G-SHOCKに10年電池はある?公式仕様で確認できた電池寿命は最長7年
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この記事の結論(先に知りたい方へ)
- 「10年電池」と書かれたG-SHOCKは、カシオ公式では見つかりませんでした。ニュースリリース477本と商品ページの保存版を実際に開いて確かめています
- 公式の仕様表に出てくる電池寿命は約2年・約3年・約5年・約7年の4種類だけです
- いちばん長いのはAW-500E-1E(CR2016・約7年)とGA-900BEP-8AJR(約7年)。どちらも金属ではなく樹脂のモデルです
- 定番のGA-2100は約3年、DW-5600系は約2年。「思ったより短い」が普通です
- 10年単位で止まる心配をしたくないなら、電池式ではなくタフソーラーを選ぶことになります。ソーラーの仕様表には、そもそも「電池寿命」の行がありません
- 電池が切れたまま置いてあっても、値は付きます。当店の買取実績592本のうち100本が、電池切れ・動作未確認のランクEでの取引でした
引き出しの奥から出てきたG-SHOCKが、止まっている。液晶は真っ黒で、ボタンを押しても何も起きない。「次に買うなら、電池を気にしなくていいものにしたい」と思って「G-SHOCK 10年電池」で検索した——そんな流れでこのページにたどり着いた方が多いと思います。
結論から書くと、G-SHOCKに「10年電池」はありませんでした。がっかりさせる答えで申し訳ないのですが、まとめサイトの受け売りではなく、カシオ公式のページを1本ずつ開いて数えた結果です。そのうえで、「では何年もつのか」「いちばん長いのはどれか」「10年気にしたくないなら何を選ぶのか」を、公式の表記のまま並べていきます。
買取店なので、最後に「電池が切れたまま置いてあるG-SHOCKは、いくらで売れるのか」も、当店の実際の数字でお伝えします。
G-SHOCKに「10年電池」のモデルはある?
カシオ公式の仕様表で確認できた電池寿命は、いちばん長いもので約7年です。「10年電池」と書かれたG-SHOCKは見つかりませんでした。
調べ方はこうです。カシオ計算機の企業サイト(www.casio.co.jp)には、新製品を発表したときのニュースリリースが年ごとに残っています。ここには、発売前の一次情報として型番・メーカー希望小売価格・発売日・仕様表が載ります。まとめサイトでも個人のブログでもなく、メーカー自身が書いた文章です。
この2020年から2026年ぶん、477本をすべて取得して、「10年電池」「約10年」という文字列を全文から探しました。結果は0件です。あわせて、商品ページの保存版(カシオが書いた仕様表がそのまま残っているもの)も確認しましたが、やはり10年という表記は出てきませんでした。
代わりに出てきた電池寿命の表記は、次の4種類だけでした。
公式の仕様表に出てきた電池寿命は、この4種類だけ
約2年/約3年/約5年/約7年
カシオの仕様表では「使用電源・電池寿命」という項目名で書かれています。ニュースリリースでは「CR2016・約7年」のように、電池の型番と年数がセットになっているので、どの電池を使っているのかも同時に分かります。

帯の長さがそのまま年数です。上の2本が約7年、いちばん下のグループが約2年。いちばん長いものでも、いちばん短いものの3.5倍にしかなりません。10年という線は、この図のどこにも引けませんでした。
公式で確認できた電池寿命は、何年から何年?
