G-SHOCKの山形モデルはどれ?カシオ公式が山形カシオ生産と書いた型番
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この記事の結論(先に知りたい方へ)
- G-SHOCKの「山形モデル」とは、山形カシオで作られているG-SHOCKのことです。山形カシオはカシオグループで国内唯一の生産拠点にあたるマザー工場です
- カシオ自身が名指ししているのは、いまのところMR-Gシリーズ全体・GMW-B5000D・GMW-BZ5000D・DW-5000Rです
- MR-Gは「シリーズの全モデル」が山形カシオの組立ラインで作られていると、カシオのニュースリリースに書かれています
- 山形カシオの高級ライン「Premium Production Line」では、検定試験に合格した技能認定作業者(社内呼称・メダリスト)が組み立てを担当しています
- 当店の買取実績では、MR-Gの中央値が100,000円、GMW-B5000系が22,000円でした。同じ山形生産でも桁がひとつ変わります
- 「山形カシオ製だから査定が上がる」という加点はありません。金額を決めているのは、そのモデルの元々の価格帯と、状態・付属品です
「G-SHOCK 山形」で検索すると、山形県の話なのか、工場の話なのか、少し分かりにくい状態になっています。
この記事で扱うのは工場のほうです。カシオには山形県東根市に「山形カシオ株式会社」という会社があり、そこで作られているG-SHOCKを、愛好家の間で「山形モデル」「MADE IN JAPANのG-SHOCK」と呼ぶことがあります。
ただ、どの型番が山形製なのかは、カシオが全モデルぶんを公開しているわけではありません。ネット上には推測で書かれた一覧もありますが、この記事ではカシオ自身が「山形カシオで生産している」と書いた型番だけを並べます。裏が取れなかったものは、取れなかったと書きます。
買取の現場で実際にどれくらいの金額になっているかも、当店の実績から出しています。
G-SHOCKの「山形モデル」とは何のこと?
山形カシオ(山形県東根市)で組み立てられているG-SHOCKのことです。カシオグループで国内唯一の生産拠点にあたります。
カシオの時計は、世界のいくつかの拠点で作られています。そのなかで日本国内にあるのは山形カシオだけです。カシオの企業サイトには、こう書かれています。
カシオ公式の説明(そのまま引用)
「山形カシオはカシオグループ国内唯一の生産拠点であり、ムーブメントの製造からモジュール・完成品組立・最終梱包までを一貫して行うだけでなく、独自の金型技術によりムーブメントに使用する精密パーツ・文字板・針などの製造もするカシオグループのマザー工場です。」
出典:カシオ計算機 企業サイト TOPICS(2026年1月22日掲載/2026年9月16日確認)
ここで大事なのは、「組み立てだけを国内でやっている」わけではないという点です。時計の心臓部にあたるムーブメント、その中の精密な歯車、文字板、針。それらを作るための金型まで、山形の中で作られています。
つまり「山形モデル」という言い方は、ラベルの話ではなく、部品から仕上げまでが日本の工場で通っているモデルという意味になります。中古市場で値が付きやすい理由も、だいたいここにあります。
山形カシオは、どんな工場?
ムーブメントから完成品まで一貫して作る工場で、高級モデル専用の「Premium Production Line」を持っています。
山形カシオの中には、高価格帯のブランド時計だけを組み立てる専用ラインがあります。名前は「Premium Production Line(プレミアムプロダクションライン)」です。
プレミアムプロダクションラインとは(カシオ公式の説明)
「『プレミアムプロダクションライン』では、画像認識システムやセンシング技術を使って、針の取り付け、精度検査等の工程で上位の技術認定作業者をサポートしています。機械の目と人の手で、より高い精度の『ものづくり』を実現するラインです。」
「時計の組み立てにおいて高度な技能と感性が求められる『プレミアムプロダクションライン』での組み立てには、厳しい検定試験に合格した技能認定作業者=メダリスト(社内呼称)が従事しています。」
出典:カシオ計算機 企業サイト TOPICS(2026年1月22日掲載/2026年9月16日確認)
「メダリスト」は社内での呼び方で、検定試験に合格した人だけがこのラインに入れるという仕組みです。機械が全部やっているわけでも、職人が全部手でやっているわけでもなく、画像認識やセンシングで人を支えながら精度を出す、という作り方になっています。
もうひとつ、あまり知られていないことがあります。山形カシオで作られたムーブメントは、カシオの国内・海外すべての拠点に供給されています。山形製ではないG-SHOCKも、中身の一部は山形から来ている、ということです。
なお、山形カシオは研磨を得意分野としており、ケースの細かい凹凸を出すために鍛造と研磨を繰り返して40以上の工程をかけている、という説明もカシオ公式に載っています。フルメタルのG-SHOCKを手に取ったときのあの面の出方は、この工程から来ています。
公式が「山形カシオ生産」と名指ししたG-SHOCKはどれ?
