G-SHOCKのケース交換はどこまでできる?公式で替えられる部品と、断られる条件
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この記事の結論(先に知りたい方へ)
- G-SHOCKの外装は、カシオの修理としてベゼルやバンドを交換できます。窓口はカシオテクノです
- ただし保証期間内でも有償です。使用中についたキズは、カシオの案内でも保証の対象外とされています
- いちばん先に調べるのは「その機種の修理受付が終わっていないか」。部品の保有期間が終わると、修理そのものを受けられません
- 樹脂にヒビが入っていると、作業せずに返ってくることがあります。割れる恐れがあるためです
- 同じ色・同じ材質に戻るとは限りません。代替部品を使う場合や、同等品と交換になる場合があると明記されています
- 手放すつもりなら、直す前に査定額を見てから決めるほうが損をしません
ベゼルが白くなってきた、バンドが切れた、ぶつけて角が欠けた。G-SHOCKを長く使っていると、中身は元気なのに外側だけが先に傷んできます。そうなると気になるのが「外装だけ替えられないのか」ということです。
この記事では、カシオのお客様サポートとWEB修理受付サービスに実際に書かれている内容だけを使って、どこまで公式に替えられるのか、いくらかかるのか、どんなときに断られるのかを整理します。あわせて、買取店として「直してから売るべきか、そのまま売るべきか」も、当店の買取実績の数字でお答えします。
※ 本文中のカシオ公式の記載は、すべて2026年10月5日に確認したものです。
G-SHOCKの「ケース交換」は、どの部品を替える話?
多くの場合はベゼル(外側の枠)かバンドの交換です。中身の入った本体ケースだけを売ってもらうことはできません。
「ケース交換」という言葉は、人によって指しているものが違います。まずそこを分けておくと、問い合わせがスムーズになります。

| 呼び方 | どこのこと | 交換の話として出てくるか |
|---|---|---|
| ベゼル | 文字板のまわりを囲む外枠。色や文字が入っている部分 | よく出てくる |
| バンド(ベルト) | 腕に巻く部分。切れたり硬くなったりしやすい | よく出てくる |
| ケース本体 | 中身(モジュール)が入っている箱の部分 | 修理の一部として扱われる |
| 裏ぶた | 裏側のふた。ネジで留まっていることが多い | 修理の一部として扱われる |
| ガラス(風防) | 文字板の上の透明な部分 | 修理の一部として扱われる |
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日常で「ケースを替えたい」と言われるとき、実際に替えたいのはベゼルかバンドであることがほとんどです。中身が入った本体ケースだけを部品として買って自分で移し替える、という受け方はカシオにはありません。
ガラスのキズや、裏ぶたのネジのトラブルは、それぞれ別の対処になります。詳しくはG-SHOCKの無機ガラスのキズと裏ぶたのネジがなめたときの記事で触れています。
ケース交換は、どこに頼めばいい?
カシオテクノ株式会社が窓口です。WEB修理受付サービスで事前登録してから、送付または持ち込みで依頼します。
カシオは公式に「当社製品の修理業務は、カシオテクノ株式会社が担当します」と案内しています。街の時計店でも対応してもらえることはありますが、純正部品を使った交換を確実に受けられるのはこの窓口です。
手順① WEB修理受付サービスで製品を検索する
型番(例:GA-2100)かモジュール番号(裏ぶたに書かれている4桁の数字)で検索します。ここで概算修理料金が出るかどうかが、最初の関門です。
手順② 事前登録してから送る、または持ち込む
カシオは「あらかじめ、WEB修理受付サービスから事前登録のうえ窓口にご依頼ください」と案内しています。事前登録をしておくと、修理依頼票が自動で作られ、到着後すぐ作業に入れる分だけ日数も短くなります。
先に登録しておくと安くなります
カシオは、WEB修理受付サービスで依頼した修理について修理料金の5%割引を適用すると案内しています。カシオテクノに直接依頼した場合のみが対象で、送料や代引き手数料は割引の対象外です。
支払いをオンライン決済にすると、代引き手数料(330円・税込み)がかからない、という案内もあります。
いくらかかる?公式はどこまで金額を出している?
