G-SHOCKのアナログ針の時刻合わせはどうやる?デジタルとズレたときの基準位置合わせ
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この記事の結論(先に知りたい方へ)
- デジタルの時刻は合っているのに針だけ違う場所を指しているとき、いくら時刻合わせをしても直りません
- 直すのは時刻合わせではなく、「針の基準位置を合わせる」という別の操作です
- 操作は時計の裏ぶたに刻まれた4桁(または3桁)の番号で決まります。型番では決まりません
- この記事はカシオ公式の操作ガイド4778と5081の手順です。裏ぶたの番号が同じなら、そのまま当てはまります
- 4778は「ハンドセットモード」に入ってDボタンで20秒ずつ送る。針は逆には戻りません
- 5081はDボタンを約3秒押して[Sub]を出す。スピード針→時分針の順に12時位置へ合わせます
- どちらも先にデジタル側を正しく合わせてから。順番を逆にすると二度手間になります
アナログの針とデジタルの表示が付いているG-SHOCK、いわゆるアナデジには、他のモデルにはない独特のつまずき方があります。デジタルの数字はきちんと現在時刻を出しているのに、針だけがまったく関係のない場所を指しているという状態です。
この状態で時刻合わせをやり直しても、まず直りません。針は針で、別に合わせ直す操作が用意されているからです。この記事では、カシオ公式の操作ガイドに書かれている手順を、押すボタンと押す順番だけに絞って並べ直しました。あわせて、自分の時計がどの操作ガイドに当てはまるのかを調べる方法も説明します。
G-SHOCKの針だけがズレるのは、故障ですか?
ほとんどの場合、故障ではありません。
アナデジのG-SHOCKは、針が自分で時刻を持っているわけではありません。デジタル側が持っている時刻を、針が指しにいく設計になっています。カシオの操作ガイド5081には、次のようにはっきり書かれています。
操作ガイド5081より
「アナログ部(針)は自動的にデジタル部の時刻を指すように設計されています。デジタル部の時刻と合わないときは針の基準位置がずれていますので調整してください。」
つまり針は、「12時の位置がどこか」という基準だけを覚えていて、そこから何分ぶん動くかはデジタルから受け取っているということです。だから基準の位置がズレると、デジタルは正しいまま針だけが全部ズレます。原因は強い磁気や衝撃、そして電池交換です。
やってはいけないこと:デジタル側を針に合わせる
針が2時間進んでいるからといって、デジタルの時刻を2時間進めて辻褄を合わせるのは逆効果です。デジタルが狂うだけで、針の基準位置はズレたままです。
次にワールドタイムやアラームを使ったときに、まとめて狂います。直す順番は「デジタルを正しく合わせる」→「針の基準位置を合わせる」で固定です。
自分のG-SHOCKの操作ガイドは、どうやって探しますか?
ここが最初の関門です。カシオ公式の説明書検索は、型番では引けません。「GA-110」のような品番を入れても出てこないのは、サイトが壊れているからではなく、検索の入口が別だからです。
カシオが検索に使うのは「取扱説明書番号」という4桁(または3桁)の数字です。カシオのお客様サポートには、こう案内されています。
カシオ公式の案内
「時計の裏面(裏ふた)の中心部もしくは外周部の四角で囲われて表示されている4桁(または3桁)の『取扱説明書番号』を入力し、検索をクリックしてください。」
手順1 時計を外して、裏ぶたを見る
裏ぶたの中心あたりか、外周に四角い枠で囲われた部分を探してください。細かい刻印なので、明るい場所でスマートフォンのカメラを拡大して撮るとはっきり読めます。
手順2 3桁か4桁の数字を読み取る
「4778」「5081」「5611」のような数字です。型番(GA-110のような英字入りの品番)とは別物なので、混同しないでください。同じシリーズでも、Bluetooth付きなど中身が違えば番号は変わります。
手順3 カシオ公式の検索窓に入れる
その数字を入れると、自分の時計の操作ガイドがPDFで出てきます。この記事の手順も、そこから出てくるPDFの内容そのものです。
この記事で扱うのは、アナログ針とデジタル表示の両方を持つ4778と5081です。番号が違っていた場合は同じ手順にはなりませんので、必ず自分の番号のPDFを確認してください。
なお、カシオの操作ガイドは、ボタンを位置ではなくA・B・C・Dという記号で呼びます。この対応を先に頭に入れておくと迷いません。
| 記号 | ボタンの位置 | この記事での役割 |
|---|---|---|
| A | 左上 | 設定に入る/設定を終わる |
| B | 右上 | 数字を戻す(ライト点灯も兼ねる) |
| C | 左下 | モードを切り替える/設定項目を送る |
| D | 右下 | 数字を進める/針を進める |
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時刻合わせで実際に使うのはA・C・Dの3つです。Bは行きすぎたときに戻すためのボタンなので、なくても操作は完了します。
モジュール4778のデジタル側は、どの順番で合わせますか?