MR-Gシリーズ全体と、GMW-B5000D・GMW-BZ5000D・DW-5000Rです。カシオが文書ではっきり書いている範囲です。
まず一覧にします。すべてカシオ計算機のニュースリリース、または企業サイトの記事で確認したものだけです。

| 型番 | 発売年月 | 定価(税込) | 公式がそう書いた場所 |
|---|---|---|---|
| DW-5000R-1A | 2024年12月 | 33,000円 | ニュースリリース(2024年11月28日) |
| GMW-B5000D-1 | 2018年4月 | 84,700円 (2025年1月時点) | 企業サイトTOPICS(2026年1月22日) |
| GMW-BZ5000D-1 | 2025年11月 | 93,500円 | 企業サイトTOPICS(2026年1月22日) |
| MRG-B5000D-1 | 2022年3月 | 429,000円 (2025年6月時点) | ニュースリリース(2022年3月1日) |
| MR-Gシリーズ全体 | — | — | ニュースリリース(2022年3月1日)に「他モデルと同様に」と記載 |
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定価に「〇年〇月時点」と入れているのは、カシオ公式の製品ページに書かれていた価格を、その保存日時点のものとして扱っているためです。MRG-B5000D-1は発売時のニュースリリースでは396,000円でしたが、2025年6月時点の製品ページでは429,000円になっていました。値上げが入っています。
この一覧に入っていないモデルについて
ここに無い型番が「山形製ではない」という意味ではありません。カシオが公表していないので、こちらでは断定できないというだけです。
たとえば GW-5000系 は国内生産モデルとしてよく名前が挙がりますが、今回カシオ公式の文書で「山形カシオ生産」と書かれた記述は見つけられませんでした。推測で足すことはしません。
MR-Gが丸ごと「山形モデル」なのはなぜ?
MR-Gはカシオの最上位シリーズで、全モデルが山形カシオのPremium Production Lineで組み立てられているためです。
MRG-B5000のニュースリリースに、こう書かれています。
カシオ公式の記述(そのまま引用)
「『MRG-B5000』は、”MR-G”シリーズの他モデルと同様に、当社のマザー工場である山形カシオの時計組立ライン『Premium Production Line(プレミアムプロダクションライン)』にて生産を行っています。」
出典:カシオ計算機 ニュースリリース(2022年3月1日/2026年9月16日確認)
「他モデルと同様に」という一言が効いています。MRG-B5000だけが特別なのではなく、MR-Gというシリーズそのものが山形で作られている、と読めるからです。

MRG-B5000D-1の公式仕様を見ると、ケースとベゼルはチタン、質量は114gです。同じ角型でステンレスのGMW-B5000D-1が167gなので、持ち比べると50g以上軽いことになります。この差が、MR-Gの価格帯を支えている部分のひとつです。
出典:カシオ公式 MRG-B5000D-1 製品ページ(2025年6月時点の保存版/2026年9月16日確認)
当店のMR-Gの買取実績は18本。詳しい金額はあとの章で出しますが、いちばん高かったのは480,000円でした。G-SHOCKという同じ名前でも、扱いはまったく別物になります。
MR-Gについては MR-Gシリーズの買取ページ と MR-G・MT-Gを高く売るためのポイント にもまとめています。
GMW-B5000DとGMW-BZ5000Dは何が違う?
