G-SHOCKのリングウォッチは1機種だけ|DWN-5600が指輪サイズで20気圧防水

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CONCLUSION

この記事の結論(先に知りたい方へ)

  • G-SHOCKの指輪型としてカシオが発表しているのは『DWN-5600』の1機種です。カシオはこれを“G-SHOCK nano”と呼んでいます
  • 大きさはケース23.4mm×20mm×7.5mm。通常のG-SHOCKの約10分の1(DW-5600UEとの比較において)と公式が書いています
  • 小さいのは大きさだけで、20気圧防水と耐衝撃構造は通常のG-SHOCKと同じです
  • よく混同されるCASIO RING WATCH「CRW-001」は3気圧防水。開発者が「最大の違い」として挙げているのがここです
  • 色はブラック・レッド・イエローの3色で、すべて14,300円(税込)。配色は5600シリーズ初号機「DW-5600C」がもとになっています
  • 当店の買取実績は2本。いずれも未使用同様のランクSで、13,000円と14,000円でした

「G-SHOCKのリングウォッチ」と検索された方の多くは、手首ではなく指にはめる、あの小さなG-SHOCKを探していらっしゃると思います。

ところがこの言葉は、いま2つのものを指してしまいます。ひとつはカシオが正式に発売した指輪型の時計。もうひとつは、カプセルトイのミニチュア。どちらも「リング」と呼ばれるので、検索結果が混ざります。

この記事では、カシオ公式のニュースリリースと開発者インタビューに書かれていることだけを土台にして、指輪型のG-SHOCKがどれなのか、何が入っているのかを整理します。最後に、買取店として実際にお預かりしたDWN-5600の買取実績もお見せします。

G-SHOCKの「リングウォッチ」って、どれのこと?

カシオが発表している指輪型のG-SHOCKは『DWN-5600』の1機種です。公式の呼び方は“G-SHOCK nano”で、2025年11月8日に発売されました。

カシオ計算機は2025年10月21日のニュースリリースで、この時計を次のように発表しています。

カシオ公式の発表

「カシオ計算機は、耐衝撃ウオッチ“G-SHOCK”の新製品として、歴代最小となる指輪サイズに耐衝撃構造と20気圧防水を搭載した『DWN-5600』を11月8日に発売します。」

出典:カシオ計算機 ニュースリリース「指輪サイズの“G-SHOCK”」(2025年10月21日/2026年11月1日確認)https://www.casio.co.jp/release/2025/1021-dwn-5600/

発売されているのは3色で、価格と発売日はすべて同じです。

型番 カラー メーカー希望小売価格 発売日
DWN-5600-1 ブラック 14,300円(税込) 2025年11月8日
DWN-5600-4 レッド 14,300円(税込) 2025年11月8日
DWN-5600-9 イエロー 14,300円(税込) 2025年11月8日

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指輪サイズのG-SHOCK DWN-5600-1 ブラックの正面とバンド全体
出典:カシオ計算機 ニュースリリース「指輪サイズの“G-SHOCK”」(2025年10月21日)

写真を見ていただくと分かるとおり、文字盤まわりの作りは完全にG-SHOCKです。「PROTECTION」「WATER 20BAR RESIST」「SHOCK RESIST」の表記も、角型のG-SHOCKそのままです。

DWN-5600の公式スペック早見表。ケース23.4mm×20mm×7.5mm、20気圧防水、耐衝撃構造
出典:カシオ計算機 ニュースリリース「指輪サイズの“G-SHOCK”」(2025年10月21日/2026年11月1日確認)をもとに作成

ふつうのG-SHOCKと、大きさはどれくらい違う?

カシオの表現では「通常のG-SHOCKの約10分の1」。ケースサイズは23.4mm×20mm×7.5mmです。

リリースには「通常の“G-SHOCK”の約10分の1のサイズ」と書かれています。注釈として「DW-5600UEとの比較において」と添えられていますので、比較の相手は角型の定番モデルです。

数字だけだと想像しづらいので、公式の着用写真が分かりやすいと思います。指にはめたDWN-5600と、同じ手首に着けた通常サイズのG-SHOCKが一緒に写っています。

指にはめたDWN-5600と、手首の通常サイズのG-SHOCKの大きさ比較
出典:カシオ計算機 ニュースリリース「指輪サイズの“G-SHOCK”」(2025年10月21日)

サイズを合わせる方法も、意外なほど普通です。カシオは「樹脂モデル同様バンド穴式を採用しているので、着用する指のサイズに合わせて自由に調整ができます」と書いています。指輪のようにサイズを選んで買うのではなく、腕時計と同じ要領で穴の位置を変える仕組みです。

指輪サイズなのに、なぜ20気圧防水なの?

