G-SHOCKのクラシックはどれ?カシオが挙げる5シリーズと買取相場

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CONCLUSION

この記事の結論(先に知りたい方へ)

  • G-SHOCKの「クラシック」は好みの話ではありません。カシオが公式に5つ決めています
  • その5つが「5000」「5600」「110」「2100」「6900」。カシオはこれをアイコニックスタイルと呼んでいます
  • 1983年の初号機DW-5000Cは、DW-5000Rとして復刻済み。33,000円(税込)で定番モデル化されました
  • DW-6900は3連グラフィックの丸型。カシオによれば100を超えるコラボのベースに使われてきました
  • 当店の買取実績114本では、5000系だけ中央値22,000円と突出。残りの4系統は3,500〜5,000円台です
  • 差がつく理由は金属かどうか。樹脂のクラシックは、限定とコラボ以外あまり値が付きません

「G-SHOCKのクラシックが欲しい」とご相談いただくことがあります。ただ、この「クラシック」という言葉が、人によって指すものがばらばらです。四角いやつ。初代。昔からあるモデル——。

調べていて分かったのですが、カシオ自身が、どれがクラシックかを公式に決めていました。ニュースリリースの注釈に、さらっと書いてあります。

この記事では、その公式の5つを起点に、それぞれが何者で、中古でいくらになるのかを整理します。買取店なので、値段の話は実際の買取実績114本の数字でお見せします。

G-SHOCKの「クラシック」とは、どのモデルを指す?

カシオが「アイコニックスタイル」と呼ぶ5シリーズです。5000、5600、110、2100、6900。

カシオが挙げるアイコニックスタイル5シリーズの一覧
出典:カシオ計算機 ニュースリリース(2025年1月29日)の注釈

出どころは、DW-6900の30周年モデルを発表したときのニュースリリースです。本文の注釈に、こう書かれています。

カシオの公式な定義(リリースの注釈より)

「初号機「DW-5000C」のフォルムを引き継いだ「5000」「5600」、立体的な文字板の「110」、八角形ベゼルの「2100」を含めた全5シリーズ」

(この注釈は「“G-SHOCK”を代表するシリーズ『アイコニックスタイル』のひとつである「DW-6900」は……」という本文に付いたものです。つまり6900を含めて5つ、という意味になります)

ここが大事なところです。「クラシックはどれ?」の答えは、人の好みではなくメーカーが決めているのです。そして5つしかありません。MUDMANもFROGMANもGRAVITYMASTERも、この枠には入っていません。あれらはMaster of Gという別の系統です。

順番に見ていきます。

5000と5600は、何が違う?

どちらも初号機のフォルムを引き継いだ四角形です。5000が原典に近く、5600が普及版です。

カシオの説明では、5000と5600はどちらも「初号機『DW-5000C』のフォルムを引き継いだ」系統とされています。つまり、この2つは兄弟です。

見た目はよく似ていますが、買取の現場で見ていると役割がはっきり分かれています。

  • 5000系は「原典に近いほう」。GW-5000Uのような国産・ねじ留め裏ぶたのモデルや、フルメタルのGMW-B5000、最上位のMR-Gがここに入ります
  • 5600系は「普及したほう」。DW-5600やGW-M5610など、1万円台から買える定番が集まっています。コラボの数もこちらが圧倒的です

この違いが、そのまま中古価格の差になります(後述します)。スクエア型そのものについてはDW-5600の解説とGW-M5610の買取相場にまとめています。

初号機を復刻した「DW-5000R」とは?

