G-SHOCKとアップルウォッチはどちらを選ぶ?公式が書く電池は年と時間で違う
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「そろそろ腕時計を買い替えよう」と思って調べはじめると、かなりの確率でG-SHOCKとアップルウォッチが並んで出てきます。値段の帯が近く、どちらも丈夫そうで、どちらも普段使いできる。それでいて、中身はまったく別のものです。
比べている記事はたくさんあるのですが、読んでいると数字の出どころが書かれていないことが多く、結局どこまで本当なのか分かりません。そこでこの記事では、カシオ公式とApple公式に書いてある数字だけを並べます。書いていないことは書きません。
先に結論を言うと、いちばん大きな違いは機能の数ではありません。公式が「もつ時間」を書くときの単位です。そして買取店の立場からもうひとつ、数年後に手元に残るものの差についても書きます。
この記事の結論(先に知りたい方へ)
- カシオはG-SHOCKの電池を「電池寿命:約3年」と年で書き、AppleはApple Watchを「通常使用時で最大24時間」と時間で書いています
- 毎日の充電がいるかどうかが、いちばん大きな分かれ目です。ここが許せるかどうかで、ほぼ決まります
- G-SHOCKにもスマホの通知を受け取れる型番があります(GBD-300など)。ただし心拍まで測るGBD-H2000は充電式です
- 軽さはApple Watchが有利な場面があります。公式の質量ではSE 3の小さいケースが26.3g、GA-2100が51gです
- 当店の実績では、定価15,950円のGA-2100が中古で2,500〜4,500円で買い取られています。電池交換で動くことが理由です
- 泳ぐ用途なら、公式の書き方の違いを先に読んでください。Appleは使ってよい遊び方まで明記しています
G-SHOCKとアップルウォッチは、どこがいちばん違う?
公式が「もつ時間」を書くときの単位です。カシオは年で書き、Appleは時間で書いています。ここから生活の仕方が変わります。
機能表を横に並べると、できることの数ではApple Watchが圧倒します。ただ、その比べ方をすると大事なところを見落とします。両者は、そもそも「何日単位で面倒を見る道具か」が違うからです。
カシオの商品ページ(保存版)には、GA-2100-1A1の使用電源・電池寿命が「電池寿命:約3年」と書いてあります。Appleの技術仕様には、Apple Watch Series 12のバッテリーが「通常使用時で最大24時間」と書いてあります。どちらもメーカーが自分で書いた数字です。

つまり、G-SHOCKは3年に1回だけ電池のことを考える道具で、Apple Watchは毎日充電することを前提に作られた道具です。どちらが優れているという話ではなく、生活の中での位置が違います。
公式が書いている電池のもちは、それぞれどのくらい?
G-SHOCKは2〜3年、Apple Watchは18〜50時間です。同じ表に並べると、単位がそろわないことがそのまま答えになります。
カシオとAppleの公式表記を、そのまま書き写して並べました。丸めたり言い換えたりはしていません。
← 表は横にスクロールできます
| モデル | 公式の電池・バッテリー表記 | 毎日の充電 |
|---|---|---|
| G-SHOCK GA-2100-1A1 | 電池寿命:約3年 | いらない |
| G-SHOCK GBD-300 | CR2032・約2年 | いらない |
| G-SHOCK GBD-H2000 | 専用充電ケーブルによる充電システム、ソーラーパワー | 充電する(時間の表記なし) |
| Apple Watch Series 12 | 通常使用時で最大24時間/低電力モードで最大38時間 | いる |
| Apple Watch SE 3 | 通常使用時で最大18時間/低電力モードで最大32時間 | いる |
| Apple Watch Ultra 4 | 通常使用時で最大50時間/低電力モードで最大84時間 | 2日に1回ほど |
Apple Watch Series 12には「15分の充電で最大12時間の通常使用」という表記もあります。短時間で戻せる作りになっているので、充電を生活に組み込めている人なら、24時間という数字は実際には困らないはずです。
逆に、ふだん腕時計を外さない人、家を空けることが多い人、枕元に充電器を置きたくない人には、この差はそのまま負担になります。G-SHOCK側の電池の考え方は、G-SHOCKの電池寿命についての記事でも整理しています。
水に入れるなら、どちらが強い?