ボタンに2つのパッキンを入れ、ケースの内側から「Eリング」という留め具で固定しているためです。開発者が最大の難関だったと語っています。

ここが、この時計のいちばん面白いところだと思います。小さくすると、ふつうは防水性能を落とします。ボタンの穴から水が入るからです。カシオの商品企画担当者は、公式の開発者インタビューでこう説明しています。

難しかったのは、サイドボタンの防水構造

「やはり20気圧防水の実現ですね。特にサイドボタンの防水構造は最大の難関でした。20気圧防水にすると、サイドボタン部分から水が入りやすくなるため、通常のG-SHOCKでも二重のパッキンを使用しています。それをこの極小サイズで実現するのは、本当にできるのかと思うほどの挑戦でした」

「Eリング」という小さな留め具で固定している

「ボタンを奥まで押し込むと、ケースの内側にボタンの先端が少し出てきます。その出てきた先端に「Eリング」という小さな留め具をはめ込みます。このEリングを付けることで、ボタンが抜けなくなって、しっかりと固定されます。これで長い間ボタンがちゃんと動いて、20気圧防水を保てるというわけです」

出典:カシオ計算機 TOPICS【開発者インタビュー】「サイズ10分の1への挑戦!指輪型の“G-SHOCK nano” 開発秘話」(2025年10月21日/2026年11月1日確認)https://www.casio.co.jp/topics/article/2025/K-132/

同じインタビューには「“G-SHOCK”の名前をつける以上、ブランドを傷つけてはいけないという責任感がありましたので、サイズを極限まで小さくしながらも、耐久性と品質には一切の妥協をしていません」という言葉もあります。おもちゃではない、という宣言として読めます。

CASIO RING WATCH「CRW-001」とは何が違う?

最大の違いは防水です。CRW-001は3気圧防水、DWN-5600は通常のG-SHOCKと同じ20気圧防水になっています。

指輪型の時計は、カシオにもうひとつあります。2024年12月に発売されたCASIO RING WATCH「CRW-001」です。リリースによれば「発売直後から欠品が続くほどの好評」だったモデルで、DWN-5600はその流れをくむ製品にあたります。

開発者インタビューでは、2つの違いが明確に説明されています。

DWN-5600とCASIO RING WATCH CRW-001の違い。20気圧防水と3気圧防水
出典:カシオ計算機 TOPICS【開発者インタビュー】(2025年10月21日/2026年11月1日確認)をもとに作成

「記載なし」と書いた欄は、このインタビューで触れられていないという意味です。CRW-001の仕様を別のところから持ってきて埋めることはしていません。

水まわりで使うことを考えているなら、ここは決定的な差になります。3気圧防水は、日常生活で汗や雨がかかる程度を想定した防水です。手を洗う、プールに入る、海で使うといった場面を想定するなら、20気圧防水のDWN-5600ということになります。

どんな機能が付いている?画面の四角い枠は何?

時・分・秒、カレンダー、LEDバックライト、ストップウオッチ、デュアルタイム。右上の枠にはDTかSTが出ます。

カシオが挙げている機能は次のとおりです。飾りではなく、ひととおり動きます。

時・分・秒の表示カレンダーLEDバックライトストップウオッチデュアルタイム20気圧防水耐衝撃構造

表示そのものも、ただ小さくしただけではありません。開発者は「「5600」のデザインを再現するため、時刻表示を「CRW-001」よりも下段に持ってきて、右上の特徴的な四角い枠も入れています」と説明しています。

その四角い枠は、見た目だけのものではありません。「四角い枠には、使用中のモードに応じて、DT(デュアルタイム)またはST(ストップウオッチ)が表示されます」とのことです。角型G-SHOCKの顔を再現しながら、その枠に役割まで持たせたことになります。

3色のうち、どれを選べばいい?

