G-SHOCKで血圧は測れる?公式仕様で確かめた、測れる数値と測れない数値
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この記事の結論(先に知りたい方へ)
- いまのG-SHOCKに、血圧を測る機能はありません。カシオ公式の仕様表に「血圧」という項目そのものが無いためです
- 心拍計つきモデルで測れるのは心拍数(30〜220bpm)・血中酸素レベル(80〜100%)・睡眠・歩数です
- 血圧は腕を締めつけて測るもの。締めつける仕組みのない腕時計の形では、そもそも測りようがありません
- カシオは1992年に腕時計型血圧計「BP-100」を発売しています。ただしG-SHOCKではなく、現行品でもありません
- 血圧を知りたいなら、医療機器として売られている血圧計を使うのがいちばん確実です
- 心拍計つきG-SHOCKは充電式。売るときは充電ケーブルの有無と、充電の持ちが金額に効きます
G-SHOCKで血圧は測れる?
測れません。カシオ公式の仕様表に血圧の項目はなく、心拍計つきモデルでも測れるのは心拍数です。
「G-SHOCK 血圧」で調べている方の多くは、心拍計つきのG-SHOCKを見て「血圧も測れるのでは」と思ったのだと思います。実際、通販サイトの説明文や個人の紹介記事では、心拍と血圧がごちゃ混ぜになっていることがよくあります。
結論から言うと、カシオがこれまでに発売したG-SHOCKの中に、血圧を測る機能を持ったモデルはありません。今回あらためて、心拍計を積んだ3モデル(DW-H5600・GBD-H2000・GPR-H1000)のニュースリリースにある仕様表をすべて読み直しましたが、「血圧」という言葉は一度も出てきませんでした。
心拍と血圧は、名前が似ているだけで中身がまったく違います。ここが分かると、迷いが一気に消えます。

心拍は「1分間に心臓が何回打ったか」という回数です。手首の裏から光を当てて、血の流れ方の変化を読み取れば分かります。だから腕時計の裏ぶたにセンサーを置くだけで測れます。
血圧は「血管の壁にどれくらいの圧力がかかっているか」という強さです。これを知るには、いったん腕を締めつけて血の流れを止め、圧をゆるめながら流れが戻る瞬間を捉える必要があります。病院や家庭用の血圧計に、必ず腕に巻く帯(カフ)が付いているのはそのためです。
G-SHOCKには、腕を締めつける仕組みがありません。ゴムのバンドで留まっているだけです。機能として付いていないというより、その形のままでは測れない、というのが正確なところです。
心拍計つきのG-SHOCKは、何が測れる?
心拍数・血中酸素レベル・睡眠スコア・自律神経ステータス・歩数です。いずれも公式の計測範囲が決まっています。
「血圧は測れない」と言われると物足りなく感じるかもしれませんが、心拍計つきのG-SHOCKが測れる項目は、実はかなり多いです。カシオがニュースリリースに載せている仕様表から、体に関する数値だけを抜き出すと次のようになります。

特に血中酸素レベルは、血圧と名前の響きが近いので取り違えられやすい項目です。これは「血の中にどれくらい酸素が溶けているか」を%で表したもので、圧力とは別の話です。
カシオ自身が付けている注意書き
血中酸素レベルについて、カシオは仕様表に次の一文を添えています。
「血中酸素レベル計測機能は、具体的な疾病の診断をはじめとする医療機器としての使用を意図するものではなく、一般的な健康維持のみで使用されることを目的としております」
つまり、これらの数値は運動や生活の目安として見るものであって、体の調子を判断する道具ではない、とメーカー自身が線を引いています。この姿勢は、血圧機能を載せていないことともつながっています。

なぜG-SHOCKには血圧の機能が付かない?