強さの前に、公式の書き方が違います。カシオは等級だけを書き、Appleは「この遊びに使ってよい」まで書いています。
ここは誤解が起きやすいところなので、公式の文をそのまま比べます。
← 表は横にスクロールできます
| モデル | 公式の防水・耐水表記 | 公式が書いている使い方 |
|---|---|---|
| G-SHOCK GA-2100-1A1 | 20気圧防水 | 仕様表には等級のみ |
| G-SHOCK GBD-300 / GBD-H2000 | 20気圧防水 | ニュースリリースには等級のみ |
| Apple Watch Series 12 | ISO規格22810:2010にもとづく50メートルの耐水性能/IP6X等級の防塵性能 | 水泳、水深6メートルまでのシュノーケリング。スキューバダイビングと高速ウォータースポーツには使用しない |
| Apple Watch Ultra 4 | ISO規格22810:2010にもとづく100メートルの耐水性能 | 水深40メートルまでのレクリエーショナルスキューバダイビングと高速ウォータースポーツに使用できる |
表の読み方で気をつけたいこと
「20気圧防水」と「50メートルの耐水性能」は、数字の大きさをそのまま比べていい表記ではありません。カシオは日本で使われている気圧の等級で書き、AppleはISO規格の名前と、してよい遊びの種類で書いています。ものさしが違います。
20気圧防水が実際にどこまでを指すのかは、20気圧防水とダイバーズウオッチの違いをまとめた記事で扱っています。潜ることを考えているなら、先にそちらを読んでください。
なお、Appleは両モデルとも「耐水性能は永続的に維持されるものではなく、時間の経過とともに低下する可能性があります」と書いています。これは腕時計全体に当てはまる話で、G-SHOCKも同じです。
G-SHOCKにも、スマホとつながるモデルはある?
あります。GBD-300は着信やメールの通知を受け取れて、電池は交換式のまま。ここがApple Watchと一番近い型番です。
「G-SHOCK=スマホとつながらない」と思っている方は多いのですが、カシオのニュースリリースを読むと、そうではない型番がはっきり書かれています。
GBD-300

- メーカー希望小売価格
- 25,300円(税込)
- 発売日
- 2024年7月5日
- 使用電源・電池寿命
- CR2032・約2年
- 大きさ・質量
- 48.9 × 47.4 × 14.9mm/約60g
- 防水性
- 20気圧防水
スマートフォンとはBluetooth low energyでつながり、電話着信・メール受信・SNS新着・カレンダー通知・リマインダー通知を受け取れます。バイブレーション機能と機内モードもあります。歩数と走行距離も記録します。
それでいて、電源はCR2032の電池で約2年。通知は受け取りたいが、毎日の充電はしたくないという人にとって、ここがちょうど中間にあたります。
※価格・在庫は各ショップでご確認ください。リンクには広告が含まれます。
もう一段上に、心拍まで測る型番があります。
GBD-H2000

- メーカー希望小売価格
- 55,000円(税込)/GBD-H2000-1A
- 発売日
- 2023年3月10日
- 使用電源
- 専用充電ケーブルによる充電システム、ソーラーパワー
- 大きさ・質量
- 59.6 × 52.6 × 19.4mm/約63g
- 防水性
- 20気圧防水
手首式心拍測定機能を持ち、計測範囲は30〜220bpm。睡眠計測データにも対応します。通知機能もGBD-300と同じように使えます。
ただし注目したいのは電源です。ここまで載せると、G-SHOCKでも充電式になります。Apple Watchが毎日の充電を前提にしているのは、機能を欲張った結果だということが、カシオ側の型番を見ても分かります。
心拍計つきのG-SHOCKをもっと詳しく比べたい方は、心拍数が測れるG-SHOCKをまとめた記事もあわせてどうぞ。スマホ連携の入口としては、GBD-200の記事も参考になります。
重さはどちらが軽い?
公式の質量では、Apple Watchのほうが軽い型番があります。いちばん軽いのはApple Watch SE 3の26.3g、G-SHOCKのGA-2100は51gです。
「G-SHOCK=ごつくて重い」というのも、半分は思い込みです。ただ、数字を並べるとやはりApple Watchのほうが軽い側に寄っています。
← 表は横にスクロールできます
| モデル | 公式の質量 | 大きさ(縦×横×厚さ) |
|---|---|---|
| Apple Watch SE 3(40mm・GPS) | 26.3 g | 40 × 34 × 10.7 mm |
| Apple Watch SE 3(44mm・GPS) | 32.9 g | 44 × 38 × 10.7 mm |
| Apple Watch Series 12(46mm・アルミ・GPS) | 39.5 g | 46 × 40 × 9.7 mm |
| G-SHOCK GA-2100-1A1 | 51 g | 48.5 × 45.4 × 11.8 mm |
| G-SHOCK GBD-300 | 約60 g | 48.9 × 47.4 × 14.9 mm |
| Apple Watch Ultra 4 | 63.0 g | 49 × 44 × 12 mm |
| G-SHOCK GBD-H2000 | 約63 g | 59.6 × 52.6 × 19.4 mm |
おもしろいのはいちばん下の2行です。Apple Watch Ultra 4が63.0g、G-SHOCK GBD-H2000が約63g。機能を積んでいくと、作っている会社が違っても、腕に載る重さは同じところに着地しています。
厚さで見ると、Apple Watch Series 12の9.7mmに対してGA-2100-1A1は11.8mmです。GA-2100はG-SHOCKのなかでは薄い部類なので、「薄いG-SHOCK」と「厚いApple Watch」はほとんど並ぶことになります。
何年か経ったあと、売るときに差は出る?
