G-SHOCKの24時間表示はどこで切り替える?裏ぶたの番号で押すボタンが変わります
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この記事の結論(先に知りたい方へ)
- G-SHOCKに「24時間表示に切り替える専用ボタン」はありません。時刻合わせの設定に入ってから切り替えます
- 手順は型番では決まりません。裏ぶたに刻まれた3〜4桁の番号(取扱説明書番号)で変わります
- カシオ公式の説明書検索も、型番ではなくこの裏ぶたの番号で探す仕組みになっています
- 公式の説明書を5種類読み比べたところ、「Cを2回」「Cを4回」「Cを8回」と押す回数がバラバラでした
- DW-5600系でおなじみの3229は例外で、点滅中にDを押すだけで切り替わります。ライトのつもりで押して変わってしまう事故は、ここが原因です
- 24時間制にすると、アラームの時刻表示も自動で24時間制になります(3229の説明書に明記)
- 表示形式は査定額に一切関係しません。売る前に直す必要はありません
「24時間表示にしたい」。あるいはその逆で、「気づいたら24Hになっていて、戻し方が分からない」。G-SHOCKでこの困り方をしている方は、とても多いです。
やっかいなのは、ネットで見つけた手順が自分の時計では通用しないことです。「Cを8回押す」と書いてあったので8回押したのに、まったく違う画面が出てしまう。これは情報が間違っているのではなく、G-SHOCKは中身の機械ごとに操作が違うからです。
この記事は、カシオ計算機が公開している取扱説明書・操作ガイドのPDFを5種類ダウンロードして読み比べ、その記載だけを根拠に書いています。推測で補った操作はひとつも入れていません。まず「自分の時計はどれか」を見分けるところから始めます。
G-SHOCKの24時間表示は、どこで切り替えますか?
結論から言うと、時刻合わせと同じ場所です。G-SHOCKには「表示設定」というメニューがなく、24時間表示は時刻を合わせるための設定画面の中に、項目のひとつとして入っています。
だから流れはどの機種でも共通で、次の3段階になります。
どのG-SHOCKでも共通の3段階
① ボタンを長押しして設定に入る(表示が点滅します)→ ② 別のボタンを何回か押して[12H][24H]の画面を出す → ③ もうひとつのボタンで12Hか24Hを選び、最初のボタンで終了する
ここまでは全機種同じです。違うのは、①②③でそれぞれどのボタンを使うか、そして②で何回押すか。ここが機種ごとにバラバラなので、他人の手順がそのまま使えません。
自分の時計の「裏ぶたの番号」は、どこを見ればいいですか?
時計を裏返してください。裏ぶたの中心部か、外周の四角い枠の中に、3桁か4桁の数字が刻印されています。これが取扱説明書番号(モジュール番号)で、時計の中身を表す番号です。
これは自己流の見分け方ではありません。カシオ公式のウオッチ取扱説明書の検索ページには、こう書かれています。
カシオ公式の案内文(そのまま引用)
「時計の裏面(裏ふた)の中心部もしくは外周部の四角で囲われて表示されている4桁(または3桁)の『取扱説明書番号』を入力し、検索をクリックしてください。」
つまりカシオ自身が、型番ではなくこの番号で探させているということです。GA-2100でもDW-5600でも、操作を調べるときの入り口は裏ぶたの番号になります。裏ぶたには型番も別に刻印されていますが、そちらは買取価格を決めるときに見るもので、操作手順は決まりません。
お手元の型番の買取相場だけ先に知りたい方は、こちらから検索できます。
裏ぶたの番号ごとに、手順はどう違いますか?
