G-SHOCKのGWN-Q1000はどれを選ぶ?水深を測れる唯一のガルフマスター、定価100,000円+税と85,800円
当ページのリンクには広告が含まれています。
この記事の結論(先に知りたい方へ)
- GWN-Q1000は、ガルフマスターのクアッドセンサー機。気圧・温度・方位に水深を足した4つのセンサーを積んでいます
- カシオ公式のニュースリリースで確認できた定価は100,000円+税、発売は2016年8月5日です
- 1年後に出たGWN-Q1000A-1AJFは85,800円(税込)。風防がサファイアガラスに変わっています
- 公式の商品ページはすでに生産終了の表示。新品を店頭で探すのは、もう難しい状態です
- 水深は0.0〜50.0mまで測れますが、防水は20気圧防水。カシオは潜水用とは書いていません
- 当店の実績ではGWN-Q1000MCA-1BJF(ランクB)が30,000円。ガルフマスターの中では高いほうです
「G-SHOCKで水深が測れるモデルがあるらしい」——そう聞いて型番を調べると、たどり着くのがGWN-Q1000です。ところが公式ページを開こうとすると、もう情報が出てこない。中古の出品ばかりが並んで、定価がいくらだったのかも分かりません。
この記事では、カシオ計算機のニュースリリースと、カシオ公式商品ページの保存版で実際に確認した数字だけを並べます。定価・発売日・重さ・サイズ・生産状況。そのうえで、買取専門店として「今から手に入れる価値はあるのか」「手放すといくらになるのか」までお答えします。
GWN-Q1000はどんなG-SHOCK?
海上での使用を想定した「ガルフマスター」の上位機です。気圧・温度・方位に水深を加えた、4つのセンサーを積んでいます。
カシオ計算機は2016年7月14日にこのモデルを発表し、2016年8月5日に発売しました。ニュースリリースには、「コーストガードなどによる海上の警備や救助活動における使用を想定」と書かれています。趣味の海遊びではなく、仕事で海に出る人のための時計、という位置づけです。
カシオが挙げているセンサーの役割は、はっきりしています。天気の急変を予測するための気圧センサー、気温と水温の変化を読むための温度センサー、風向きや潮の向きを確認するための方位センサー、そして水中での深さを知るための水深センサー。この4つ目が、G-SHOCKとしては初めてでした。

ケースにも手が入っています。カシオは東レ株式会社との共同開発によるカーボンファイバー強化樹脂(トレカ長繊維ペレット)を新たに採用したと説明しています。ボタン部分には耐久性の高いメタルパイプ、裏面の緩衝カバーとバンドにはソフトウレタン。海の上で殴られても壊れない、という思想でつくられています。
水深が測れるG-SHOCKはGWN-Q1000だけ?
公式の仕様表に「水深計測機能」が書かれているG-SHOCKは、いま確認できた範囲ではGWN-Q1000系だけでした。
ニュースリリースに載っている水深計の仕様は、次のとおりです。
← 表は横にスクロールできます
| 項目 | カシオ公式の記載 |
|---|---|
| 水深計測範囲 | 0.0m〜50.0m |
| 計測単位 | 0.1m |
| オートメモリー | 水深1.0mで計測を開始/終了し、最大水深と潜水時間をメモリー |
| 記録本数 | タイムスタンプと合わせて最大40本 |
おもしろいのはオートメモリーです。水深1.0mまで沈むと勝手に計測がはじまり、浮かび上がると勝手に終わる。潜っているあいだにボタンを押す必要がありません。手がふさがっている場面を想定した設計です。
ただし、ひとつお断りしておきます。G-SHOCKの全型番の仕様表を1本ずつ確認したわけではないので、「絶対に唯一」と断定はしません。それでも、水深計を積んだG-SHOCKを探している人がまず見るべき型番がGWN-Q1000であることは間違いありません。フロッグマンは潜水用の防水性能を持っていますが、水深を数字で表示する機能は持っていません。
海まわりの機能がひととおり入っている
水深計だけではありません。公式仕様にはタイドグラフ(潮の干満を6段階で表示)、ムーンデータ(月齢表示)、日の出・日の入り時刻も入っています。
釣りをする人にとっては、この3つが揃っているだけで実用的です。潮と月と日照が一度に分かる腕時計は、そう多くありません。釣り向けのG-SHOCKを探している方にも、候補に入る1本です。
公式で確認できたGWN-Q1000は何型番ある?
