G-SHOCKの夏モデルはどれを選ぶ?公式が海辺向けと書いたのはG-LIDE
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この記事の結論(先に知りたい方へ)
- G-SHOCKに「夏モデル」という公式のシリーズ名はありません。カタログを探しても出てきません
- カシオが「海辺や水辺のアクティビティに役立つ」と書いているのは G-LIDE(ジーライド)です。夏モデルを探している人が行き着く先は、ほぼここです
- いちばん新しいのは「GBX-H5600」。44,000円(税込)で5月15日発売。G-LIDEとして初めて心拍計測を積みました
- 潮の満ち引きが見えるタイドグラフと、月齢が分かるムーンデータが、海で効く機能です
- 買取の現場から見た注意点はひとつ。サーフ系のモデルは、日焼けによる色ヤケが評価に響きます
- 当店のG-LIDEの買取実績は7本で500円〜12,000円。状態ランクでここまで開きます
G-SHOCKに「夏モデル」というシリーズはある?
ありません。カシオに「夏モデル」という区分は無く、海や水辺向けとして名前が付いているのは G-LIDE(ジーライド)というシリーズです。
「G-SHOCK 夏モデル」で探している方は、おそらくこんな状況だと思います。夏に海やプールに行く予定がある。せっかくなら、その場面で使える時計がほしい。でも、どれを選べばいいのか分からない。
先に答えを書いてしまうと、カシオの公式サイトやニュースリリースに「夏モデル」という言葉は出てきません。春夏秋冬でラインナップを切り替えるメーカーではないので、探しても見つからないのは当然なのです。
では何を手がかりにすればいいのか。答えは「カシオ自身が、どの場面で使うものだと書いているか」です。そしてその言葉がはっきり書いてあるシリーズが、ひとつだけあります。
公式が「海辺・水辺のアクティビティ向け」と書いたのは、どのシリーズ?
G-LIDE(ジーライド)です。カシオは「サーフィンなどの海辺や水辺のアクティビティに役立つ機能を搭載した」シリーズだと説明しています。
カシオ計算機が2026年4月23日に出したニュースリリースに、G-LIDEについてこう書かれています。
カシオ公式の説明(ニュースリリースより)
「“G-LIDE”は、潮の様子を表すタイドグラフや月齢や月の満ち欠けを表示するムーンデータなど、サーフィンなどの海辺や水辺のアクティビティに役立つ機能を搭載したエクストリームスポーツ向けのモデルとして、人気を博しています。」
ここに出てくるタイドグラフとムーンデータが、夏に効く中身そのものです。
タイドグラフは、潮の満ち引きの様子を波形で表示するもの。サーフィンをする人にとっては波のコンディションに直結しますし、磯遊びや潮干狩りでも「いま潮が引いていく時間帯なのか、満ちてくる時間帯なのか」が腕元で分かります。ムーンデータは月齢と月の満ち欠けの表示です。
逆に言えば、このふたつが要らない人は、G-LIDEにこだわる理由がありません。見た目が夏らしいだけなら、ほかのシリーズでも選べます。ここが最初の分かれ道です。
G-LIDEというシリーズそのものの成り立ちや、タイドグラフの合わせ方についてはG-SHOCKのジーライド(G-LIDE)とはで詳しくまとめています。
※以下、型番・価格・発売日・機能はすべてカシオ計算機の公式ニュースリリース(2026年4月23日)で確認したものです。
いちばん新しい夏向けのG-SHOCKは、どれ?
「GBX-H5600」です。2026年5月15日発売、メーカー希望小売価格44,000円(税込)。G-LIDEとして初めて心拍計測を搭載したモデルです。
公式リリースに載っていた型番と価格は、次のとおりです。
← 表は横にスクロールできます
| 型番 | カラー | メーカー希望小売価格 | 発売日 |
|---|---|---|---|
| GBX-H5600-2 | ブルー | 44,000円(税込) | 5月15日 |
| GBX-H5600-1 | ブラック | 44,000円(税込) | 5月15日 |
色違いの2本だけという、分かりやすい構成です。末尾の「-2」がブルー、「-1」がブラック。写真で見ていただくほうが早いので、公式の製品画像を貼っておきます。

ベゼルに半透明の樹脂を使っていて、中の構造がうっすら透けて見えるつくりです。カシオはこれを「海辺に映える爽やかな装い」と説明しています。ベゼル・ケース・バンドの主な樹脂パーツにはバイオマスプラスチックが使われています。
いま市場にどれくらい出回っているかは、実際に検索してみるのが早いです。
※価格・在庫は各ショップでご確認ください。リンクには広告が含まれます。
心拍まで測れると、夏の使い方はどう変わる?
