G-SHOCKのMRG-B5000はどれを選ぶ?396,000円〜935,000円の5型番と、114gと103gを分けるバンドの違い
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この記事の結論(先に知りたい方へ)
- カシオ公式で確認できたMRG-B5000は5型番。定価は396,000円〜935,000円です
- メタルバンドの3本はすべて114g。ラバーバンドのMRG-B5000R-1JRだけ103gで、11g軽くなります
- 同じ角型のフルメタル「GMW-B5000D-1JR」は167g・84,700円。MRG-B5000は53g軽くて約5倍高いのが実態です
- 発売時と今の公式価格を比べると、3型番が値上がりしていました(B:462,000円→495,000円)
- 当店の買取実績はMRG-B5000R-1JRが247,000円、MRG-B5000BA-1JRが190,000円です
- 選び分けは「メタルか、ラバーか」の一択。重さ11gと、傷の付き方の違いで決まります
MRG-B5000は、G-SHOCKの最上位シリーズ「MR-G」に、初号機DW-5000Cの角型フォルムを初めて持ち込んだモデルです。見た目はいつもの四角いG-SHOCKなのに、値段は40万円台。「何がそこまで違うのか」が写真からいちばん分かりにくいモデルでもあります。
この記事では、カシオのニュースリリースと商品ページ(保存版)で確認できた5型番の定価・発売年月・重さ・素材をそのまま並べたうえで、当店が実際に買い取った2本の金額も公開します。数字はすべてカシオ公式の表記か、当店の買取記録から取っています。
MRG-B5000はどんなG-SHOCK?
G-SHOCK最上位シリーズMR-Gに、初号機の角型デザインを初めて採用したチタン製のモデルです。
カシオのニュースリリース(2022年3月1日)には、こう書かれています。
カシオ公式リリースで確認できた中身
ベゼルは25個のパーツで構成されていて、これを「マルチガードストラクチャー」と呼びます。パーツを細かく分けたのは、凹凸のある面まで隅々まで研磨をかけるためです。
ベゼルのトップには「COBARION」というコバルトクロム合金が使われています。公式の説明では、純チタンの約4倍の硬度で、プラチナと同等の輝きを持つ素材です。
バンドには「DAT55G」というチタン合金。こちらは純チタンの約3倍の硬度と書かれています。
生産は山形カシオの「Premium Production Line」。MR-Gシリーズ共通の組立ラインです。
出典:カシオ計算機 ニュースリリース「“G-SHOCK”初号機の角型デザインを初めて採用した“MR-G”」(2022年3月1日)
機能面は5型番で共通しています。
| 項目 | カシオ公式の表記 |
|---|---|
| 構造 | 耐衝撃構造(ショックレジスト) |
| 防水性 | 20気圧防水 |
| 使用電源 | タフソーラー(ソーラー充電システム) |
| 時刻修正 | 電波時計(日本・北米・ヨーロッパ・中国地域対応)+Bluetoothによるモバイルリンク |
| ガラス | 内面反射防止コーティングサファイアガラス |
| 駆動時間 | パワーセービング状態で約22カ月 |
出典:カシオ計算機 ニュースリリース(2022年3月1日/2023年12月1日)およびカシオ公式 商品ページ(保存版)の仕様表

公式で確認できたMRG-B5000は何型番ある?