実際にカシオ公式の説明書を5種類ダウンロードして、24時間表示の切り替え手順だけを抜き出して並べたのが下の図です。

同じG-SHOCKなのに「Cを2回」と「Cを8回」が混在しているのが分かると思います。設定に入るボタンもA・B・Dとバラバラで、5601にいたっては5つ目のEボタンを使います。
自分の番号がどれか分からないときのために、それぞれの説明書に書かれている中身の特徴も並べておきます。
| 裏ぶたの番号 | 設定に入る | [12H][24H]を出す | 切り替える/終了 | 説明書に書かれている中身 |
|---|---|---|---|---|
| 3229 / 3421 / 3489 | A を押す(表示が点滅) | 呼び出し不要 | D で切り替え/A で終了 | デジタルのみ。電波受信・ソーラーの記載なし |
| 3459 / 3461 | A を約2秒押す | C を 8回 | D で切り替え/A で終了 | デジタル。ソーラー充電+標準電波+スマホ連携 |
| 3495 | A を2秒以上押す | C を 8回 | D で切り替え/A で終了 | デジタル。ソーラー充電+標準電波(スマホ連携なし) |
| 5601 | D を2秒以上押す | E を 4回 | A で切り替え/D を2回で終了 | 針あり(アナログ+デジタル)。スマホ連携あり |
| 5638 | B を2秒以上押す | C を 2回 | D で切り替え/B で終了 | 針あり・モード針つき。スマホ連携あり |
← 表は横にスクロールできます
3459/3461と3495は、押すボタンも回数もまったく同じです。画面の作りが近い機種どうしは操作もそろっているので、自分の番号が表にないときは、機能が近い行を試してみる価値はあります。ただし回数がずれると別の設定項目に入ってしまうので、必ず点滅している表示を見ながら進めてください。
表に自分の番号が無かったときは
カシオ公式の検索ページに裏ぶたの番号を入れると、その機種の説明書PDFがそのまま開きます。目次から「12時間制/24時間制を切り替える」の項目を探してください。新しめの機種は、この見出しがそのまま目次に載っています。
古い機種は独立した項目になっておらず、時刻合わせの説明の中に小さく書かれていることがあります。3229がまさにそのタイプでした。
3229系で、押していないのに表示が変わるのはなぜですか?
これは3229・3421・3489に特有の、いちばん多い相談です。原因ははっきりしていて、Dボタンが二役を持っているからです。

説明書には、ふだんのDについて「どのモードでも、Dボタンを押すとライトが約2秒間点灯します」と書かれています。ところが時刻合わせのページには、別の説明があります。
3229の説明書に書かれていること
「セット中(表示点滅)のとき、Dボタンを押すごとに12時間制表示(午前/午後“PM”)と24時間制表示“24H”とが切り替わります。」
つまり表示が点滅しているあいだだけ、Dはライトではなくなります。時刻合わせの途中で「暗くて見えないな」とDを押した瞬間に、12時間制と24時間制が入れ替わってしまうわけです。本人には押した自覚がないので、あとから「勝手に変わった」「壊れた」と感じます。
直し方は簡単で、同じようにAを押して点滅させ、Dを押し直すだけです。壊れていないので修理は要りません。3229の時刻合わせそのものはG-SHOCKの裏ぶた3229の時刻合わせの記事で、押す順番まで通して説明しています。
24時間表示にすると、アラームの時刻もずれて見えますか?
ずれて見えるのではなく、アラーム側も自動で24時間制になります。3229の説明書には、アラームのページにこう書かれています。
3229の説明書に書かれていること
「現在時刻を24時間制にしているときは、アラーム時刻も自動的に24時間制で表示されます。」
あわせて、アラームの「時」を合わせるときの注意としてこう書かれています。「『時』のセットのとき午前/午後“PM”、または24時間制“24H”にご注意ください。」
ここが、アラームが12時間ずれて鳴る事故のいちばんの原因です。12時間制のまま朝7時のつもりで「7:00」と合わせると、PMマークが点いていれば夜の19時に鳴ります。24時間制にしておけば「07:00」と「19:00」を取り違えようがないので、アラームを使う方ほど24時間制にしておく意味があります。
アラームが鳴っているのに止め方が分からない、という場合はG-SHOCKのアラームの見分け方の記事もあわせてご覧ください。
電池交換のあと、24時間表示の設定は残りますか?