価格も仕様も3色同じなので、好みで選んで問題ありません。配色の元ネタは5600シリーズの初号機です。

色の決め方にも、公式の説明があります。「5600シリーズの初号機「DW-5600C」のモデルカラーをベースにしています。30年以上も前の資料を起こして、今回の配色に活用しています」。ブラック・レッド・イエローという3色は、思いつきで選ばれた色ではないということです。

担当者はこうも話しています。「3色のカラーを用意しておりますので、お好みの色を選んだり、複数の色を組み合わせてコーディネートを楽しんでもらえたら嬉しいです」。1本に絞らない前提で作られている、という点は選ぶときの参考になると思います。

なお、角型「5600」そのものについてはDW-5600シリーズの解説記事でまとめています。もとの形を知っておくと、この指輪型が何を再現しているのかが分かりやすくなります。

※価格・在庫は各ショップでご確認ください。リンクには広告が含まれます。

指以外の使い方も想定されている?

されています。カシオ自身が、リュックやペンケースのファスナー、ペンダントとしての使い方を挙げています。

指輪型というと「着ける人を選びそう」と感じる方もいらっしゃると思います。ところがカシオは、最初から指以外の使い方を想定しています。

カシオの商品企画担当者の言葉

「指につける時計という新しいスタイルは、“G-SHOCK”にとって初の試みです。従来の腕時計の概念を超えて、それぞれの方に自分らしい楽しみ方を見つけていただきたいと考えています。指につけるだけではなく、リュックサックやペンケースのファスナー部分、ペンダントなどさまざまな使い方を楽しんでほしいです」

パッケージも、飾ることを前提に作られています。「コレクションボックスをイメージしたスペシャルパッケージ」が用意され、「Gマークをかたどったディスプレイスタンド」も同梱されます。贈り物として選ばれることを見込んだ作りです。

小さいG-SHOCKという話題でいえば、過去にはG-SHOCK miniもありました。あちらは手首に着ける小型モデルでしたので、性格はまったく違います。

カプセルトイの「ウオッチリングコレクション」とは別物?

別物です。あちらはミニチュアの指輪で、時計としては動きません。時刻が動くのはDWN-5600のほうです。

冒頭で触れた混同がここです。「カシオ ウオッチリングコレクション」というカプセルトイが流通していて、検索すると一緒に出てきます。歴代の時計のデザインを指輪にしたミニチュアで、集めている方も多いシリーズです。

ただし、こちらは時計としては動きません。買う前に取り違えると「動かない」と驚くことになりますので、ここだけは切り分けておいてください。詳しくはCASIOウオッチリングコレクションの解説記事にまとめています。

見分け方は単純です。価格が14,300円で、型番がDWN-5600なら、実際に時刻が動く時計のほうです。

DWN-5600は、買取でいくらになる?

当店の実績は2本です。いずれも未使用同様のランクSで、13,000円と14,000円でお買取りしています。

発売からまだ日が浅いモデルですので、ここは数字を大きく見せずに、実際にお預かりした2本だけをそのままお見せします。平均や相場として読まないでください。

査定日 型番 状態ランク 買取金額
2026年1月28日 DWN-5600-1JR S(未使用または新品同様のお品物) 14,000円
2026年1月28日 DWN-5600-1JR(指輪・リング) S(未使用または新品同様のお品物) 13,000円

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定価が14,300円(税込)ですので、状態が良ければ定価に近い金額が付いていることになります。これは新品の流通が追いついていない時期特有の動きで、ずっと続くものではありません。

査定士より

14,000円でお買取りした1本には、査定時にこう記録を残しています。「ランクSでキズらしいキズのないコンディションでした。状態の良い個体は再販価値が高く、14,000円でのお買取りとなっています」。

発売直後のモデルは、状態の差がそのまま金額の差になります。同じランクSでも、箱・ディスプレイスタンド・付属品がそろっているかどうかで変わります。このモデルはスペシャルパッケージとGマークのスタンドが同梱されているぶん、箱を捨ててしまうと惜しいことになります。

逆に言えば、開けずに保管されていた1本は、いまがいちばん強いとも言えます。手放すか迷っていらっしゃるなら、金額だけでも先に確認しておくことをおすすめします。

査定で見る場所も、通常のG-SHOCKとは少し違います。ベルトの劣化や裏ぶたの汚れが大きく響く通常モデルに対して、このモデルは全体が小さいぶん、見られる場所がぎゅっと絞られます。