血圧は腕を締めつけて測るためです。耐衝撃構造の時計にその仕組みを入れるのは、設計としてかみ合いません。
理由は大きく2つあります。
理由① 締めつける部品を入れる場所がない
血圧を測るには、腕に巻いた帯をポンプで膨らませて、いったん血の流れを止める必要があります。ポンプと空気袋、そのための電池。G-SHOCKの小さなケースに、耐衝撃構造と20気圧防水を保ったままこれを入れるのは、現実的ではありません。
理由② 数字の責任が重くなる
血圧の数字は、人が自分の体調を判断する材料になります。だから日本では血圧計は医療機器として扱われ、販売される製品には認証の番号が付きます。カシオがG-SHOCKの健康機能に「医療機器としての使用を意図しない」と明記しているのは、この線を越えないという意思表示でもあります。
言いかえると、血圧が載っていないのは技術が足りないからではなく、G-SHOCKという製品が引き受ける範囲を決めているから、ということになります。
心拍が測れるG-SHOCKは、どれを選べばいい?
GPSが要るかで決まります。要らなければDW-H5600、山や長距離で使うならGBD-H2000かGPR-H1000です。
血圧は無理でも、心拍なら測れます。心拍計を積んだ現行寄りの3モデルを、公式の数字だけで並べました。
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| 型番 | メーカー希望小売価格 | 質量 | GPS | 発売日 |
|---|---|---|---|---|
| DW-H5600-1 | 41,800円(税込) | 約59g | なし(スマホ連携で補う) | 2023年5月19日 |
| GBD-H2000-1A | 55,000円(税込) | 約63g | あり(GPS・みちびき等) | 2023年3月10日 |
| GPR-H1000-1 | 66,000円(税込) | 約92g | あり(方位・気圧・高度も) | 2024年1月19日 |
いちばん軽くて安いのがDW-H5600です。初号機と同じスクエアの形で、心拍のほかに血中酸素レベルと睡眠も測れます。GPSは積んでいませんが、スマートフォンとつなげば距離は出ます。普段使いと軽い運動が中心なら、これで足ります。
走る距離や高さをきちんと記録したいならGBD-H2000。GPSに加えて、方位・気圧・温度・ジャイロまで積んでいて、それで約63gに収まっています。
山や海で何日も使うならGPR-H1000。防塵・防泥構造とタイドグラフが付き、ソーラー充電にも対応します。そのぶん約92gと重くなります。

どのモデルで何がどこまで測れるのかは、心拍計つきG-SHOCKの選び方をまとめた記事でさらに細かく比べています。
※価格・在庫は各ショップでご確認ください。リンクには広告が含まれます。
カシオは昔、血圧が測れる腕時計を出していた?
出していました。1992年2月発売の腕時計型血圧計「BP-100」です。ただしG-SHOCKではありません。
ここは意外に知られていないところです。カシオ計算機の公式サイトにある歴史の年表には、はっきりこう書かれています。
カシオ公式の年表より
「1992(平成4)年2月 腕時計型血圧計「BP-100」発売」
出典:カシオ計算機 企業情報「1990年代」https://www.casio.co.jp/company/history/chapter03/(2026年10月5日確認)
つまりカシオは、30年以上前に腕時計の形をした血圧計を実際に製品化していた会社です。ただし、これはG-SHOCKシリーズではありません。そしてすでに現行品でもありません。
「カシオなら作れるはずなのに、なぜG-SHOCKに載せないのか」という疑問には、ここまでに見てきた理由が答えになります。やろうと思えばできた。それでもG-SHOCKには載せていない。タフさを最優先する製品の中で、どこまでを引き受けるかを決めた結果だと読めます。
血圧をきちんと測りたい人は、何を使えばいい?