操作ガイド4778の手順です。すべて時刻モード(ふだん時刻が出ている画面)から始めます。
手順1 設定に入る(Aを約2秒)
時刻モードでAボタンを約2秒間押します。「秒」が点滅したら設定状態に入っています。
手順2 秒を合わせる(D)
時報に合わせてDボタンを押すと「00秒」からスタートします。秒が00〜29のときは切り捨てられ、30〜59のときは1分繰り上がって「00秒」になります。30秒以内の遅れ・進みは、この操作だけで直ります。
手順3 サマータイムを確認する(C→D)
Cボタンを押してから、DボタンでON/OFFを切り替えます。表示は「OF」がサマータイムOFF(通常時間)、「On」がサマータイムON(夏時間)です。日本で使うならOFです。
手順4 ホームタイム都市を選ぶ(C→D/B)
Cボタンを押してから、DまたはBボタンで都市コードを選びます。Dで進み、Bで戻ります。日本で使うならTYO(東京)です。押し続けると早送りできます。
操作ガイドには「ホームタイム都市を設定してから、時刻セットを行なってください」と注記があります。順番を守ってください。
手順5 時刻とカレンダーを合わせる(Cで選び、D/Bで動かす)
Cボタンを押すごとに点滅する箇所が移動します。合わせたい箇所を点滅させてから、Dで進め、Bで戻します(押し続けると早送り)。この2つを繰り返して、時・分・年・月・日を合わせます。点滅箇所が「12/24時間制切替え」のときは、Dで「12H」と「24H」が切り替わります。「時」を合わせるときは午前/午後(PM)の表示に注意してください。
手順6 終わる(A)
Aボタンを押すと点滅が止まり、セット完了です。なお、設定状態のまま2〜3分間何も操作しないと、自動的に設定状態が解除されます。
年と曜日は、一度合わせれば終わり
操作ガイドによると、年は2000年〜2039年の範囲で設定でき、正しくセットすれば曜日は自動で計算されます。カレンダーはうるう年も大の月・小の月も自動判別するフルオートカレンダーなので、電池交換時以外の修正は不要と明記されています。
モジュール4778の針は、どうやって合わせますか?
デジタル側が正しくなったら、針の番です。操作ガイド4778には「デジタル部の時刻を修正したときは、必ずアナログ部(針)も修正してください」と書かれています。
準備 ハンドセットモードにする(C)
Cボタンを押してモードを送り、「ハンドセットモード」にします。4778はCボタンを押すごとに確認音が鳴ってモードが切り替わる設計なので、音を頼りに進めると分かりやすいです。
手順1 設定状態にする(Aを約2秒)
Aボタンを約2秒間押します。現在時刻が点滅して、設定状態になります。
手順2 針を進める(D)
Dボタンを押すごとに、針が時計回りに1/3分(20秒)ずつ進みます。デジタル部が示している「時・分」ちょうどに針を合わせてください。押し続けると早送りになります。
針は逆方向には進みません。行きすぎたら、一周させて戻ってくることになります。
早送りを手放しでやる方法
操作ガイドには、針の自動早送りが載っています。Dボタンを押し続けて早送り中に、Bボタンを押すと、ボタンから手を離しても針が進み続けます。
自動早送りは、時針が一回りするか、いずれかのボタンを押すと止まります。なお、早送り中にアラームなどが鳴り出すと針が停止します。
手順3 終わる(A)
Aボタンを押すと点滅が止まり、分針はそのときの「秒」に合わせて自動的に修正されます。
操作のタイミングによって、針が少し遅れることがあります。そのときはもう一度設定状態にして、針を1ステップか2ステップ進めてくださいと案内されています。
モジュール5081のデジタル側は、どの順番で合わせますか?