海で潮を見る時計が、そのまま運動用の時計にもなります。光学式センサーで心拍を測り、加速度センサーで距離と消費カロリーまで記録します。
GBX-H5600でいちばん大きい変更点が、G-LIDEとして初めて心拍計測を載せたことです。カシオの説明では、心拍計測ができる光学式センサーに加えて加速度センサーも備えていて、運動中のコンディションをその場で見られるほか、距離や消費カロリーも測れます。
対応するのはランニング・ウォーキング・ジムワークアウト・インターバルトレーニングの4つ。測ったデータは、スポーツと健康の分野で実績のあるポラール・エレクトロ社のアルゴリズムで評価・分析され、公式アプリ「CASIO WATCHES」で確認できます。
夏の使い方で考えると、「週末は海、平日はランニング」という1本で済ませられるのが利点です。海専用の時計は、海に行かない時期が長い。そこが埋まります。
もうひとつ地味に効くのがMIP液晶です。カシオは「直射日光下や斜めの角度からでも表示が見やすく、屋外でも高い視認性を発揮します」と書いています。真夏の砂浜で文字が飛んで読めない、という場面を減らしてくれる部分です。

海に入れても大丈夫?「20BAR」はどこまでを指す?
GBX-H5600の文字板には「WATER RESIST 20BAR」と入っています。ただし20気圧防水とスクーバ用の潜水用防水は別物なので、そこは分けて考えてください。
公式の製品画像を拡大すると、文字板の左下に「WATER RESIST 20BAR」、上部に「SOLAR POWERED」、右下に「TIDE GRAPH」と入っているのが読み取れます。

ここを混同しないでください
G-SHOCKの防水表記には「20気圧防水」と「200m潜水用防水(ダイバーズ)」という別の段階があります。数字が似ているので同じものに見えますが、カシオの扱いは違います。
海水浴やサーフィンのように水面で使うのか、ボンベを背負って潜るのかで、選ぶべき表記が変わります。詳しくはG-SHOCKの「WR20BAR」とは?防水表記とフロッグマンの話にまとめました。
なお、GBX-H5600の防水性能の正式な仕様欄は、カシオの商品ページが閲覧できない状態だったため公式では確認できていません。ここでは文字板の表記だけを事実として書いています。
そしてもうひとつ。海水に入れたあとは、真水で洗ってください。塩分が残ったままだと、ボタンの隙間やバンドの溝で結晶化し、そこから傷みが始まります。洗い方はG-SHOCKの洗い方にまとめています。
夏に使ったG-SHOCKは、査定でどこが下がる?
日焼けによる色ヤケです。海で使われたサーフ系のモデルは、樹脂の色が抜けていることが多く、そこが評価に直接響きます。
実際の査定票に、こう書き残したことがあります。「サーフ系のモデルは日焼けによる色ヤケが評価に影響します」。GWX-5700CS-1JFを拝見したときのコメントです。
海で使われた個体は、持ち主が大事にしていてもどうしても日に焼けます。白や明るい色は黄ばみ、黒や紺は赤茶けて抜けていく。これは汚れではないので、洗っても戻りません。同じ型番・同じ動作状態でも、ここで金額が変わります。
次に見るのがボタンまわりと裏ぶたの錆びです。海水を浴びたまま流さずに乾かすと、塩分が金属部に残ります。ボタンの反応が渋い個体は、たいていここが原因です。
逆に言えば、「使ったあとに真水で流して拭く」だけで、売るときの金額が変わります。特別な手入れは要りません。海から上がったその日にやるかどうか、それだけの差です。
もうひとつ付け加えると、箱と取扱説明書を残しているかどうかも効きます。海で使う時計ほど箱を捨てられがちなので、ここは意外と差がつくところです。
海で使うG-SHOCKは、いくらで売れる?