5型番です。定価は396,000円から935,000円まで、およそ54万円の幅があります。
カシオのニュースリリースと商品ページ(保存版)から拾えた5型番を、発売年月の順に並べます。
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| 型番 | 発売年月 | 公式ページの価格(税込) | 質量 | バンド | 表面加工 | 保存日 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| MRG-B5000D-1JR | 2022年3月 | 429,000円 | 114g | メタルバンド(チタン) | チタンカーバイト処理 | 2025年6月 |
| MRG-B5000B-1JR | 2022年3月 | 495,000円 | 114g | メタルバンド(チタン) | DLC処理 | 2025年1月 |
| MRG-B5000BA-1JR | 2022年6月 | 484,000円 | 114g | メタルバンド(チタン) | DLC処理 | 2024年8月 |
| MRG-B5000R-1JR | 2024年1月 | 396,000円 | 103g | デュラソフトバンド(フッ素ラバー) | DLC処理 | 2024年8月 |
| MRG-B5000HT-1JR | 2025年8月 | 935,000円 | 公式未確認 | 公式未確認(鎚起加工のDAT55G) | DLC処理 | リリースより |
出典:カシオ公式 商品ページ(保存版)の仕様表/MRG-B5000HTのみカシオ計算機 ニュースリリース(2025年7月24日)
右端の「保存日」にご注意ください。カシオの商品ページは今回どうしても直接開けなかったため、保存版から読み取っています。価格はその日時点の表記としてご覧ください。MRG-B5000HT-1JRは保存版が見つからず、重さは推測で埋めずに「公式未確認」としています。
発売してから、公式の価格が上がっている
2022年3月のニュースリリースに載っていた発売時の価格と、その後の商品ページの表示を並べると、こうなります。
MRG-B5000B:462,000円(2022年3月・リリース)→ 495,000円(2025年1月・商品ページ)
MRG-B5000D:396,000円(2022年3月・リリース)→ 429,000円(2025年6月・商品ページ)
MRG-B5000BA:462,000円(2023年3月時点の商品ページ)→ 484,000円(2023年8月時点の商品ページ)
いずれもカシオ公式の表記どうしの比較です。BAだけは発売時のリリースが見つからなかったため、商品ページの保存版どうしを並べています。定価そのものが動いているモデルだという点は、中古を見るときにも頭に入れておいてください。
5型番の違いはどこにある?
バンドと表面加工だけです。ケースサイズは5型番すべて49.4×43.2×12.9mmで同じです。
公式の仕様表を並べると、違いが出るのは3か所しかありません。重さ、バンド、表面の色の作り方です。
| 分かれ目 | 型番 | 中身 |
|---|---|---|
| メタル・シルバー | MRG-B5000D-1JR | 114g/チタンカーバイト処理。5型番でいちばんシルバーに近い見た目 |
| メタル・ブラック | MRG-B5000B-1JR | 114g/DLC処理。同じ形をまるごと黒くしたモデル |
| メタル・ブルー | MRG-B5000BA-1JR | 114g/DLC処理。バンドのピンやベゼルパーツにブルーIPコーティング |
| ラバー | MRG-B5000R-1JR | 103g/デュラソフトバンド。ケース・ベゼル材質の欄が「チタン/コバリオン」 |
| 限定 | MRG-B5000HT-1JR | 世界限定500本/鎚起(ついき)。935,000円 |
出典:カシオ公式 商品ページ(保存版)の仕様表およびカシオ計算機 ニュースリリース
数字で見ると、メタル3本はすべて114gで完全に同じです。色が違うだけで、重さも大きさも変わりません。差がつくのはMRG-B5000R-1JRの103gだけで、これはバンドがフッ素ラバーになっているぶんの11gです。
リリースによると、このRは初代「DW-5000C-1B」のカラーリングをオマージュしたモデルで、ケースにDLCコーティング、サイドボタンにゴールドIP処理が施されています。バンドの取り付け部にはチタンパーツが入り、中留もチタン製のワンプッシュ三つ折れ式です。バンド装着可能サイズも145〜215mmと、メタル3本の150〜205mmより広く取ってあります。

MRG-B5000HT-1JRだけは、作り方そのものが違う
2025年7月24日のリリースによると、MRG-B5000HT-1JRはベゼルとバンドに日本の伝統技法「鎚起(ついき)」を施したモデルです。DAT55Gという硬いチタン合金を、鎚起職人の渡邉和也氏が一点ずつ手作業で打ち出しています。ケースは刀装具に使われる「朧銀(おぼろぎん)」の色合いをDLC処理で表現し、ビスやボタンには銅(あかがね)色を配色。世界限定500本で、935,000円です。
同じ角型のGMW-B5000とは何が違う?