外装交換の定額表は公開されていません。公式が金額を出しているのは、製品ごとの概算修理料金と、電池交換などの定額料金です。
ここは期待と現実がずれやすいところです。カシオは「ベゼル交換は一律いくら」という料金表を公開していません。公式の案内は「製品を検索すると、症状や保証状況の選択内容に応じた概算修理料金が表示されます」という形になっています。
つまり、自分の型番で検索して見積もりを取るのが、唯一の正確な調べ方です。ネット上にある「G-SHOCKのベゼル交換は何円」という数字は、機種も時期もばらばらなので、そのまま当てになりません。
一方で、定額が決まっているものもあります。例として、GA-2100(モジュール5611)をWEB修理受付サービスで検索すると、電池交換の定額料金が表示されます。
| 項目 | 公式の記載 |
|---|---|
| 電池交換(GA-2100・モジュール5611) | 3,500円+税(防水性能別の定額料金) |
| 定額料金に含まれるもの | 技術料、防水検査料金、部品代(防水パッキン(Oリング)、電池) |
| 外装部品の交換 | 定額の公開なし。概算修理料金として見積もりで提示 |
| WEB修理受付の割引 | 修理料金の5%割引(送料・代引き手数料は対象外) |
| 代引き手数料 | 330円(税込み)/オンライン決済なら不要 |
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防水パッキンは「実際に診断した結果必要と判断した場合に交換」とされています。また、カシオは「本料金は目安です。従って実際の料金のご請求をお約束するものではございません」とも明記しています。見積もりはあくまで目安として受け取ってください。
電池切れで悩んでいる場合
外装よりも先に電池が気になっている方は、G-SHOCKの電池寿命の記事もあわせてどうぞ。ボタンが効かない・押しにくいという症状は、ボタンが押しにくいときの記事で扱っています。
保証期間内なら、無料で替えてもらえる?
いいえ。使用中についたキズなどの外観上の変化と、バンドなどの消耗品の交換は、保証期間内でも有料だと明記されています。
ここを勘違いしたまま送ってしまう方が少なくありません。カシオは保証について、次の場合は保証期間内でも有料になると案内しています。
保証期間内でも有料になるもの(公式の記載)
・保証書(コピー不可)の提示がない場合
・誤用、乱用および取り扱い不注意での故障や損傷の場合
・不当な修理または改造による故障や損傷
・使用中に生じたキズなどの外観上の変化(ケース、ガラス、バンドのキズなど)
・消耗品(電池やバンドなど)のお取替えの場合
つまり外装の傷みは、ほぼすべて有償の対象です。カシオはバンドについても「バンドの交換/修理は保証期間内であっても有償にて申し受けます」と、はっきり書いています。
保証が効くのは「買ったときから不具合があった」ような場面であって、使ったことで生じた見た目の変化は対象外、という整理になります。
「交換できない」と言われるのは、どんなとき?