1983年の初号機DW-5000Cの復刻版です。33,000円(税込)で、限定ではなく定番モデルです。

G-SHOCK DW-5000R 初号機DW-5000Cの復刻モデル
DW-5000R/出典:カシオ計算機 ニュースリリース(2024年11月28日)

クラシックを語るうえで外せないのが、DW-5000Rです。カシオは「1983年に発売した初号機『DW-5000C』の復刻モデル」と説明しています。発売は2024年12月13日、価格は33,000円(税込)。

いちばん大きいのは、これが限定品ではないことです。カシオはリリースで「定番モデル化を決定」と明言しています。過去にもDW-5040のような周年限定の復刻はありましたが、それらと比べて「より高度な再現性を実現した」とされています。

どこまで初号機に寄せたのか。公式が挙げているのはこのあたりです。

  • バンドは長さだけでなく、バンド穴部分の凹凸形状、ディンプルの位置までDW-5000Cを踏襲
  • ベゼル上面の文字がある部分をフラットにした仕様、フェイスの赤・青・黄のカラーリングも同じ
  • センターケースはステンレス製、裏ぶたは「Shock Resistant」を刻印したスクリューバック
  • 生産は当時と同じく、G-SHOCKのマザー工場である山形カシオ

いっぽうで、現代的に手が入っている部分もあります。高輝度なLEDバックライトと、ベゼル・バンドのバイオマスプラスチックです。「見た目は1983年、中身は今」という作りになっています。

クラシックを1本だけ選ぶなら、ここが基準になる1本だと思います。

※価格・在庫は各ショップでご確認ください。リンクには広告が含まれます。

DW-6900は、なぜコラボのベースに選ばれ続ける?

カシオによれば、これまで100を超えるコラボのベースに使われてきたシリーズです。

G-SHOCK DW-6900TR-1JR DW-6900誕生30周年記念モデル
DW-6900TR-1JR/出典:カシオ計算機 製品ページ(2026年10月3日確認)

5つのなかで唯一の丸型がDW-6900です。カシオの説明では「3連グラフィックとフロントボタンを持つラウンドフォルム」。あの三つ目と、真ん中下のGボタンのことです。

そして、ここがこのシリーズの本質なのですが、カシオはこう書いています。「ブランドやアーティスト、環境団体など、これまでに100を超えるコラボレーションのベースモデルに採用されてきました」。

2025年に誕生30周年を迎え、記念モデルDW-6900TR(3モデル)が2月21日に発売されました。価格は16,500円(税込)。シリーズ初のカラーバリエーション「DW-6900H」の色合いを再現したもので、ブラック・レッド・イエローの3色展開です。

  • バックライトを点けると液晶に「SINCE 1995」の文字が浮かび上がる
  • 裏ぶたにスターマークを30個レイアウト
  • フロントボタンはメタル素材にミラー仕上げ

30周年ということは、DW-6900は1995年生まれ。初号機から12年後の弟分です。コラボの歴史についてはコラボG-SHOCKのまとめとDW-6900の型番ページもどうぞ。

110と2100は、クラシックの中でどういう位置づけ?

110は立体的な文字板、2100は八角形ベゼル。どちらもアナログ入りの顔です。

残る2つは、デジタル一色だった初期とは毛色が違います。カシオの定義そのままに書くと、こうなります。

← 表は横にスクロールできます

シリーズカシオの説明代表的な型番
5000初号機「DW-5000C」のフォルムを引き継いだDW-5000R/GW-5000U/GMW-B5000
5600同じく初号機のフォルムを引き継いだDW-5600/GW-M5610
110GA-110/GM-110
2100GA-2100/GM-2100
69003連グラフィックとフロントボタンのラウンドフォルムDW-6900/DW-6900TR

出典:カシオ計算機 ニュースリリース(2025年1月29日)の注釈。代表的な型番の欄は、当店に買取実績のある型番から当店が選んだものです。

110系は、厚みのある立体的な文字板が特徴です。GA-110は街で見かける率がかなり高い顔で、当店にも17本の買取実績があります。詳しくはGA-110の買取相場に書きました。

2100系は八角形ベゼル。いわゆる「カシオーク」です。2019年に出た比較的新しい顔ですが、すでにカシオ自身がクラシックの一角に数えています。薄くて軽いので、クラシックの中ではいちばん日常で使いやすいシリーズだと思います。

クラシックは買取でいくらになる?