どちらも山形カシオ生産のフルメタル角型です。BZ5000は新しく、液晶がMIP液晶に変わっています。
この2本は、山形カシオの話をするときに必ず出てくる組み合わせです。カシオの企業サイトが、両方とも山形カシオ生産だと明記しています。
| 項目 | GMW-B5000D-1 | GMW-BZ5000D-1 |
|---|---|---|
| 発売年月 | 2018年4月 | 2025年11月 |
| 定価(税込) | 84,700円(2025年1月時点) | 93,500円(発売時) |
| ケース・ベゼル | ステンレススチール | 公式で未確認 |
| 質量 | 167g | 公式で未確認 |
| ケースサイズ | 49.3 × 43.2 × 13mm | 公式で未確認 |
| 防水性 | 20気圧防水 | 公式で未確認 |
| 生産状況 | 生産中 | 生産中 |
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GMW-BZ5000D-1の欄に「公式で未確認」が並んでいるのは、発売が新しく、製品ページの仕様表をこちらで確認できる形で取得できなかったためです。ニュースリリースで確認できた価格と発売日だけを載せています。カシオの製品ページで直接ご確認ください。
分かっているのは、BZ5000がMIP液晶を搭載したフルメタルG-SHOCKとして出たということ。GMW-BZ5000D-1が93,500円、GMW-BZ5000BD-1とGMW-BZ5000GD-9が102,300円で、いずれも2025年11月14日発売です。
買うほうの立場で言えば、「定番を長く使いたいならGMW-B5000D、新しさを取るならBZ5000」という分け方でおおむね合っています。GMW-B5000Dは2018年発売で、いまも生産中です。8年近く現役という時点で、定番としての評価は固まっています。
※価格・在庫は各ショップでご確認ください。リンクには広告が含まれます。
型番ごとの買取価格は GMW-B5000Dの買取ページ、フルメタル全体の話は フルメタルG-SHOCKの買取 にまとめてあります。
初代復刻のDW-5000Rも山形モデル?
山形モデルです。カシオが「当時と同じくG-SHOCKのマザー工場である山形カシオで生産」と書いています。
2024年12月に出た初代G-SHOCKの復刻モデル、DW-5000R。ニュースリリースには「当時と同じく”G-SHOCK”のマザー工場である山形カシオで生産されます」と書かれています。

この一文は、実はかなり珍しいものです。1983年の初代DW-5000Cも山形で作られていたということを、カシオが自分で認めている文だからです。復刻というと見た目の話になりがちですが、作る場所まで戻している、という意味になります。
| 項目 | DW-5000R-1A の公式仕様 |
|---|---|
| 発売年月 | 2024年12月(発売日 12月13日) |
| 定価(税込) | 33,000円 |
| ケース・ベゼル材質 | ステンレススチール/樹脂(バイオマスプラスチック) |
| 質量 | 76g |
| ケースサイズ | 48.9 × 42.3 × 13.1mm |
| 防水性 | 20気圧防水 |
| 電池寿命 | 約5年 |
| ガラス | 無機ガラス |
| 裏ぶた | スクリューバック |
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出典:カシオ計算機 ニュースリリース(2024年11月28日)/カシオ公式 DW-5000R-1A 製品ページ(2025年7月時点の保存版)/2026年9月16日確認
注目してほしいのは76gという軽さと、33,000円という価格です。山形カシオ生産のG-SHOCKの中では、いまのところこれがいちばん手に取りやすい価格帯になります。センターケースがステンレスで、ベゼルとバンドはバイオマスプラスチック。見た目は樹脂の角型ですが、中身の作りは復刻に合わせてあります。
※価格・在庫は各ショップでご確認ください。リンクには広告が含まれます。
山形モデルは買取でいくらになる?
当店の実績では、MR-Gの中央値が100,000円、GMW-B5000系が22,000円でした。桁がひとつ違います。
ここからは当店の一次データです。山形カシオ生産が公式に確認できているグループについて、実際に買い取った金額を集計しました。

特に問い合わせが多いGMW-B5000D-1JFについて、7本ぶんの実績をそのまま出します。
| 査定日 | 型番 | 状態ランク | 買取金額 |
|---|---|---|---|
| 2022年6月12日 | GMW-B5000D-1JF | B | 22,000円 |
| 2022年6月12日 | GMW-B5000D-1JF | B | 20,000円 |
| 2026年5月27日 | GMW-B5000D-1JF | B | 19,000円 |
| 2026年6月9日 | GMW-B5000D-1JF | B | 16,000円 |
| 2024年3月4日 | GMW-B5000D-1JF | B | 16,000円 |
| 2023年6月5日 | GMW-B5000D-1JF | C | 12,000円 |
| 2026年6月19日 | GMW-B5000D-1JF | C | 10,000円 |
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同じ型番で10,000円から22,000円まで開いています。ランクBとCの境目で、はっきり段差が出ているのが分かると思います。
MR-G側の実績も並べます。こちらは型番ごとに価格帯が違うので、上位から抜き出しました。
| 査定日 | 型番 | 状態ランク | 買取金額 |
|---|---|---|---|
| 2023年5月1日 | MRG-B2000GA-1AJR | B | 480,000円 |
| 2024年5月5日 | MRG-B5000R-1JR | S | 247,000円 |
| 2023年4月16日 | MRG-B5000BA-1JR | B | 190,000円 |
| 2022年4月20日 | MRG-G1000B-1A4JR | A | 155,000円 |
| 2022年5月6日 | MRG-8000RG-1AJF | B | 150,000円 |
| 2026年3月13日 | MRG-B2000B-1A4JR | B | 125,000円 |
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すべて 買取実績ページ に掲載している実際の取引です。
正直に申し上げると、「山形カシオ製だから査定を上げます」という加点項目はありません。お客様から「これは国内生産だから高いはずだ」と言われることはありますが、査定票にその欄は無いのが実情です。
では何が効いているかというと、山形で作られるモデルが、そもそも高い価格帯に置かれているということです。MR-Gもフルメタルも、定価の時点で他と違います。結果として買取額も高くなる。順番が逆なんです。
実際の金額を決めているのは、ベゼルと中留の擦れ、コマの有無、箱と保証書です。フルメタルは金属同士が当たるので、机に置いたときの小さな打痕が必ず残ります。ここがきれいな個体は、同じランクでも上に振れます。
もうひとつ、MR-Gで多いのがコマ紛失です。サイズ調整で外したコマを無くしている方が本当に多い。純正コマは1つでも数千円から万単位の価値があるので、売る前に引き出しをひととおり探してください。これがいちばん確実に金額が上がる作業です。
買うとき「山形モデルか」をどう確かめる?