部品の保有期間が終わった機種、樹脂にヒビが入っている場合、交換部品の在庫が無い場合の3つです。
ここが、この記事でいちばんお伝えしたいところです。替えられるかどうかは、料金より先に決まっています。

① 補修用性能部品の保有期間が終了している
カシオは「補修用性能部品の保有期間が終了し、修理部品がないために修理をお受けできない機種がございます」と案内しています。古いモデルは、お金を出しても直せません。受付が終了している製品については概算修理料金も案内されないので、検索して出てこなければ、その可能性があります。
② 樹脂の外装にヒビが入っている
これは見落としがちです。カシオは「樹脂(外装)部品は日々のご使用により劣化し、切れたり折れたりする場合があります。ご依頼の樹脂部分にヒビなどの異常がある場合、破損の恐れがありますので作業を行わずにご返却する旨のご案内をさせていただくことがございます」と明記しています。
傷んでいるから直してほしいのに、傷んでいるから作業できない、ということが起こり得ます。電池交換のつもりで送って、そのまま返ってくる場合もあるということです。
③ 交換部品の在庫が無い
内部回路部品についても「交換が必要と判断した場合、改めてお見積りのご連絡をさせていただきます。ただし交換部品の在庫が無い場合など作業を行わずにご返却する旨のご案内をさせていただくことがございます」とされています。
送る前に、ヒビの有無だけは見ておいてください
バンドの付け根、ベゼルの角、ボタンのまわりは、白っぽい筋のようなヒビが入りやすい場所です。ここに割れがあると、作業せず返却になる可能性があります。
往復の送料と時間をかけてから分かるより、手元で確認しておくほうが確実です。判断に迷う状態なら、修理ではなく買取の見積もりを先に取るという選択もあります。
修理に出すと、どれくらいで戻ってくる?
送付の場合、カシオテクノ到着から約1週間〜10日です。見積もりの期間と指定休業日は含まれません。
カシオの案内では、修理品がカシオテクノに到着してから約1週間から10日で修理が完了し発送されます。保守部品の在庫状況によって前後する場合があるとされています。
| 受け方 | 目安の期間 | 注意 |
|---|---|---|
| 修理センターへ送付 | お預かりから完了・発送まで約7〜10日間(営業日) | 見積期間と指定休業日は含まない |
| 持込窓口(クイック電池交換) | 60分ほど | 混雑状況により前後。本数や状態によっては翌日以降 |
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長期の休日をはさむと、さらに数日かかることがあるとも案内されています。外装交換は見積もりが入る分、電池交換より長くなると考えておくほうが安全です。
元と同じ色・同じ材質に戻る?
必ずしも戻りません。色や材質の異なるバンドへの交換を受けられない場合や、代替部品・同等品との交換になる場合があります。
ここは、思い入れのある1本ほど先に知っておいてほしい点です。カシオは次のように案内しています。

公式に書かれていること
・「同一機種であっても色や材質の異なるバンドへの交換をお受けできないことがあります」
・バンド交換/修理のとき一部代替部品を使わせていただくことがある
・修理が困難な場合には、修理せず同等品と交換させていただくことがある
最後の一文は、特に重く見ておいてください。「同等品と交換」は、出した個体が戻ってこない可能性があるということです。限定モデルや、長く使って愛着のある1本では、これは小さくない話になります。
バンドだけ自分で替えたいという方は、純正にこだわらなければ社外品という手もあります。メタルバンドに替えたい場合の考え方はG-SHOCKのメタルバンドの記事にまとめています。
※価格・在庫は各ショップでご確認ください。リンクには広告が含まれます。
なお、社外品に替えたまま売ると、その分は査定に反映されます。外した純正部品は捨てずに取っておいてください。一緒にお持ちいただければ評価が変わることがあります。
外装の状態で、買取額はどれくらい変わる?