素材と重さです。GMW-B5000Dはステンレスで167g、MRG-B5000はチタンで114g。53g軽くなります。
「フルメタルの角型なら、GMW-B5000でいいのでは」と思われる方は多いです。公式の仕様表で並べると、こうなります。
| 項目 | MRG-B5000D-1JR | GMW-B5000D-1JR |
|---|---|---|
| ケース・ベゼル材質 | チタン | ステンレススチール |
| 質量 | 114g | 167g |
| ケースサイズ | 49.4 × 43.2 × 12.9 mm | 49.3 × 43.2 × 13 mm |
| ガラス | サファイアガラス(内面反射防止) | 無機ガラス |
| 発売年月 | 2022年3月 | 2018年4月 |
| 公式ページの価格(税込) | 429,000円 | 84,700円 |
| 保存日 | 2025年6月 | 2025年1月 |
出典:カシオ公式 商品ページ(保存版)の仕様表。価格・表示は右端の保存日時点のものです。
大きさはほぼ同じなのに、重さが53g違います。ペットボトルのキャップ約20個分の差が、同じ形の時計で出ているということです。ガラスもサファイアと無機ガラスで分かれます。
そのうえで、価格は約5倍です。この差を作っているのが、25個に分けたベゼルの研磨、COBARIONとDAT55Gという素材、そして山形カシオの専用ラインという「作り方」の部分になります。数字に出るのは重さとガラスだけで、残りは手にしないと分からない差です。ここは正直にお伝えしておきます。
角型のフルメタルそのものについてはGMW-B5000Dの型番ページとフルメタルの解説、チタンとステンレスの違いはチタンモデルの記事にまとめています。
MRG-B5000の買取価格はいくらになる?
当店の実績では、MRG-B5000R-1JRが247,000円、MRG-B5000BA-1JRが190,000円でした。
当店が公開している買取実績から、MRG-B5000の行をそのまま出します。
| 査定日 | 型番 | 状態ランク | 買取金額 |
|---|---|---|---|
| 2024年5月5日 | MRG-B5000R-1JR | S(未使用または新品同様) | 247,000円 |
| 2023年4月16日 | MRG-B5000BA-1JR | B(使用感がある比較的良好なお品物) | 190,000円 |
出典:当店の買取実績(買取実績一覧より)
公式価格と並べると、こうなります。MRG-B5000R-1JRは396,000円に対して247,000円。MRG-B5000BA-1JRは484,000円に対して190,000円です。ランクSとランクBという状態の違いが、そのまま金額の差になっています。
MR-Gシリーズ全体で見ると、当店の実績は1,000円から480,000円まで開いています。いちばん高かったのは2023年5月1日のMRG-B2000GA-1AJRで480,000円、いちばん低かったのは2022年6月12日のMRG-2100DJ-1AJF(ランクE・電池切れ動作未確認)で1,000円でした。
MRG-B5000は、MR-Gの中では「安定して高い」層
当店のMR-G実績18本のうち、10万円以上がついたのは10本です。そのなかでMRG-B5000の2本は247,000円と190,000円で、金額順に並べると2番目と3番目に入ります。定価が高いシリーズなので当然ではあるのですが、角型は特に問い合わせが途切れません。発売が2022年と新しく、市場に出ている中古の数がまだ少ないためです。
査定ではどこを見られている?
ベゼルの鏡面、バンドのコマ、ソーラーの充電、そして付属品の4点を中心に確認しています。
MRG-B5000で最初に見るのは、ベゼルの鏡面がどれだけ生きているかです。このモデルは25個のパーツに分けてまで研磨してある時計なので、その研磨面の状態がそのまま価値になります。逆に言えば、ここに深い当たり傷が1か所あるだけで、金額はまとまって下がります。
次に見るのがバンドのコマです。腕まわりを詰めたときに外したコマが、そのまま行方不明になっている個体がとても多いです。純正のコマは1つ欠けるだけで減額の対象になりますので、引き出しや保証書の袋の中を、送る前に一度探してみてください。ここは金額に直接効きます。
3つめはソーラーの充電状態です。止まっていても査定はできますが、動いていれば電波受信やモバイルリンクの確認まで進められます。40万円台の時計は「全機能が確認できた」と「確認できなかった」で評価の幅が変わりますので、数日は明るい場所に置いてから送っていただくのが確実です。
最後が箱と保証書、それと専用ケースです。定番の樹脂G-SHOCKでは付属品より本体の状態が効きますが、MR-Gは付属品の有無が金額にはっきり出ます。買われる方が「きちんと揃っているか」を気にする層だからです。MRG-B5000HT-1JRのような限定モデルは、なおさら揃っている前提で見られます。
逆に、ラバーバンドのMRG-B5000R-1JRは、バンドの使用感はそこまで響きません。ケース側の状態のほうを重く見ています。
MR-Gの査定で見ているところはMR-G/MT-Gの査定ポイントに、G-SHOCK全体の条件は高く売れる条件にまとめています。
高く売るために準備できることは?