同じアナデジでも、5081は入口からして4778と違います。4778はAを押すと「秒」が点滅しますが、5081はAを押すと「ホームタイム都市」が点滅します。ここを知らないと、最初の一手で戸惑います。
手順1 設定状態にする(Aを約3秒)
時刻モードでAボタンを約3秒間押し続けます。「ホームタイム都市」が点滅したら設定状態です。
手順2 ホームタイム都市を選ぶ(D/B)
Dボタンを押すごとに都市コードが進み、Bボタンを押すごとに戻ります。日本で使うならTYO(東京)です。D・Bとも押し続けると早送りになります。
手順3 サマータイムを選ぶ(C→D)
Cボタンを押してから、DボタンでON/OFFを切り替えます。「OFF」が通常時間、「On」が夏時間です。日本で使うならOFFのままです。
手順4 12/24時間制を切り替える(D)
Dボタンを押すごとに、12時間制表示「12H」と24時間制表示「24H」が切り替わります。
手順5 秒を合わせる(D)
時報に合わせてDボタンを押すと「00秒」からスタートします。秒が30〜59のときは1分繰り上がって「00秒」になります。30秒以内の遅れ・進みの修正は、これだけで済みます。
手順6 時刻とカレンダーを合わせる(Cで選び、D/Bで動かす)
Cボタンを押すごとに点滅箇所が移動します。合わせたい箇所を点滅させてから、Dで1つずつ進め、Bで戻します(押し続けると早送り)。操作ガイドの図では、点滅箇所はホームタイム都市 → サマータイム → 12/24時間制 → ライト点灯時間 → 秒 → 時 → 分 → 年 → 月 → 日の順に移動します。
手順7 終わる(A)
Aボタンを押すと点滅が止まり、セット完了です。設定状態で2〜3分間何も操作しないと、自動的に時刻モードに戻ります。
5081の年は2099年まで
5081の年は2000年〜2099年の範囲で設定できます(4778は2039年まで)。正しくセットすれば曜日は自動で算出され、うるう年も月の大小も自動判別されるため、電池交換時以外の修正は不要です。
モジュール5081の針の基準位置は、どうやって合わせますか?
5081は4778と違い、スピード針(unit/hの目盛りを指す針)も一緒に調整します。操作ガイドには「スピード針の基準位置もここの操作で調整してください」と書かれています。
始める前に:針が止まってから
操作ガイドの注意書きに「針が止まってからボタン操作を始めてください」とあります。針が動いている最中に操作すると、正しく合いません。
手順1 設定状態にする(Dを約3秒)
時刻モードでDボタンを約3秒間押し続けます。設定状態になると左下の液晶で「Sub」が点滅し、スピード針が50unit/h(12時位置)を指します。
入口がAではなくDである点に注意してください。ここが4778といちばん違うところです。
手順2 スピード針を12時位置に合わせる(D)
スピード針が50unit/h(12時位置)を指していなければ、Dボタンを押すごとに時計回りに一目盛ずつ進みますので、12時位置に合わせてください。スピード針は逆向きには回りません。
手順3 時針と分針を12時位置に合わせる(C→D/B)
Cボタンを押すと、左下の液晶で「0 00」が点滅し、時針と分針が12時位置に移動します。12時位置に揃っていないときは、DボタンとBボタンで合わせてください。
ボタン操作で動くのは分針で、時針は分針に連動して動きます。操作ガイドには「時計回りに回して針合わせを終わらせると、より正しく合わせることができます」とあります。戻しすぎたら、時計回りで詰め直すのがコツです。
D(時計回り)もB(反時計回り)も、押し続けると早送りになり、手を離しても動き続けます。自動早送りは時針が一回りするか、いずれかのボタンを押すと止まります。
手順4 終わる(A)
Aボタンを押すと、時分針はデジタル部の時刻を指す位置に移動し、スピード針は0unit/hを指す位置に移動します。これで基準位置の調整は完了です。
4778と5081は、操作のどこが違いますか?

同じ「アナログ+デジタル」でも、押すボタンも入口も違います。表にすると、混同しやすい箇所がはっきりします。
| 比べる点 | モジュール4778 | モジュール5081 |
|---|---|---|
| デジタルの設定に入る | Aを約2秒(「秒」が点滅) | Aを約3秒(「ホームタイム都市」が点滅) |
| 最初に出る項目 | 秒 | ホームタイム都市 |
| 針を合わせる入口 | Cでハンドセットモード→Aを約2秒 | Dを約3秒(「Sub」が点滅) |
| 針の動き方 | Dで1/3分(20秒)ずつ時計回り | スピード針→時分針の順に12時位置へ |
| 合わせる先 | デジタルの「時・分」ちょうど | 12時位置(基準位置) |
| 逆回し | できない | 時分針はBで反時計回り可 |
| スピード針 | — | あり(50unit/hが基準位置) |
| 年の設定範囲 | 2000〜2039年 | 2000〜2099年 |
| 自動で設定解除 | 2〜3分 | 2〜3分 |
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いちばん間違えやすいのは針を合わせる入口です。5081でAを長押ししてもデジタルの設定に入るだけで、針は動きません。5081の針はDボタンと覚えてください。
電池交換のあとに、必ずやることはありますか?
