G-SHOCKのムーンフェイズはどれ?公式の呼び名はムーンデータで、タイドグラフとセット
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この記事の結論(先に知りたい方へ)
- カシオ公式が使っている言葉は「ムーンデータ」です。今回確認したニュースリリースの中に、「ムーンフェイズ」という表記はありませんでした
- ムーンデータの中身は、公式の仕様表で「月齢・月の形表示」。針で月を見せる機構ではなく、液晶に出る表示です
- 載っているのはサーフィン向けの「G-LIDE(ジーライド)」。カシオはシリーズの説明そのものに、タイドグラフとムーンデータを挙げています
- 公式で型番と定価を確認できたのは4モデル。GBX-H5600が44,000円/GWX-8904Kが34,100円/GBX-100KIが29,700円/GLX-5600KBが22,000円(すべて税込)です
- 選ぶ分かれ目は潮汐ポイントの持ち方。GWX-8904Kは世界100ポイントをプリセット、GBX-100KIは50ポイント+アプリで約3,300カ所です
- 当店の買取実績はこの系統で7本、2,500円〜12,000円。日焼けによる色ヤケが、そのまま評価に響きます
「G-SHOCK ムーンフェイズ」で検索された方が探しているのは、たぶん月の満ち欠けが分かるG-SHOCKだと思います。腕時計の世界でムーンフェイズといえば、文字板の小窓から月の絵がのぞく、あの機構のことです。
ところが、その言葉のままG-SHOCKを探しても、なかなか目的の型番にたどり着けません。理由はかんたんで、カシオがその機能を「ムーンフェイズ」と呼んでいないからです。
この記事では、カシオ計算機のニュースリリースに実際に書かれていることだけを土台にして、月の形が分かるG-SHOCKはどれなのか、どこで選び分ければいいのかを整理します。あわせて、G-SHOCK買取専門店として実際に査定してきた7本の金額も、そのまま公開します。
G-SHOCKに「ムーンフェイズ」という機能はある?
公式の呼び名は「ムーンデータ」です。月齢と月の形を液晶に出す機能で、針や円盤で月を見せる機構ではありません。
まず言葉の整理からです。一般的な腕時計でいうムーンフェイズは、文字板に開けた窓から月の絵が少しずつ姿を変えていく、機械式の表示機構を指します。ドレスウオッチでよく見る、あの装飾的な機能です。
いっぽうG-SHOCKに載っているのは、液晶に月齢の数字と月の形を出す表示です。カシオはこれを「ムーンデータ」と書きます。実際、2022年5月17日のニュースリリースに載っている仕様表には、こう書かれています。
カシオ公式の仕様表より(GWX-8904K)
ムーンデータ:月齢・月の形表示
タイドグラフ:潮回り:3段階表示、世界の100ポイントの潮汐データをプリセット、満潮時刻セット付き
出典:カシオ計算機 ニュースリリース「イルカ・クジラが描く虹をモチーフにした“G-SHOCK”&“BABY-G”」(2022年5月17日)
つまり機能そのものは存在するのに、名前が違うというだけの話です。探すときは「ムーンフェイズ」ではなく「ムーンデータ」または「タイドグラフ」で探すと、一気に見つかります。
この記事で断定していない部分
今回確認したのは、カシオ計算機のニュースリリースです。その範囲では「ムーンフェイズ」という表記は見つかりませんでした。ただし「カシオが一度も使ったことがない」と断言はしません。古いモデルの資料は公式サイトに残っていないものがあり、製品ページ(www.casio.com)はアクセスが制限されていて開けないためです。確認できた範囲だけを書く、という方針にしています。
ムーンデータでは、何が分かる?