公式で確認できたのは約2年から約7年までです。定番のGA-2100が約3年、DW-5600系が約2年で、2〜3年が中心になります。
実際に確認できたものを、型番ごとに並べます。金額は、それぞれのニュースリリースや保存版に書かれていた発売当時のメーカー希望小売価格です。いまの店頭価格ではありません。
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| 型番 | 電池 | 公式の電池寿命 | 発売時の定価 | 確認した公式ページ |
|---|---|---|---|---|
| AW-500E-1E | CR2016 | 約7年 | 14,300円(税込) | ニュースリリース(2020年10月1日) |
| GA-900BEP-8AJR | — | 約7年 | — | 商品ページの保存版(2022年11月時点) |
| DWE-5657RE | CR2016 | 約5年 | 22,000円(税込) | ニュースリリース(2023年4月18日) |
| GM-2100RI23 | SR726W×2 | 約3年 | 35,200円(税込) | ニュースリリース(2023年9月7日) |
| GA-2100-1A1JF | — | 約3年 | 15,950円(税込) | 商品ページの保存版(2024年8月時点) |
| GM-110RH | SR927W×2 | 約3年 | 47,300円(税込) | ニュースリリース(2021年8月18日) |
| DW-5600CA-8 | — | 約2年 | 12,100円(税込) | 商品ページの保存版(2023年3月時点) |
| DW-5600GU-7 | CR2016 | 約2年 | 16,500円(税込) | ニュースリリース(2022年6月15日) |
| DW-6900RH | CR2016 | 約2年 | 17,600円(税込) | ニュースリリース(2022年11月7日) |
| GA-114RE | CR1220 | 約2年 | 23,100円(税込) | ニュースリリース(2023年4月18日) |
| GBX-100KI | CR2032 | 約2年 | 29,700円(税込) | ニュースリリース(2021年10月1日) |
気づいていただきたいのは、値段と電池寿命がまったく比例していないことです。47,300円のGM-110RHが約3年で、14,300円のAW-500E-1Eが約7年。29,700円のGBX-100KIは約2年です。高い時計を買っても、電池が長くもつわけではありません。
「保存版」と書いてあるのはなぜ?
カシオの商品ページ(www.casio.com)は、いま外部から開こうとすると弾かれてしまいます。そのため一部の型番は、過去に保存されたページを読んで確認しました。書いたのはカシオ自身ですが、保存された日付の時点の内容なので、表にもその月を添えています。価格や生産状況は、その後変わっている可能性があります。

いちばん長持ちするG-SHOCKはどれ?
AW-500E-1EとGA-900BEP-8AJRが約7年で最長です。どちらも金属ではなく、樹脂のモデルでした。
「長持ちする=高級な金属モデル」と思われがちですが、公式の表記で見るかぎり逆でした。電池寿命がいちばん長かった2本は、どちらも樹脂のG-SHOCKです。
AW-500E-1E
発売時の定価 14,300円(税込)/電池寿命 約7年
1989年に出たG-SHOCK初のアナログモデル「AW-500」の顔を、そのまま現代に戻した1本です。2020年11月20日発売。カシオはこのリリースで、構造を「耐衝撃構造」、防水性能を「20気圧防水」と書いています。
仕様表に並ぶ機能は、ストップウオッチ(1/100秒計測・24時間計)、デュアルタイム、時刻アラーム、ELバックライト、フルオートカレンダー、12/24時間制表示切替。いまのG-SHOCKとしては、かなり絞られた内容です。この「機能の少なさ」が、そのまま約7年という数字につながっていると読めます。
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GA-900BEP-8AJR
2021年9月発売/電池寿命 約7年
ブラックアイパッチとのコラボレーションモデルです。カシオの商品ページ(2022年11月時点の保存版)には、ケースサイズ52.8×49.5×16.9mm、質量71g、ケース・ベゼル材質は樹脂、防水性は20気圧防水、そして「電池寿命:約7年」と書かれています。同じページには、すでに生産完了の表示も入っていました。
コラボモデルなので新品での入手は難しくなっていますが、GA-900というシリーズそのものが約7年だという手がかりになります。当店の買取実績にも、このGA-900BEP-8AJRが残っています(後述します)。
型番ごとの詳しい買取情報は、GA-900BEPの型番ページにまとめています。
なぜ同じG-SHOCKで、2年と7年の差が出る?