査定で見る4か所

① 液晶の表示。6桁の数字がすべて欠けずに出るかを見ます。小さい液晶ほど、欠けがあると目立ちます。

② ボタンの効き。この機種は前述のとおりボタンまわりが防水の要です。押した感触が鈍い個体は、分解歴を疑うことになります。

③ 樹脂のキズとバンド穴。指にはめる以上、こすれます。穴の広がりやベゼルの擦れは正直に見ます。

④ 付属品。スペシャルパッケージとディスプレイスタンド。コレクション性の高いモデルほど、ここが効きます。

なお、電池が切れていても、動かなくても査定はできます。そのまま送っていただいて構いません。

G-SHOCKのリングウォッチについて、よくある質問

G-SHOCKのリングウォッチの型番は?
DWN-5600です。カラーごとに型番が分かれていて、ブラックがDWN-5600-1、レッドがDWN-5600-4、イエローがDWN-5600-9です。カシオはこのモデルを“G-SHOCK nano”と呼んでいます。
DWN-5600の定価はいくらですか?
メーカー希望小売価格は3色とも14,300円(税込)です。発売日は2025年11月8日で、カシオのニュースリリースに記載されています。
指輪サイズでも防水は本物ですか?
カシオは20気圧防水と発表しています。通常のG-SHOCKと同じ基準です。サイドボタンに二重のパッキンを入れ、ケース内側からEリングという留め具で固定することで実現したと、公式の開発者インタビューで説明されています。
サイズ調整はできますか?
できます。カシオは「樹脂モデル同様バンド穴式を採用しているので、着用する指のサイズに合わせて自由に調整ができます」と案内しています。腕時計のベルトと同じ要領です。
CASIO RING WATCH「CRW-001」とどちらを選べばいいですか?
水まわりでの使用を考えるならDWN-5600です。開発者インタビューによれば、CRW-001は3気圧防水、DWN-5600は20気圧防水で、これが「最大の違い」とされています。デザインの好みで選ぶ場合は、DWN-5600が角型「5600」の顔を再現している点が判断材料になります。
どんな機能が使えますか?
時・分・秒の表示、カレンダー、LEDバックライト、ストップウオッチ、2つの異なる時刻を表示できるデュアルタイムを備えています。画面右上の四角い枠には、モードに応じてDT(デュアルタイム)またはST(ストップウオッチ)が表示されます。
カプセルトイのリングとは違いますか?
違います。カプセルトイの「ウオッチリングコレクション」はミニチュアで、時計としては動きません。DWN-5600はカシオが発売した実際に時刻が動く時計です。型番と価格で見分けてください。
買取してもらえますか?いくらくらいですか?
お買取りできます。当店の実績は2本で、いずれも未使用または新品同様のランクSで13,000円と14,000円でした。2本だけの実績ですので、相場としてではなく参考値としてご覧ください。箱とディスプレイスタンドがそろっていると評価が上がります。

最後に、これから探す方のために、取扱いのあるショップへのリンクを置いておきます。新品の在庫は動きが早いので、中古も含めて見ておくと見つかりやすくなります。

※価格・在庫は各ショップでご確認ください。リンクには広告が含まれます。

まとめ:指輪型のG-SHOCKは「小さくした」のではなく「落とし込んだ」

DWN-5600をひとことで言うと、角型G-SHOCKを縮小コピーした時計ではありません。20気圧防水と耐衝撃構造という、G-SHOCKがG-SHOCKである条件を持ったまま、指輪のサイズに入れ直した時計です。

だからこそ、ボタンの防水に二重のパッキンとEリングが必要になり、配色には30年以上前の初号機の資料が引っ張り出されました。14,300円という価格の中身は、そこにあります。

探すときの目印は3つだけです。型番はDWN-5600、価格は14,300円(税込)、色はブラック・レッド・イエロー。これに当てはまらないリングは、ミニチュアのほうだと思ってください。

そしてもし、すでにお手元にあって使っていないのであれば、状態が良いうちに金額を確認しておくのが得策です。当店の実績では、未使用同様の個体が定価に近い金額で動いています。

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