数字まで確認できたのは3型番です。ほかの型番は公式ページが開けず、定価も発売年月も確認できませんでした。
正直にお伝えします。GWN-Q1000は生産が終わってから時間が経っており、カシオ公式の商品ページがすでに開けない型番がほとんどです。この記事では、ニュースリリースと商品ページの保存版で実際に読めた数字だけを載せます。
← 表は横にスクロールできます
| 型番 | 色 | 定価 | 発売 | 質量 | ガラス | 確認元 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| GWN-Q1000-1A | ブラック | 100,000円+税 | 2016年8月5日 | 約113g | 公式未確認 | ニュースリリース |
| GWN-Q1000-7A | ホワイト | 100,000円+税 | 2016年8月5日 | 約113g | 公式未確認 | ニュースリリース |
| GWN-Q1000A-1AJF | ブルー系 | 85,800円(税込) | 2017年9月 | 113g | サファイアガラス | 商品ページ保存版 |
価格はカシオ公式商品ページ(2023年3月時点の保存版)の表記です。
ケースサイズは3型番とも48.0×57.3×17.0mm。重さも113gで変わりません。つまり、この3本のあいだで大きさと重さの差はありません。
当店が過去に買い取ったGWN-Q1000MCA-1BJFのように、表に載っていない型番も存在します。ただしこれらは公式ページが開けず、定価も発売年月も確認できませんでした。推測で数字を書くことはしませんので、「公式未確認」として扱ってください。
ひとつ前のGWN-1000から何が変わった?
センサーが3つから4つに増え、定価は57,000円+税から100,000円+税へ。重さは12g増えました。
ガルフマスターの初代は、2014年3月7日に発表され、2014年6月27日に発売されたGWN-1000です。こちらは方位・気圧/高度・温度のトリプルセンサーでした。
← 表は横にスクロールできます
| 項目 | GWN-1000B(初代) | GWN-Q1000 |
|---|---|---|
| 発売日 | 2014年6月27日 | 2016年8月5日 |
| 定価 | 57,000円+税 | 100,000円+税 |
| センサー | 方位・気圧/高度・温度 | +水深(クアッド) |
| 質量 | 約101g | 約113g |
| 大きさ | 44.9×55.8×16.2mm | 48.0×57.3×17.0mm |
| ワールドタイム | 世界29都市 | 世界48都市 |
| パワーセービング時 | 約23ヵ月 | 約21ヵ月 |
| 防水性 | 20気圧防水 | 20気圧防水 |
差額は43,000円。この上乗せ分が、水深センサーとカーボンファイバー強化樹脂ケース、そしてワールドタイムの都市数だと考えると分かりやすいと思います。逆に言えば、水深を測らない人にとっては初代で十分だということでもあります。
初代のほうが12g軽く、ひとまわり小さい点も見逃せません。腕が細い方は、実物を見ると初代のほうがしっくりくることがあります。GWN-1000Bの買取相場もあわせてご覧ください。
20気圧防水なのに、ダイビングに使える?
使わないでください。カシオの記載は20気圧防水で、潜水用とは書かれていません。水深計があることと、潜れることは別です。
ここは間違えやすいところなので、はっきり書きます。水深を50mまで測れる=50m潜っていい、ではありません。
水深計と潜水用防水は別のもの
カシオがGWN-Q1000の防水性として書いているのは「20気圧防水」です。ニュースリリースにも、商品ページの保存版にも、潜水用という表記はありません。
G-SHOCKでスキューバダイビングを想定しているのはフロッグマン系です。GWN-Q1000の水深計は、船の上や水面近くでの作業を想定した計測機能と考えてください。
もうひとつ、中古を買うときの注意です。防水性能はパッキンが正常であることを前提にした数値です。発売から年数が経った個体、電池交換の履歴が分からない個体では、カタログどおりの防水性能は期待できません。海で使うG-SHOCKを中古で探すなら、この点は必ず頭に入れておいてください。
GWN-Q1000はもう買えない?