カシオのニュースリリースと企業サイトの記事を探すのが確実です。中古品の外観からは判断できません。
ここは正直に書きます。中古で手に取った1本が山形製かどうかを、外から見分ける確実な方法を、カシオ公式では確認できませんでした。
裏ぶたの刻印で分かる、といった話はよく見かけますが、カシオがそれを公式に案内している文書は見つけられませんでした。確認できていないことを「こう見分けます」と書くわけにはいかないので、確認できた方法だけを書きます。
確認① そのモデルのニュースリリースを探す
カシオ計算機のニュースリリース(www.casio.co.jp/release/)で型番を探します。生産拠点に触れているモデルは、リリース本文にはっきり書かれます。DW-5000RもMRG-B5000も、ここで確認できました。
確認② 企業サイトの記事を探す
リリースに書かれていなくても、企業サイトのTOPICSなどで触れられていることがあります。GMW-B5000DとGMW-BZ5000Dが山形生産だと分かったのは、この経路でした。
確認③ シリーズ単位で押さえる
MR-Gのようにシリーズ全体が山形生産だと明記されているケースがあります。この場合は型番を1つずつ調べる必要がありません。いちばん確実で、いちばん楽な確認方法です。
中古で買うときに気をつけること
フリマやオークションの説明文にある「山形製」「MADE IN JAPAN」という表記は、出品者が独自に書いているものです。カシオが保証しているわけではありません。
気になる場合は、型番でカシオのニュースリリースを検索してから判断するのが安全です。そもそもMR-Gなら全モデルが山形生産なので、シリーズで選ぶほうが早い、という考え方もあります。
よくある質問
G-SHOCKの「山形モデル」とは何ですか?
どのG-SHOCKが山形カシオで作られていますか?
プレミアムプロダクションラインとは何ですか?
山形カシオ製だと買取価格は高くなりますか?
裏ぶたを見れば山形製かどうか分かりますか?
いちばん安く買える山形モデルはどれですか?
MR-Gを売るときに用意しておくものはありますか?
山形カシオのムーブメントは他のG-SHOCKにも使われていますか?
まとめ:山形モデルはシリーズで押さえるのが早い
最後に整理します。
この記事の要点
山形カシオはカシオグループで国内唯一の生産拠点。ムーブメントから完成品まで、金型を含めて一貫して作っています。
公式に名指しされているのは、MR-Gシリーズ全体・GMW-B5000D・GMW-BZ5000D・DW-5000R。それ以外は、カシオが公表していないので断定できません。
買取では、MR-Gの中央値が100,000円、GMW-B5000系が22,000円。ただし高いのは山形製だからではなく、元々の価格帯が高いからです。
金額を分けているのは状態と付属品。フルメタルはベゼルと中留の擦れ、MR-Gはコマの有無が効きます。
「山形モデルを1本持ちたい」という目的なら、型番を1つずつ調べるよりMR-Gから選ぶのが確実です。シリーズ全体が山形生産だとカシオが書いているので、迷う余地がありません。価格を抑えたいなら、DW-5000Rという選択肢もあります。
逆に「いま持っている1本が山形製か気になる」という場合は、買取価格のチェックページから型番で調べていただくのが早いと思います。生産拠点にかかわらず、その型番がいまいくらになるかは、そちらで分かります。
使っていないG-SHOCK、いくらになるか調べてみませんか?
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