あります。時刻・日付合わせと、針の基準位置合わせの両方です。
電池が抜けている間、時計は時刻を保持できません。新しい電池を入れるとデジタル側は初期状態から動き出しますが、基準位置がズレたままだと、デジタルを正しく合わせても針は違う場所を指し続けます。「電池を替えたのに時計が変」という相談のかなりの部分が、これです。電池交換とセットで基準位置を合わせると覚えておくと、無駄な修理依頼を防げます。
電池交換そのものについては、G-SHOCKの電池交換についてもあわせてご覧ください。
買取のご依頼でアナデジのG-SHOCKをお預かりすると、針とデジタルがズレたまま送られてくる個体が毎月あります。「壊れているので安くていいです」と書き添えられていることもあります。
結論から言うと、針のズレそのものが査定額を下げることはありません。動作確認のときに基準位置を合わせ直しますし、それで直る個体がほとんどだからです。売る前に慌てて直していただく必要はありません。
むしろ気をつけていただきたいのは、直そうとして力ずくでボタンを押し込んでしまうことです。ボタンの戻りが悪くなったりパッキンが噛んだりすると、そちらのほうが評価に響きます。うまくいかないときは、そのままお送りいただくのが結果的にいちばん高くつきます。
時刻合わせでつまずきやすいのは、どこですか?
つまずき1 押す時間が足りない/考えている間に終わる
4778は約2秒、5081は約3秒です。1回カチッと押しただけでは設定に入りません。逆に、設定状態で2〜3分何も操作しないと自動的に解除されます。説明書を読みながらだと、これに引っかかります。先に手順を読んでから始めてください。
つまずき2 都市コードを飛ばしている
ホームタイム都市がTYO以外になっていると、時刻を正しく合わせても1時間や数時間ずれます。国内で使うならTYO、サマータイムはOFFです。
つまずき3 針を戻そうとしている
4778の針は逆方向には進みません。5081のスピード針も逆向きには回りません。行きすぎたら、素直に一周させてください。無理に戻そうとしてボタンを強く押すのがいちばん良くありません。
G-SHOCKのアナログ針の時刻合わせについて、よくある質問
デジタルは合っているのに針だけズレています。故障ですか?
自分のG-SHOCKがどのモジュールか分かりません。
4778で針を戻したいのですが、逆に動きません。
5081で針を合わせようとAボタンを長押ししましたが、針が動きません。
秒だけを合わせたいときはどうすればいいですか?
日付や曜日も毎回合わせる必要がありますか?
サマータイムのON/OFFは、日本ではどうすればいいですか?
針がズレたままでも買取してもらえますか?
まとめ
アナデジのG-SHOCKで針だけがズレるのは、針が「12時の位置がどこか」という基準を見失っているだけで、故障ではないことがほとんどです。時刻合わせをいくら繰り返しても直らないのは、直す場所が別だからです。やることは3つに整理できます。
| 順番 | やること | どこを見るか |
|---|---|---|
| 1 | 裏ぶたの3〜4桁の番号を読む | 裏面の中心部か、外周の四角い枠の中 |
| 2 | デジタル側の時刻を正しく合わせる | 4778はAを約2秒/5081はAを約3秒 |
| 3 | 針の基準位置を合わせる | 4778はハンドセットモード/5081はDを約3秒 |
← 表は横にスクロールできます
裏ぶたの番号が4778でも5081でもなかった場合は、この記事の手順はそのまま当てはまりません。カシオ公式の取扱説明書検索にその番号を入れて、自分の時計のPDFを開いてください。カシオが書いた手順がいちばん確実です。
そして、直してみたけれど結局使わない、という結論になったときは、そのままの状態で構いません。針がズレていても、電池が切れていても査定はできます。
使っていないG-SHOCK、いくらになるか調べてみませんか?
電池切れ・針のズレ・ベルト劣化もそのまま査定します。
送料・査定料・キャンセル料はすべて無料です。