公式の商品ページは生産終了の表示になっています。手に入れるなら、中古か在庫品を探すことになります。
カシオ公式のGWN-Q1000A-1AJFの商品ページを、保存版で2回の時点で比べました。
← 表は横にスクロールできます
| 確認した時点 | 公式ページの生産状況 |
|---|---|
| 2021年4月 | 生産終了の表示なし |
| 2023年3月 | 生産終了 |
つまり、この2つの時点のあいだで生産終了になったことが公式ページから読み取れます。85,800円(税込)という価格表示は残ったまま、生産終了の扱いに変わっていました。
いま買うなら中古が中心です。生産終了モデルは新品も中古も出物が限られるので、型番と状態を見比べてから決めることをおすすめします。
PR:以下は各サービスの検索結果ページへのリンクです
GWN-Q1000の買取価格はいくらになる?
当店の実績では、GWN-Q1000MCA-1BJF(ランクB)が30,000円でした。ガルフマスターの中では高いほうの金額です。
当店が公開している買取実績から、ガルフマスターとガルフマンの記録を抜き出しました。金額は実際にお支払いした記録そのままで、平均や見込みではありません。
← 表は横にスクロールできます
| 査定日 | 型番 | 状態ランク | 買取金額 |
|---|---|---|---|
| 2022年9月28日 | GWN-Q1000MCA-1BJF | B | 30,000円 |
| 2022年9月28日 | GW-9110-1JF(ガルフマン) | S | 10,000円 |
| 2023年6月5日 | GWN-1000-9AJF | E(ジャンク) | 7,000円 |
| 2026年3月30日 | GWN-1000B-1BJF | C | 5,000円 |
| 2026年1月21日 | G-9100-1JF(ガルフマン) | B | 1,800円 |
この表で目を引くのは、ジャンク扱いのGWN-1000-9AJFが7,000円、使用感のあるGWN-1000B-1BJFが5,000円という並びです。ランクが下でも、金額が上になることがあります。型番の人気と、そのときの相場のほうが効くからです。
正直にお伝えすると、GWN-Q1000そのものの実績は1件だけです。もともとの生産数が多くないシリーズで、手放す方も多くありません。実際の金額はお問い合わせいただくのが確実です。
査定ではどこを見られている?
金属パーツの錆、二次電池の持ち、ベゼルの小傷。海で使う時計だからこそ、この3点が金額を分けます。
ガルフマスターやガルフマンをお預かりするとき、まず見るのは金属パーツの錆です。実際に当店のガルフマンの査定記録にも「金属パーツの錆の有無も確認ポイントのひとつです」と残しています。海水を浴びて洗い流さずにしまわれた個体は、ボタンの根元や裏ぶたのネジから錆びてきます。
次が二次電池です。タフソーラーの充電池は消耗品で、年数が経つと満充電にしても持ちが落ちます。GWN-Q1000は発売から年数が経っているので、「明るいところに置いても表示が復活しない」個体は、はっきり評価が下がります。逆に、ふつうに動いていれば、それだけで加点材料です。
3つ目がベゼルとりゅうずまわり。GWN-Q1000はりゅうずを回して操作する設計なので、ここが渋くなっていないかを必ず確認します。当店のガルフマンの記録にも「液晶とボタンは良好でしたが、ベゼルに小傷が見られました」というコメントが残っており、これでランクBの判定になっています。
お伝えしたいのは、動かなくても査定はできるということです。実際、ジャンク扱いのGWN-1000-9AJFに7,000円をお出ししています。壊れたG-SHOCKだからと処分してしまう前に、一度見せてください。
今から選ぶなら、GWN-Q1000とGWN-Q1000Aのどっち?