月齢と月の形です。大潮・小潮の時期が読めるため、潮の満ち引きを示すタイドグラフと必ずセットで載ります。
月の満ち欠けは、そのまま潮の大きさにつながります。だからカシオは、この表示をサーフィン向けのモデルに載せています。2024年8月28日のニュースリリースでは、こう説明されています。
カシオ公式の説明(GLX-5600KB)
「機能面では、潮の状態を確認できるタイドグラフと、大潮などの時期が分かるムーンデータを搭載」
出典:カシオ計算機 ニュースリリース「プロサーファー五十嵐カノア選手シグネチャー入り“G-SHOCK”第3弾」(2024年8月28日)
もっとくわしい記載があるのが、GBX-100KIの仕様表です。タイドグラフ・ムーンデータ・日の出/日の入時間が、ひとつの項目にまとめて書かれています。
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| 公式の項目 | 公式に書かれている中身 |
|---|---|
| ムーンデータ | 月齢・月の形表示 |
| タイドグラフ | 満潮/干潮時間、満潮/干潮の潮位、潮回り:3段階表示 |
| 日の出/日の入時間 | 表示に対応 |
| 地点の設定 | プリセットされた世界50ポイント+ユーザー設定による任意のポイントから選択可能 |
出典:カシオ計算機 ニュースリリース「五十嵐カノア選手のシグネチャー入り“G-SHOCK”第2弾」(2021年10月1日)の主な仕様より
ここで大事なのは、月の情報だけを単独で見る機能ではないということです。潮の時間・潮位・潮回りと一緒に出てきます。海に行く人のための表示であって、ドレスウオッチのような飾りの機能ではありません。

ムーンデータが付いているのは、どのシリーズ?
サーフィン向けの「G-LIDE(ジーライド)」です。カシオはシリーズの説明そのものに、ムーンデータを挙げています。
2026年4月23日のニュースリリースに、G-LIDEというシリーズそのものの説明があります。
カシオ公式のシリーズ説明
「“G-LIDE”は、潮の様子を表すタイドグラフや月齢や月の満ち欠けを表示するムーンデータなど、サーフィンなどの海辺や水辺のアクティビティに役立つ機能を搭載したエクストリームスポーツ向けのモデルとして、人気を博しています。」
出典:カシオ計算機 ニュースリリース「心拍計測機能とタイドグラフ機能を搭載した“G-SHOCK”」(2026年4月23日)
つまりムーンデータはG-LIDEの標準装備という位置づけです。型番でいうと、頭が GBX/GLX/GWX で始まるモデルがここに当たります。シリーズ全体の成り立ちや読み方は、ジーライド(G-LIDE)とは?でまとめています。
なお、毎年夏に出るイルカ・クジラモデル(通称イルクジ)も、多くがこのG-LIDE系です。チャリティーの企画と海の機能が、そのまま重なっています。イルクジの歴代モデルもあわせてどうぞ。
公式で型番と定価を確認できたのはどれ?
4モデルです。22,000円のGLX-5600KBから、44,000円のGBX-H5600まで。同じムーンデータでも中身が違います。
カシオのニュースリリースを開いて、型番・定価・発売日をそのまま書き写したものが次の表です。数字はすべて公式の表からの引き写しで、こちらで丸めたり平均を出したりはしていません。
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| 型番 | メーカー希望小売価格(税込) | 発売日 | 特徴 |
|---|---|---|---|
| GBX-H5600-1/-2 | 44,000円 | 2026年5月15日 | G-LIDE初の心拍計測。Bluetooth対応 |
| GWX-8904K | 34,100円 | 2022年6月17日 | 電波ソーラー。イルカ・クジラモデル |
| GBX-100KI | 29,700円 | 2021年11月5日 | 五十嵐カノア選手モデル。Bluetooth対応 |
| GLX-5600KB | 22,000円 | 2024年9月6日 | 五十嵐カノア選手モデル第3弾。スクエア型 |
出典:カシオ計算機 ニュースリリース(2021年10月1日/2022年5月17日/2024年8月28日/2026年4月23日)

いま新品で選ぶなら、いちばん機能が多いのはGBX-H5600です。カシオの言葉を借りると「“G-LIDE”シリーズとして初めて心拍計測機能を搭載した耐衝撃ウオッチ」で、ベゼルに半透明樹脂を使ったシースルー仕上げになっています。
※価格・在庫は各ショップでご確認ください。リンクには広告が含まれます。
この表に載っていない型番について
GWX-5600、GWX-5700CS、GBX-100(無印)、GBX-100TTといった型番も、G-LIDEとして流通しています。当店でも実際にお買取りしています。ただしこれらの定価と発売日は、今回カシオ公式で確認できませんでした。ニュースリリースの一覧に該当する記事が見つからなかったためです。確認できていない数字は書かない方針なので、この表には入れていません。
潮汐ポイントの設定は、モデルでどう違う?