外したコマを探すこと、数日光に当てること、箱と保証書を揃えることの3つです。
① 外したバンドのコマを探す
MRG-B5000のメタルバンドは、購入時に腕まわりを詰めているはずです。そのとき外したコマが揃っているかどうかで金額が変わります。時計店の小袋に入ったまま、保証書と一緒にしまわれていることが多いです。まずここを探してください。
② 窓際で2〜3日充電しておく
タフソーラーは、しまい込んでいると止まります。動いていれば電波受信・Bluetooth接続・ライトまで確認できるため、全機能が生きている個体として評価できます。止まったままでも査定はしますが、確認できる項目が減ります。
③ 箱・保証書・取扱説明書を揃える
MR-Gは付属品が金額に出るシリーズです。専用の外箱、保証書、取扱説明書の3点は、見つかったら必ず一緒にお送りください。研磨や修理の記録が残っている場合も、それが分かるものを添えていただけると評価しやすくなります。
送る前の確認は買取前のチェックに、フリマアプリと買取店で迷っている方はフリマと買取の比較をご覧ください。MR-GというシリーズそのものについてはMR-Gの解説にまとめています。
お手元の型番の実績を直接見たい方は、こちらから検索できます。
今から選ぶならどれ?
毎日つけるならラバーの103g、フォーマルまで通すならメタルの114g。この二択です。
機能は5型番とも同じなので、選ぶ基準はバンドと色の2つだけになります。
| こういう人 | 向いている型番 | 理由 |
|---|---|---|
| いちばん軽く、毎日つけたい | MRG-B5000R-1JR(103g/396,000円) | 5型番で唯一のラバーバンド。5型番でいちばん安く、装着サイズの幅も広い |
| メタルで、金属の質感を出したい | MRG-B5000D-1JR(114g/429,000円) | チタンカーバイト処理でシルバー寄り。メタル3本ではいちばん手が届く |
| 黒で統一したい | MRG-B5000B-1JR(114g/495,000円) | DLC処理のオールブラック。角型MR-Gの基準になっているモデル |
| 人と違う色がいい | MRG-B5000BA-1JR(114g/484,000円) | ベゼルパーツとバンドのピンにブルーIPコーティング |
出典:定価はカシオ公式 商品ページ(保存版)の表記。保存日は上の一覧表をご覧ください。
中古で探す場合は、ベゼルの鏡面と、バンドのコマが揃っているかを出品説明で確認してください。この2つは、あとから買い足すのが難しい部分です。
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MRG-B5000についてよくある質問
MRG-B5000の買取価格はいくらくらいですか?
MRG-B5000の定価はいくらですか?
MRG-B5000は何型番ありますか?
MRG-B5000とGMW-B5000はどう違いますか?
MRG-B5000で、いちばん軽いのはどれですか?
バンドのコマが足りないのですが、買取できますか?
止まっているMRG-B5000でも買い取ってもらえますか?
箱や保証書がないと、大きく下がりますか?
まとめ:MRG-B5000は「バンド」で選び、「鏡面」で価値が決まる
カシオ公式で確認できた5型番と、当店の実績2本から見えたのは次の3つです。
- 機能は5型番すべて同じ。タフソーラー、電波受信、Bluetooth、20気圧防水、サファイアガラス
- 違うのはバンドと色だけ。メタル3本は全部114g、ラバーのRだけ103g。価格は396,000円〜935,000円
- 買取は190,000円と247,000円。状態ランクSとBの差が、そのまま金額の差として出ている
選ぶときに迷うのは、結局メタルかラバーかの一点です。11gの差は数字だと小さく見えますが、40万円台の時計を毎日つけるかどうかは、この11gと「傷が気になるかどうか」で決まります。
そして売るときに効くのは、ベゼルの鏡面とバンドのコマです。25個のパーツに分けて研磨した面が、このモデルの価値そのものだからです。お手元にMRG-B5000がある方は、まず外したコマを探すところから始めてみてください。型番をお伝えいただければ、近い実績からお答えします。