当店のG-LIDEの買取実績は7本で、500円から12,000円まで開きがあります。型番より状態ランクのほうが金額を動かしています。
推測を書いても意味がないので、当店が実際にお買取りした記録をそのまま並べます。
← 表は横にスクロールできます
| 型番 | 状態ランク | 買取金額 | 査定日 |
|---|---|---|---|
| GBX-100KI-1JR(五十嵐カノア) | S | 12,000円 | — |
| GWX-5700K-2JR(コラボ) | S | 8,000円 | 2022-05-06 |
| GBX-100-7JF | B | 5,000円 | 2026-06-12 |
| GWX-5600-1JF | B | 4,700円 | 2026-05-18 |
| GBX-100TT-8JF | — | 4,500円 | 2026-03-08 |
| GWX-5700CS-1JF | B | 2,500円 | 2026-07-21 |
| DW-003 | C | 500円 | 2026-03-31 |

この表から読み取れることは、はっきりしています。
上の2本はコラボモデルで、状態ランクがSです。五十嵐カノア選手のシグネチャーモデルと、コラボの1本。どちらもほぼ未使用に近い状態でお持ちいただきました。ここが上限です。
いっぽういちばん下のDW-003はランクC、500円。同じG-LIDEでも、ここまで下がります。古いモデルであること、そして状態が理由です。
真ん中に固まっているのがランクBの4,700円〜5,000円という帯。ふつうに使って、ふつうに保管していた個体の現実的な数字が、このあたりだと考えてください。
ご自身の1本がどのあたりに入るかは、買取金額のチェックページからご確認いただけます。なお、当店がこれまでお買取りした全件は買取実績一覧で公開しています。
中古で探すなら、どの型番から見ればいい?
GBX-100系とGWX-5700系です。どちらも当店の買取実績に何本も出てきていて、中古市場にそれなりの数が流れている型番です。
新品の44,000円は少し高い、という方もいると思います。その場合は中古を探すことになりますが、やみくもに「G-SHOCK 夏モデル」で検索しても、季節のイメージ写真を使った無関係なモデルが大量に出てきてしまいます。
探し方としては、シリーズ名の「G-LIDE」で検索するのがいちばん確実です。そのうえで、当店の実績に出てきた次の型番を覚えておくと絞り込みが早くなります。
- GBX-100系(GBX-100-7JF/GBX-100TT-8JFなど)… 当店の実績では4,500〜5,000円の帯で動いています
- GWX-5700系(GWX-5700CS-1JFなど)… スクエアではなく丸型のケース
- GWX-5600系(GWX-5600-1JFなど)… スクエア型で、ソーラー付き
※上記の型番は当店の買取実績に出てきたものです。各モデルの仕様・定価はカシオ公式で確認したものではないため、ここでは触れていません。
生産が終わっているモデルも含まれるので、新品がほとんど流通していないことがあります。フリマアプリも含めて見ておくと、見つかる確率が上がります。
※価格・在庫は各ショップでご確認ください。リンクには広告が含まれます。
G-SHOCKの夏モデルについて、よくある質問
G-SHOCKに「夏モデル」というシリーズはありますか?
いちばん新しいG-LIDEはどれですか?
タイドグラフは何に使うのですか?
GBX-H5600はダイビングに使えますか?
海で使ったG-SHOCKは買取してもらえますか?
海水に入れたあとは、何をすればいいですか?
G-LIDEは買取でいくらくらいになりますか?
心拍計測はスマホがないと使えませんか?
まとめ:「夏モデル」はG-LIDEに読み替えると、一気に探しやすくなる
長くなったので、ここまでを整理します。
- G-SHOCKに「夏モデル」という公式のシリーズ名は無い。探しても出てこないのが正解
- カシオが「海辺や水辺のアクティビティに役立つ」と書いているのは G-LIDE。ここに読み替える
- いちばん新しいのはGBX-H5600。44,000円(税込)、5月15日発売、ブルーとブラックの2色
- 決め手はタイドグラフとムーンデータ。これが要らないなら、G-LIDEを選ぶ理由は薄い
- GBX-H5600はG-LIDE初の心拍計測つき。海に行かない時期も使える1本になる
- 売るときに効くのは色ヤケと錆び。使ったその日に真水で流すだけで変わる
「夏に使える1本がほしい」という気持ちは、たいてい夏の手前で急にやってきます。そのときに、カタログの中から季節で探そうとすると行き止まりになります。シリーズ名で探す——それだけで、迷う時間がぐっと短くなるはずです。
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