GWX-8904Kは世界100ポイントをプリセット、GBX-100KIは50ポイント+アプリで約3,300カ所。ここが実用上いちばんの差です。
ムーンデータの表示内容は、どのモデルも「月齢・月の形表示」で同じです。差が出るのは、潮汐の地点をどう持っているかでした。公式の仕様表を並べると、こうなります。

GWX-8904Kは世界の100ポイントをあらかじめ持っていて、満潮時刻セット付き。時計だけで完結する作りです。GBX-100KIはプリセット50ポイント+任意設定で、スマホとつなぐと世界約3,300カ所のタイドポイントが選べるようになります。
行く海が決まっている人なら、プリセットだけで足ります。旅先でも入る人、プリセットに近所のポイントが無い人ほど、アプリ対応のありがたみが大きくなります。
電池とサイズで選ぶなら、どちら?
電池交換がいらないのはタフソーラーのGWX-8904K。軽くて薄いのは約66gのGBX-100KIです。
海で使う時計なので、電池まわりは地味に効いてきます。公式の数字はこうです。
- GWX-8904K:タフソーラー。フル充電から発電無しで機能使用の場合約10ヵ月、パワーセービング状態なら約33ヵ月。大きさ55.1×52.5×16.3mm、質量約80g
- GBX-100KI:CR2032で約2年。大きさ50.9×46.0×14.7mm、質量約66g
どちらも耐衝撃構造と20気圧防水はそのまま持っています。そのうえで、電池交換に出す手間をなくしたいならソーラー、手首への負担を減らしたいなら軽いほう、という選び方になります。14gの差は、濡れたウエットスーツの上では意外とはっきり分かります。
いちばん安く手に入るのは、スクエア型のGLX-5600KB(22,000円)です。こちらは公式リリースに仕様表が付いておらず、サイズや電池寿命までは確認できませんでした。
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フロッグマンやガルフマスターにも付いている?
当店ではどちらも買い取っていますが、ムーンデータ搭載かどうかは今回カシオ公式で確認できませんでした。推測では書きません。
海系のG-SHOCKというと、FROGMAN(フロッグマン)やGULFMASTER(ガルフマスター)を思い浮かべる方も多いと思います。実際これらの旧型にも、潮や月の表示を持つモデルがあると言われています。
ただし今回、その裏取りはできませんでした。理由は3つです。
- 古い型番は、カシオのニュースリリースが公式サイトに残っていない
- 製品ページ(www.casio.com)はアクセスが制限されていて開けない
- その保存版を見に行く手段も、今回は混雑していて取得できなかった
公式で確認できないことは書かないという方針なので、この記事では「確認できたのはG-LIDE」というところで止めます。水深が測れるガルフマスターについては、GWN-Q1000の記事で別途まとめています。
ムーンデータ付きのG-SHOCKは、買取でいくらになる?
