、あるいはソーラー併用の充電式で、毎日充電する必要がありません。一方で、アプリを追加したり画面でメッセージに返信したりはできません。走ることと時計であることに絞った作りになっています。
古いランニングG-SHOCKでも買取してもらえますか?
買取できます。充電が弱っている個体や、動かない状態のものも査定の対象です。専用の充電ケーブルがお手元にあれば、一緒にお送りいただくと評価が上がります。

まとめ:走る用のG-SHOCKは「心拍」より先に「重さ」で選ぶ

カシオ公式で確認できた5本を、もう一度だけ整理します。

心拍を測らない2本は、GBD-200(22,000円・約58g)とGBD-300(25,300円・約60g)。どちらも電池で約2年動き、距離もペースもラップも測れます。走る習慣をこれから作る方には、ここで十分です。

心拍を測る3本は、GBX-H5600(44,000円)、GBD-H1000(55,000円・約101g)、GBD-H2000(55,000円・約63g)。同じ値段ならGBD-H2000が軽く、機能も増えています。海でも使うならGBX-H5600です。

選ぶ順番は、①心拍が要るか ②何分走るか ③充電の手間。この3つだけ決めれば、5本は1本に絞れます。とくに②の重さは、買ったあとに効いてきます。約58gと約101gの差は、カタログの上では43gですが、1時間走ると別の時計に感じます。

そして、もし使わなくなったG-SHOCKが引き出しにあるなら、新しい1本の資金にできます。走る用は使用感が出やすいモデルですが、それで評価が下がることはありません。動けばきちんと値段を付けます。

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