長く使うならサファイアガラスのGWN-Q1000A。まず試したいなら、初期のGWN-Q1000です。
傷を気にしたくないなら GWN-Q1000A-1AJF
公式仕様で「内面反射防止コーティングサファイアガラス」と明記されているのはこちらです。サファイアガラスは日常の擦り傷にきわめて強く、10年単位で使う前提なら、この差は効いてきます。ねじロック式りゅうずとネオブライトも公式仕様に載っています。定価も85,800円(税込)と、初期型の100,000円+税より下です。
まず1本試すなら GWN-Q1000-1A/-7A
センサーの構成、ケースサイズ、質量113gは同じです。水深計を使ってみたいだけなら、機能面での不足はありません。とくにホワイトの-7Aは中古の出物が少なく、見つけたときが買いどきになります。

どちらを選ぶにしても、動作確認だけは省かないでください。タフソーラーの二次電池と、りゅうずの動き。この2点が生きていれば、GWN-Q1000はまだ十分に現役で使えます。タフソーラーの仕組みもあわせてご覧ください。
GWN-Q1000についてよくある質問
GWN-Q1000の定価はいくらでしたか?
GWN-Q1000はまだ買えますか?
GWN-Q1000でダイビングはできますか?
GWN-Q1000の重さとサイズはどのくらいですか?
GWN-Q1000は電池交換が必要ですか?
GWN-Q1000は電波時計ですか?
GWN-Q1000は買取してもらえますか?
GWN-Q1000MCAはどんな型番ですか?
まとめ:GWN-Q1000は「水深」で選ぶ1本
この記事で公式に確認したことを、もう一度整理します。
| 確認したこと | 結論 |
|---|---|
| 定価 | 100,000円+税(GWN-Q1000A-1AJFは85,800円・税込) |
| 発売日 | 2016年8月5日(GWN-Q1000A-1AJFは2017年9月) |
| センサー | 気圧・温度・方位・水深のクアッドセンサー |
| 水深計測 | 0.0〜50.0m、0.1m単位、オートメモリー付き |
| 防水性 | 20気圧防水(潜水用の表記はなし) |
| 質量・サイズ | 約113g/48.0×57.3×17.0mm |
| 生産状況 | 公式商品ページで生産終了 |
| 当店の買取実績 | GWN-Q1000MCA-1BJF(ランクB)30,000円 |
G-SHOCKの型番選びは、たいてい「どれが軽いか」「どれが安いか」で悩みます。GWN-Q1000の場合、その悩み方は当てはまりません。113gは軽くありませんし、定価も安くありません。それでも選ぶ理由があるとすれば、水深が測れるという一点です。
逆に言えば、水深を測る場面がないなら、初代のGWN-1000で十分です。43,000円の差は、そのまま水深センサーの値段だと考えてください。ガルフマスターの買取相場、マスターオブGのシリーズ一覧もあわせてご覧いただくと、位置づけがつかみやすくなります。
そして、もし手元に眠っているガルフマスターがあれば、動かない状態でも一度見せてください。かんたん買取査定から、型番を入れるだけで目安が分かります。
使っていないG-SHOCK、いくらになるか調べてみませんか?
電池切れ・ベルト劣化・ジャンクもそのまま査定します。
送料・査定料・キャンセル料はすべて無料です。
この記事の数値は、カシオ計算機のニュースリリース(2016年7月14日「海洋ミッションに役立つ4つのセンサーを搭載した“G-SHOCK”」/2014年3月7日「天候の変化が予測できる海洋コンセプトの“G-SHOCK”」)と、カシオ公式商品ページの保存版(www.casio.com/jp/watches/gshock/product.GWN-Q1000A-1A/ ・保存日2021年4月/2023年3月)で確認したものです。買取金額は当店の公開実績(https://shockmania.jp/result/ )から抜き出した実際の記録です。