5000系だけ中央値22,000円と別格です。残り4系統は3,500〜5,000円台でした。

クラシック5シリーズの買取実績の比較
出典:ショックマニア 買取実績(当店の一次データ・114本)

ここからは当店のデータです。カシオが挙げる5シリーズに当てはまる買取実績114本を、系統ごとに集計しました。

← 表は横にスクロールできます

系統実績の本数中央値いちばん安いいちばん高い
5000系23本22,000円8,000円247,000円
110系17本5,000円300円20,000円
2100系25本4,000円1,000円24,000円
6900系18本3,750円600円65,000円
5600系31本3,500円700円22,000円

出典:ショックマニア 買取実績(当店の一次データ)。5シリーズの区切りはカシオ計算機のニュースリリース(2025年1月29日)の定義によります。

査定士より

この表でいちばん目を引くのは、5000系の中央値22,000円だと思います。他の4つが3,500〜5,000円台なので、文字どおり桁が違います。

ただ、これは「5000系が偉い」という話ではありません。5000系にはフルメタルのGMW-B5000と、最上位のMR-Gが含まれているからです。実際、いちばん高かったのはMRG-B5000R-1JRの247,000円、次がMRG-B5000BA-1JRの190,000円、その次がGMW-B5000TVB-1JRの125,000円。上位3本が全部メタルです。

つまり差を作っているのは「クラシックかどうか」ではなく「金属かどうか」。同じ5000系でも、樹脂のGW-5000U-1JFは8,000円でした。

では樹脂のクラシックは安いだけかというと、そうでもありません。限定とコラボは別格に跳ねます。6900系の最高額はDW-6900FSLRG-8CRの65,000円、2100系はGA-2100MNG-2AJR「MANGA」の24,000円、5600系はマスターマインドとのコラボで22,000円。このコラボは状態ランクE、つまりジャンク相当でもこの値段でした。

いっぽうで標準モデルは、GA-110Bが300円、DW-6900Xが600円、DW-5600M-2JFが700円。同じシリーズの中で200倍以上の開きがあります。

査定にお出しいただくときは、裏ぶたかバンドの内側で枝番(型番のうしろの記号)まで読み取ってください。「DW-6900」で止めずに、その先が勝負です。限定の見分け方はこちらのページにまとめています。

中古で買うなら、どれを狙う?

安く入りたいなら5600系か6900系。資産性を気にするならメタルの5000系です。

上の数字は、買う側から見ると「中古の相場感」でもあります。整理するとこうなります。

とにかく安くクラシックに入りたい

5600系か6900系の標準モデルです。中古なら数千円台から探せます。樹脂なのでバンドは消耗しますが、交換すれば長く使えます。最初の1本として失敗しにくいところです。

初号機の形を正しく味わいたい

DW-5000Rです。33,000円(税込)という価格はクラシックの中では高いほうですが、限定ではなく定番モデルなので、焦って買う必要はありません。ステンレスのセンターケースとねじ留め裏ぶたは、樹脂の5600とは手に持った感じがはっきり違います。

値下がりを気にしたくない

メタルの5000系です。当店の実績でも、この系統だけ中古価格が崩れていません。ただし新品価格も相応に高いので、「安く買って資産になる」という都合のいい話ではありません。

メタルのクラシックについてはフルメタルのページとGMW-B5000の型番ページに相場をまとめています。

※価格・在庫は各ショップでご確認ください。リンクには広告が含まれます。

そして、新しい1本を迎えると、たいてい引き出しに前の1本が残ります。樹脂のG-SHOCKは、使わなくても劣化します。箱にしまっていてもバンドのベタつきは止められないので、「もう使わないな」と思った時点がいちばん高い時期です。