3229の説明書には、電池交換後の案内として「電池交換後などで時刻・日付が合っていないときは、以下の方法でセットしてください」と書かれています。電池を抜けば時刻は合わせ直しになる、という前提です。
そのうえで気をつけたいのが、合わせ直す作業そのものが、表示形式を変えてしまう作業でもあるという点です。3229系なら点滅中のDがそれにあたります。電池交換から戻ってきた時計は、時刻だけでなくPMマークが正しく点いているかも一緒に確認してください。
なお、カシオは電池交換をお買い上げ店またはカシオテクノのサービスステーションに依頼するよう案内しています。自分で裏ぶたを開けた場合、防水性は保証されません。G-SHOCKの防水は裏ぶたのパッキンとネジの締め具合で成り立っているので、ここを崩すと元には戻りません。
「電池が切れるまでの年数を知りたい」「ソーラーなら電池交換は不要なのか」という点はG-SHOCKの電池寿命の記事にまとめてあります。
それでもご自分で開ける方のために、工具だけ挙げておきます。裏ぶたのネジは4本とも同じトルクで締める必要があるので、精度の低いドライバーだとネジ山をつぶします。
※価格・在庫は各ショップでご確認ください。リンクには広告が含まれます。
針のあるアナログ+デジタルでも、同じように切り替えられますか?
切り替えられます。ただし変わるのは液晶側の数字だけです。針は文字板の12時間を回っているので、24時間制にしても針の動きは変わりません。
今回読んだ5601と5638は、どちらも説明書に「文字板と画面の表示」「針を一時的に移動する(針退避機能)」という項目があり、針つきのモデルだと分かります。手順の考え方はデジタルと同じですが、5601は設定に入るのがD、選ぶのがA、終了はDを2回と、デジタル機とはほぼ逆の並びになっています。
この2つはどちらもスマートフォン連携(モバイルリンク機能)を持つ機種です。スマホ側のアプリから設定を変えられる場合もあるので、ボタン操作で迷うくらいならアプリを開いたほうが早いこともあります。
針つきモデルの時刻合わせ全般はアナログ+デジタルのG-SHOCKの時刻合わせの記事、GA-2100についてはGA-2100の時刻合わせの記事にまとめています。
ボタンが固くて長押しが効かない、という場合は操作の問題ではないことがあります。G-SHOCKのボタンが押しにくいときの記事をご覧ください。
24時間表示のまま売ると、査定額は下がりますか?
下がりません。ここは安心してください。
お預かりした時計が12時間制か24時間制か、査定で見ることはありません。時刻が合っていなくても、止まっていても同じです。表示はボタン操作で誰でも戻せるものなので、金額を左右する要素になりようがないのです。
むしろ気にしていただきたいのは逆で、「売る前にきれいにしよう」として手を加えたほうが、評価が下がることがあります。裏ぶたを開けてパッキンを傷めた、研磨剤でガラスをこすって細かい傷が入った、というケースは実際にあります。
査定で見ているのは型番・液晶の状態・ベルトとベゼルの劣化・ボタンの効き・ガラスの傷です。表示形式や時刻のずれは、このどれにも入りません。そのままの状態でお出しいただくのが、いちばん高くなります。
「電池が切れて止まっているが売れるのか」というご相談も多いのですが、止まっていること自体が減額の理由になることはありません。動かそうとして裏ぶたを開けるほうが、よほど響きます。
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G-SHOCKの24時間表示について、よくある質問
G-SHOCKに24時間表示への切り替えボタンはありますか?
自分のG-SHOCKの手順は、どこで調べられますか?
押していないのに24H表示になってしまいました。故障ですか?
24時間制にすると、アラームの時刻表示も変わりますか?
同じG-SHOCKなのに、ネットで見た手順が通用しないのはなぜですか?
針のあるアナログ+デジタルのG-SHOCKでも切り替えられますか?
電池交換に出したら表示形式が変わっていました。直してもらえますか?
24時間表示のまま買取に出しても大丈夫ですか?
まとめ:型番ではなく、裏ぶたの番号で探す
G-SHOCKの24時間表示でつまずくのは、操作が難しいからではありません。「G-SHOCK」というひとくくりの名前で手順を探してしまうからです。
カシオ公式ですら、説明書を型番では探させず、裏ぶたの番号で探させています。まず時計を裏返す。3〜4桁の数字を読む。そこから手順を探す。この順番にするだけで、遠回りがなくなります。
そして覚えておいていただきたいのが、この設定は何度でもやり直せるということです。押し間違えて違う項目に入っても、2〜3分放っておけば勝手に設定が解除される機種がほとんどです。壊すことはできないので、点滅している表示を見ながら落ち着いて試してください。
もし「もう使っていないから手放そう」という段階であれば、表示も時刻も直さずにそのままお持ちください。触らないほうが高くなります。