公式の仕様表を並べると、長いモデルほど大きい電池を積み、機能が絞られています。電池の大きさと機能の数の掛け算です。
まず電池の型番を見てください。約7年のAW-500E-1Eと約5年のDWE-5657REは、どちらもCR2016という直径20mmのボタン電池です。一方、約2年のGA-114REはCR1220(直径12mm)。面積でいえば3倍近い差があります。大きい電池のほうが長くもつ、というのは素直な話です。
ただし、それだけでは説明がつきません。同じCR2016を積んでいるDW-6900RHは約2年で、AW-500E-1Eの約7年とは3倍以上の開きがあります。ここで効いてくるのが機能です。カシオの仕様表を並べると、違いがはっきり出ます。
← 表は横にスクロールできます
| 公式の仕様 | AW-500E-1E(約7年) | GA-114RE(約2年) |
|---|---|---|
| ストップウオッチ | 1/100秒計測、60分計 | 1/1000秒、100時間計、速度計測機能つき |
| 時刻の表示 | デュアルタイム | ワールドタイム 世界48都市+UTC |
| アラーム | 時刻アラーム | 時刻アラーム5本(1本はスヌーズつき) |
| ライト | ELバックライト(残照機能つき) | LEDライト(オートライト、残照機能つき) |
| 電池 | CR2016 | CR1220 |
右の列は、ずっと何かを数えたり、腕を傾けただけで勝手に光ったりする機能です。できることが多いほど、電気を使う。当たり前ですが、公式の数字はその当たり前をそのまま表しています。
「約」が付いていることの意味
カシオはどの型番でも「約2年」「約7年」と、必ず「約」を付けて書いています。使い方によって前後する目安だ、という意味です。ライトをよく点ける方、アラームを毎日鳴らす方は、書かれた年数より短くなることがあります。
中古で手に入れた1本なら、さらに前の持ち主が使った分が引かれています。公式の年数は「新品から数えて」の目安だと考えてください。
10年単位で止めたくないなら、何を選べばいい?
電池式ではなくタフソーラーを選びます。光で充電するため、電池を入れ替える前提の年数そのものが仕様表にありません。
ここがこの記事のいちばん伝えたいところです。2020年10月1日のニュースリリースには、同じAW-500の顔をした2本が並んで載っています。ステンレスのAWM-500D-1A(66,000円)と、樹脂のAW-500E-1E(14,300円)。同じ日に、同じ形で発表された兄弟です。
ところが、この2本は仕様表の項目名からして違います。

電池式のAW-500E-1Eには「使用電源・電池寿命:CR2016・約7年」と書かれています。一方、ソーラーのAWM-500D-1Aには「電池寿命」という行がありません。書かれているのは「使用電源:タフソーラー(ソーラー充電システム)」と「連続駆動時間:パワーセービング状態で約28ヵ月」です。
この「28ヵ月」を見て、「ソーラーは2年ちょっとしかもたないのか」と読んでしまう方がいます。これは誤解です。28ヵ月というのは、引き出しにしまい込んで光がまったく当たらない状態で、何ヵ月動き続けるかという数字です。ふだん袖から光が入る使い方をしていれば、この数字を使い切ることはありません。
逆に「約7年」は、7年経てば電池を入れ替える必要があるという意味です。長いようで、終わりが決まっている数字です。

タフソーラーの仕組みや、止まってしまったときの対処はG-SHOCKのタフソーラーとはで詳しく書いています。型番ごとの買取相場はAWM-500Dの型番ページをご覧ください。
電池が切れたままのG-SHOCKは、いくらで売れる?
電池切れで動作を確認できないとEランクになります。同じAW-500NS-7E2Tで、美品1,800円・電池切れ500円という実績があります。
ここからは買取店としての話です。当店では、電池が切れていて動くかどうか確かめられない個体を「E(ジャンク品/電池切れ動作未確認のお品物)」として扱っています。実際の取引を並べます。
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| 型番 | ランク | 状態 | 買取金額 |
|---|---|---|---|
| AW-500NS-7E2T | A | コンディション良好な美品 | 1,800円 |
| AW-500NS-7E2T | E | ジャンク品/電池切れ動作未確認 | 500円 |
| AW-500D-3ET | E | ジャンク品/電池切れ動作未確認 | 800円 |
| GA-900HC-3AJF | S | 未使用または新品同様 | 7,000円 |
| GA-900BEP-8AJR | S | 未使用または新品同様 | 12,000円 |
| AWM-500-1AJF | B | 使用感がある比較的良好なお品物 | 13,500円 |
| AWM-500D-1AJF | S | 未使用または新品同様 | 23,000円 |
同じAW-500NS-7E2Tが、状態によって1,800円と500円に分かれています。差の1,300円をどう見るかが、この記事の実用的なところです。
Eランクは「壊れている」という意味ではありません。その日に動くかどうかを確かめられなかった、という意味です。電池が切れているだけの1本も、基板がやられている1本も、査定の場では同じ扱いになってしまいます。
では電池を入れてから持ち込むべきかというと、一概には言えません。上の表のように、買取金額が1,000〜2,000円台のモデルだと、電池交換の代金のほうが高くつくことがあります。その場合は、切れたまま出していただいたほうが手元に残ります。
逆に、金属モデルのように元の金額が大きいものは、動く状態で見せられたほうが有利です。当店の実績でも、フルメタルのAWM-500-1AJFは「ケースとブレスの小キズを確認してランクB。金属モデルは磨きで印象が変わるため、多少のキズでは評価が大きく落ちにくい傾向です」という査定になっています。土台の評価が高いぶん、動作が確認できるかどうかが効いてきます。
そして、いちばんお伝えしたいこと。当店の買取実績592本のうち100本は、電池切れ・動作未確認のランクEでの取引でした。Eランクの買取金額は中央値で4,000円、いちばん高いものは22,000円です。止まっているからといって、値が付かないわけではありません。
電池切れやジャンクの買取については壊れた・動かないG-SHOCKの買取相場にまとめています。電池交換の料金を先に調べたい方はG-SHOCKの電池交換はどこが安い?をご覧ください。
中古で買うとき、電池寿命はどう考えればいい?