G-SHOCKは、発売から年数が経っても中古で値が付きます。当店の実績では定価15,950円のGA-2100が2,500〜4,500円で買い取られています。
ここからは買取店としての話です。数字は、当店が実際に査定した記録をそのまま使います。

G-SHOCKが中古で値崩れしにくい理由は、はっきりしています。電池を替えれば動くからです。5年前の個体でも、10年前の個体でも、やることは同じです。
実際に当店へ持ち込まれるG-SHOCKは、止まった状態のものが珍しくありません。それでも査定額は付きます。止まっている理由が電池だと分かっているからです。止まっていることと、壊れていることは別だと考えています。
査定で金額が大きく動くのは、内部ではなくベルトとベゼルの状態です。樹脂は使い方で差が出ます。同じ型番、同じ年式でも、ここが荒れていると評価は下がります。
なお、当店はG-SHOCKを中心に扱っているため、Apple Watchの買取実績は持っていません。数字を出せないので、ここでは比べません。他社の相場と見比べたい方は、ご自身で確認していただくのが確実です。
実際の査定額は買取実績のページで1件ずつ公開しています。型番と状態ランクごとに出しているので、手元の1本に近いものが見つかるはずです。
充電式のG-SHOCKは、査定でどう見られる?
充電池の持ちを見ます。フル充電しても短時間で止まる個体は評価が下がります。電池交換式の型番には、この心配がありません。
前の見出しで、G-SHOCKは電池を替えれば動くと書きました。ただしすべてのG-SHOCKがそうではありません。ここは買うときに知っておいたほうがいい話です。
電源の種類で、数年後の扱いが変わる
電池交換式(GA-2100、GBD-300など)… 電池が切れても、交換すれば元に戻ります。止まった状態で持ち込まれても、査定額への影響は小さいです。
ソーラー充電式(GW-M5610シリーズなど)… 内側にある二次電池が消耗します。光に当てても満充電にならなくなった個体は、評価が下がります。
充電ケーブル式(GBD-H2000など)… ここはApple Watchと同じ考え方になります。バッテリーは消耗品で、年数とともに持ちは短くなります。
長く持つ前提で買うなら、電池交換式がいちばん気楽です。機能を優先するなら充電式になります。この選択は、そのままApple Watchを選ぶかどうかという問いと同じ形をしています。
結局、どちらを選べばいい?
毎日の充電が生活に入るならApple Watch、入らないならG-SHOCKです。通知だけ欲しいなら、GBD-300が間に立ちます。
1. 健康の記録と通知をまとめて使いたい → Apple Watch
心拍・睡眠・運動の記録をスマホ側のアプリで通して見たいなら、これはApple Watchの領分です。G-SHOCK側でここまでやるとGBD-H2000になりますが、そうなると結局は充電式になります。
2. 通知は欲しいが、毎日の充電はしたくない → G-SHOCK GBD-300
着信・メール・SNSの通知をバイブで受け取れて、電源はCR2032で約2年。カシオが出している型番のなかで、いちばんApple Watchに近い場所にいます。
3. 時計は時計のままでいい → G-SHOCK GA-2100など
公式の電池寿命が約3年。つけたまま忘れていられます。数年後に手放すときも値が付きます。道具として何もしなくていいというのが、この選び方の価値です。
どちらか1本に絞らないといけない決まりもありません。実際、平日はApple Watch、休日と水まわりはG-SHOCKという使い分けをしている方は多く、当店にも「使っていないほうを整理したい」というご依頼がよく届きます。
※価格・在庫は各ショップでご確認ください。リンクには広告が含まれます。
G-SHOCKとアップルウォッチについて、よくある質問
G-SHOCKとアップルウォッチでは、電池はどちらが長くもちますか?
G-SHOCKでもスマホの通知は受け取れますか?
G-SHOCKで心拍数は測れますか?
泳ぐならどちらを選べばいいですか?
軽いのはどちらですか?
使わなくなったG-SHOCKは買取してもらえますか?
充電式のG-SHOCKは、査定で不利になりますか?
まとめ:単位が「年」か「時間」かで、生活が変わる
この記事で並べたのは、カシオとAppleが自分で書いている数字だけです。そこから見えたことを、もう一度だけ整理します。
- カシオはG-SHOCKの電池を年で書き、AppleはApple Watchを時間で書いている
- 毎日の充電がいるかどうかが、機能の数よりも大きな分かれ目になる
- G-SHOCKにも通知を受け取れる型番はある(GBD-300・電池交換式)
- 心拍まで測ると、G-SHOCKでも充電式になる(GBD-H2000)
- 重さは、機能を積んでいくと両者とも約63gに寄る
- 当店の実績では、定価15,950円のGA-2100が2,500〜4,500円で買い取られている
どちらが正解ということはありません。ただ、「充電が生活に入るかどうか」を先に決めてしまえば、迷う時間はかなり短くなるはずです。
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