同じ型番でも、状態ランクが1つ下がると金額ははっきり変わります。当店のGMW-B5000D-1JFの実績では中央値で8,000円の差がありました。
ここからは、カシオ公式ではなく当店の買取実績の数字です。「直してから売るべきか」を考えるときの材料になります。

フルメタルの定番GMW-B5000D-1JFは、当店で買い取った実績が7本あります。状態ランク別に並べると、次のようになりました。
| 状態ランク | 本数 | 買取金額(実績) | 中央値 |
|---|---|---|---|
| B | 5本 | 16,000円/16,000円/19,000円/20,000円/22,000円 | 19,000円 |
| C | 2本 | 10,000円/12,000円 | 11,000円 |
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BとCの差は中央値で8,000円です。2本しかないCの数字は平均というより実額に近いので、幅のある目安として見てください。それでも外装の状態が金額を動かしていることは、はっきり出ています。
査定でいちばん見ているのは、実は中身ではなく外から見える部分です。動くかどうかは確認すれば分かりますが、ベゼルの角の欠け、バンドの付け根の割れ、金属の打ち傷は、そのまま次に売るときの値段に響きます。
よく聞かれるのが「直してから持っていったほうが高く買ってもらえますか」ということ。正直に申し上げると、ほとんどの場合は直さないほうが手元に残ります。外装交換の費用が、それで上がる査定額を超えてしまうことが多いからです。
一方で、これからも使い続ける1本なら、迷わず直してください。樹脂は放っておくと必ず進みます。ヒビが広がりきってからでは、カシオでも作業を断られることがあります。
判断の順番としては、先に買取の見積もりを取り、そのうえで修理代と見比べるのが確実です。見積もりだけ取って売らない、で構いません。
交換してから売るべき?そのまま売るべき?
手放すなら、そのまま査定に出してください。直す費用が上がる査定額を超えることが多いためです。
整理すると、こういう分かれ方になります。
| これからどうしたいか | おすすめ | 理由 |
|---|---|---|
| これからも使い続ける | 交換する | 樹脂の劣化は進む一方。ヒビが広がると作業自体を断られることがある |
| 手放すつもり | そのまま査定に出す | 交換費用が、上がる査定額を超えることが多い |
| 迷っている | 先に査定額を見る | 修理代と見比べてから決められる。見積もりだけでも可 |
| 受付終了の古い機種 | 交換できない | 部品の保有期間が終了しているため、修理を受けられない |
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受付終了の機種については、少し補足があります。カシオで直せない=価値が無い、ではありません。古いモデルほど中古市場で評価されることもあり、当店でも動かない状態のまま買い取ることがあります。「もう直せないから捨てる」の前に、一度見せていただければと思います。
同じフルメタルの買取事情はGMW-B5000の買取記事で詳しく扱っています。日ごろの手入れで外装の傷みを遅らせる方法は、G-SHOCKの洗い方をご覧ください。
CHECK YOUR G-SHOCK
お手持ちのG-SHOCK、今いくらか調べてみませんか?
実際の買取実績から、型番ごとの相場を確認できます
G-SHOCKのケース交換についてよくある質問
G-SHOCKのケースだけを交換してもらえますか?
保証期間内なら無料で交換してもらえますか?
交換できないと言われるのはどんなときですか?
元と同じ色・同じ材質に戻りますか?
修理に出すと何日くらいかかりますか?
交換と買取、どちらが得ですか?
自分で社外品のベゼルに替えても買取できますか?
修理を頼む前に確認しておくことはありますか?
まとめ:替える前に、受付終了かどうかだけ先に調べる
G-SHOCKの外装は、カシオテクノで交換してもらえます。ただし条件があります。最後にもう一度だけ整理します。
この記事の要点
・窓口はカシオテクノ。WEB修理受付サービスで事前登録すると5%割引になる
・保証期間内でも有償。使用中についたキズは保証の対象外
・外装交換の定額表は公開されていない。自分の型番で概算を取るのが唯一の正確な方法
・部品の保有期間が終了した機種は、修理そのものを受けられない
・樹脂にヒビがあると、作業せず返却されることがある
・同じ色・材質に戻るとは限らず、同等品との交換になる場合もある
・使い続けるなら交換、手放すなら直す前に査定額を見る
順番さえ間違えなければ、損はしません。まず自分の型番で修理受付が生きているかを調べる。そのうえで、使い続けるのか手放すのかを決める。この2つだけで、たいていの判断はつきます。
手放す方向に傾いているなら、直す前にご相談ください。送料・査定料・キャンセル料はすべて無料です。写真を送るだけのLINE査定なら、外装の状態を見てその場でおおよその金額をお伝えできます。