公式の年数は新品からの目安です。中古では残りが分からないので、電池交換代を足した金額で比べます。
中古で「AW-500E-1E 約7年」と書いてあっても、その7年がいつ始まったのかは分かりません。発売が2020年11月ですから、初期のロットであれば、すでに残りわずかということもあり得ます。
そこで、中古の値段を見るときは次のように考えてください。
手順① 本体価格に、電池交換代を足す
止まった状態で届く可能性を織り込んでおきます。交換の方法と相場は電池交換のページで比べられます。安く見えた1本が、足してみたら新品と大差なかった、ということは珍しくありません。
手順② 公式の電池寿命が短いモデルほど、交換の回数が増える
約2年のモデルを10年使えば、単純計算で5回の交換が必要です。約7年のモデルなら1〜2回で済みます。長く持つつもりなら、この差は本体価格より大きくなることがあります。
手順③ その計算が面倒なら、ソーラーを選ぶ
結局のところ、これがいちばん単純な答えです。電池交換の回数を数えなくてよくなります。
定番モデルの相場を先に知りたい方は、GA-2100の型番ページやAW-500NSの型番ページもあわせてどうぞ。
約7年のGA-900シリーズを中古で探すなら、こちらから状態と価格を見比べられます。
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G-SHOCKの電池寿命について、よくある質問
G-SHOCKの電池は何年もちますか?
10年電池のG-SHOCKはありますか?
いちばん電池が長持ちするG-SHOCKはどれですか?
タフソーラーのモデルには電池寿命が書かれていないのはなぜですか?
電池が切れたG-SHOCKでも買取してもらえますか?
売る前に電池を交換したほうがいいですか?
公式の「約3年」より早く止まりました。故障でしょうか?
GA-2100の電池寿命はどれくらいですか?
まとめ:探すべきは「10年電池」ではなく「電源の種類」
最後に、この記事で公式から確認できたことを整理します。
公式で確認できたこと
・G-SHOCKに「10年電池」の表記は無い(ニュースリリース477本と商品ページの保存版で確認)
・公式の電池寿命は約2年・約3年・約5年・約7年の4種類だけ
・最長はAW-500E-1E(CR2016・約7年)とGA-900BEP-8AJR(約7年)。どちらも樹脂
・値段と電池寿命は比例しない。47,300円のGM-110RHが約3年、14,300円のAW-500E-1Eが約7年
・ソーラーの仕様表に「電池寿命」の行は無く、代わりに「連続駆動時間」が書かれている
「10年電池のG-SHOCK」を探している方が本当に欲しいのは、電池のことを考えなくていい状態だと思います。だとすれば、答えは年数の長い型番を探すことではなく、電源の種類を変えることです。電池式のいちばん長い1本でも約7年。そこから先は、どの型番を選んでも同じ壁に当たります。
そして、いま引き出しで止まっているG-SHOCK。電池が切れているだけかもしれませんし、そうでないかもしれません。どちらにしても、置いておく時間が長くなるほど状態は良くなりません。当店の実績では592本のうち100本が、動作未確認のまま値が付いています。「壊れているから」と決めてしまう前に、一度だけ確かめてみてください。
止まっているG-SHOCK、いくらになるか調べてみませんか?
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