お手持ちの型番がいくらになるか、過去の買取実績から調べられます。枝番まで入れると精度が上がります。

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G-SHOCKのクラシックについて、よくある質問

G-SHOCKのクラシックは何シリーズありますか?
5シリーズです。カシオはニュースリリースの注釈で、初号機「DW-5000C」のフォルムを引き継いだ「5000」「5600」、立体的な文字板の「110」、八角形ベゼルの「2100」、そして「6900」の全5シリーズを「アイコニックスタイル」と説明しています。
初代のG-SHOCKは今でも買えますか?
復刻版なら買えます。1983年の初号機DW-5000Cの復刻モデルとして、DW-5000Rが2024年12月13日に発売されました。価格は33,000円(税込)で、限定ではなく定番モデルとして販売されています。
DW-5000RはDW-5000Cとどこまで同じですか?
カシオによると、バンドの長さだけでなく、バンド穴部分の凹凸形状やディンプルの位置まで踏襲しています。ベゼル上面の文字がある部分をフラットにした仕様、フェイスの赤・青・黄のカラーリングも同じ。センターケースはステンレス製、裏ぶたは「Shock Resistant」刻印のスクリューバックです。一方でLEDバックライトとバイオマスプラスチックは現代仕様に更新されています。
5000系と5600系はどちらが上位ですか?
カシオはどちらも「初号機のフォルムを引き継いだ」系統として並列に扱っており、上下は示していません。ただし当店の買取実績では、5000系の中央値が22,000円、5600系が3,500円でした。5000系にフルメタルやMR-Gが含まれるためで、樹脂同士で比べれば差は小さくなります。
DW-6900はいつからあるモデルですか?
1995年です。2025年に誕生30周年を迎え、記念モデルのDW-6900TR(3モデル、16,500円・税込)が2月21日に発売されました。カシオによれば、これまで100を超えるコラボレーションのベースモデルに採用されてきたシリーズです。
クラシックのG-SHOCKは買取でいくらですか?
当店の実績114本では、5000系が中央値22,000円、110系が5,000円、2100系が4,000円、6900系が3,750円、5600系が3,500円でした。ただし同じシリーズでも標準モデルは300〜700円、限定やコラボは2万円以上と大きく開きます。
MUDMANやFROGMANはクラシックに入りますか?
入りません。カシオが挙げる5シリーズは5000・5600・110・2100・6900です。MUDMANやFROGMAN、GRAVITYMASTERは「Master of G」という別の系統で、過酷な環境ごとに専用設計されたラインになります。
古いG-SHOCKでも買取してもらえますか?
できます。動かなくても、バンドが切れていても査定します。年式が古いこと自体は減額の理由になりません。見ているのは枝番(型番のうしろの記号)と状態です。送料・査定料・キャンセル料はすべて無料です。

まとめ:クラシックは5つ。差を作るのは金属かどうか

「G-SHOCKのクラシックはどれ?」という問いには、カシオがすでに答えを出しています。

  • 公式に決まっているのは5000・5600・110・2100・6900の5シリーズ。カシオはこれをアイコニックスタイルと呼んでいます
  • 5000と5600は初号機DW-5000Cのフォルム、110は立体的な文字板、2100は八角形ベゼル、6900は3連グラフィックの丸型
  • 初号機はDW-5000R(33,000円・税込)として復刻され、しかも限定ではなく定番モデルになりました
  • 買取実績114本では5000系だけ中央値22,000円。ただしこれはフルメタルとMR-Gが押し上げた数字です
  • 樹脂のクラシックは3,500〜5,000円台。跳ねるのは限定とコラボだけで、標準モデルは数百円のこともあります

買取店として、いちばんお伝えしたいのはここです。同じ「DW-6900」でも、600円のものと65,000円のものがあります。枝番ひとつで100倍変わる世界なので、手放す前に裏ぶたの型番を最後まで読んでください。

読み取れなくても大丈夫です。写真を送っていただければこちらで確認します。動かなくても、ベルトが切れていても査定します。

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