当店の実績7本では2,500円〜12,000円でした。いちばん高いのはコラボモデルのGBX-100KI-1JRで12,000円です。
ここからは、当店が実際にお買取りした金額です。G-LIDE系(型番がGBX/GWXで始まるもの)の実績7本を、そのまま並べます。

← 表は横にスクロールできます
| 型番 | 状態ランク | 買取金額 | 査定日 |
|---|---|---|---|
| GBX-100KI-1JR(五十嵐カノア) | S | 12,000円 | ― |
| GWX-5700K-2JR | S | 8,000円 | 2022年5月6日 |
| GBX-100(for Ron Herman) | S | 7,000円 | 2022年3月28日 |
| GBX-100-7JF | B | 5,000円 | 2026年6月12日 |
| GWX-5600-1JF | B | 4,700円 | 2026年5月18日 |
| GBX-100TT-8JF | ― | 4,500円 | 2026年3月8日 |
| GWX-5700CS-1JF | B | 2,500円 | 2026年7月21日 |
見てのとおり、ランクSのコラボモデルと、ランクBの定番モデルで倍以上の差が付いています。GBX-100KI-1JRの査定日はデータに記録が残っていなかったため、表では「―」としています。
査定で、金額が動くのはどこ?
日焼けによる色ヤケです。海で使う時計なので、ここが他のG-SHOCKよりはっきり効いてきます。
G-LIDEをお預かりしたときのコメントを、そのままお見せします。「G-LIDEのGWX-5700CS-1JF。充電・受信と各表示の切り替えを確認し、ランクBで2,500円のお買取り。サーフ系のモデルは日焼けによる色ヤケが評価に響きます」——これが現場の見方です。
白や明るい色のモデルほど、紫外線と塩分で樹脂が黄ばみます。同じ年式でも、海で使った個体と机の引き出しにあった個体では、見た瞬間に違いが分かります。洗って乾かす習慣があったかどうかが、そのまま金額に出ます。
もうひとつ見るのがタイドグラフとムーンデータの表示が出るかです。液晶の一部が欠けていたり、地点設定が進まなかったりする個体は、そのぶん評価を下げざるを得ません。お送りいただく前に、モードを一通り切り替えてみてください。
電池切れで止まっていても査定はできます。ソーラーのモデルは、こちらで光に当てて復帰するかどうかまで確認します。動かないからと処分してしまう前に、一度ご相談ください。
使っていないG-SHOCK、いくらになるか調べてみませんか?
電池切れ・ベルト劣化・ジャンクもそのまま査定します。
送料・査定料・キャンセル料はすべて無料です。
G-SHOCKのムーンデータについて、よくある質問
G-SHOCKにムーンフェイズのモデルはありますか?
ムーンデータでは何が表示されますか?
ムーンデータが付いているのはどのシリーズですか?
いま買えるムーンデータ付きのG-SHOCKはどれですか?
潮汐のポイントは自分で設定できますか?
ムーンデータ付きのG-SHOCKは、いくらで売れますか?
日焼けで色が変わっていても買取できますか?
まとめ:「ムーンフェイズ」ではなく「ムーンデータ」で探す
最後に、この記事で確認できたことを並べておきます。
- カシオ公式の呼び名は「ムーンデータ」。仕様表の記載は「月齢・月の形表示」で、液晶の表示機能です
- 載っているのはサーフィン向けのG-LIDE。タイドグラフとセットで搭載されます
- 公式で定価まで確認できたのはGBX-H5600(44,000円)/GWX-8904K(34,100円)/GBX-100KI(29,700円)/GLX-5600KB(22,000円)の4モデル
- 選び分けは潮汐ポイントの持ち方。100ポイントのプリセットか、アプリで約3,300カ所か
- 買取では2,500円〜12,000円。コラボかどうかと、色ヤケで金額が動きます
月の形が見たい、という動機でG-SHOCKを選ぶ人は多くありません。けれど海に入る人にとっては、月齢は潮を読むための実用情報です。カシオが飾りではなく道具としてこの表示を載せているのは、そのためだと思います。
使っていないG-SHOCKが引き出しに眠っていたら、ぜひ一度ご相談ください。動かない状態でも査定できます。