医療機器として売られている血圧計を使ってください。買うときは医療機器認証番号の表示を確かめるのが目印です。
腕時計で血圧が分かれば便利なのは間違いありません。ただ、数字が合っていなければ、便利どころか害になります。
日本で血圧計として売られている製品には、医療機器としての認証番号が表示されています。家電量販店や薬局で手に入る上腕式・手首式の血圧計がこれにあたります。測る目的がはっきりしているなら、まずこちらを選ぶのが確実です。
「血圧が測れる」とうたう安価な腕時計には注意してください
通販サイトでは、G-SHOCKによく似た見た目で「血圧測定機能つき」と書かれた数千円の腕時計が売られていることがあります。これらはカシオの製品ではありませんし、医療機器としての認証を受けているかどうかも、表示を見ないと分かりません。
買う前に医療機器認証番号の記載があるかを確かめてください。記載が見当たらない製品の数字を、健康の判断材料にするのは避けたほうが安全です。
体調について気になることがある場合は、数字の出どころにかかわらず、お医者さんに相談してください。
心拍計つきG-SHOCKは、買取だといくらになる?
当店の実績では1万円から1万5千円の範囲でした。ただし各1本ずつの結果で、相場として均したものではありません。
当店で実際にお買取りした、心拍計つきG-SHOCKの実績です。いずれも1本ずつの結果なので、平均や相場としては読まないでください。
← 表は横にスクロールできます
| 型番 | 査定日 | 状態ランク | 買取金額 | 本数 |
|---|---|---|---|---|
| GPR-H1000-1JR | 2025年12月8日 | B(使用感がある比較的良好なお品物) | 15,000円 | 1本 |
| GSR-H1000AS-SET | 2022年12月2日 | B(使用感がある比較的良好なお品物) | 15,000円 | 1本 |
| GBD-H1000-7A9 | 2023年11月8日 | B(使用感がある比較的良好なお品物) | 10,000円 | 1本 |
GPR-H1000-1JRをお買取りしたときの所見です。充電の状態とセンサー類の作動、ベルトの傷みを重点的に確認しました。心拍計つきのモデルは、ふつうのG-SHOCKとは見るところが違います。
いちばん大きいのが充電器の有無です。これらのモデルは一般的な電池ではなく、専用の充電ケーブルや接触充電器で充電します。本体だけお送りいただくと、こちらで充電状態を確認できず、その分は慎重な評価にならざるを得ません。箱・取扱説明書・充電ケーブルが揃っているかどうかで金額は動きます。
次に見るのが裏ぶたのセンサー窓。緑の光が出る小さな窓で、ここに深い傷が入っていると心拍が正しく拾えません。机に裏返しで置く癖のある方は、ここが曇りやすいです。
そしてもうひとつが充電の持ちです。充電池はスマートフォンと同じで、使い込むほど持ちが短くなります。満充電にしても一日でなくなるようであれば、はっきり評価に出ます。買い替えを考えているなら、持ちが落ちてきたと感じた時点が、いちばん高く手放せるタイミングです。
型番ごとの実績は、GPR-H1000の買取ページやGBD-H1000の買取ページでもご覧いただけます。
買うとき・売るときに気をつけることは?
充電ケーブルを失くさないことです。中古で買うときも、付属しているかを必ず確かめてください。
心拍計つきのG-SHOCKは、ふつうのG-SHOCKと付き合い方が少し違います。押さえておくと損をしない点を3つだけ挙げます。
① 充電ケーブルは本体と同じくらい大事
専用の形をしているため、無くすと充電できません。買うときは「充電ケーブル付き」かを確認し、売るときは一緒にお送りください。これだけで金額が変わります。
② 充電の持ちは個体ごとに違う
GBD-H2000の公式値は、心拍計測を切ったウオッチモードで約2ヵ月、GPSと心拍を使い続けた場合で最大約14〜19時間です。中古品でこれより明らかに短いなら、充電池が消耗しています。
③ 血圧が測れるという説明は、まず疑う
中古の出品説明に「血圧測定機能つき」と書かれていたら、出品者の勘違いか、カシオ以外の製品です。公式の仕様表にその項目はありません。
電池まわりの考え方は、G-SHOCKの電池寿命についての記事もあわせてどうぞ。
※価格・在庫は各ショップでご確認ください。リンクには広告が含まれます。
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実際の買取実績から、型番ごとの相場を確認できます
G-SHOCKと血圧についてよくある質問
血圧が測れるG-SHOCKはありますか?
心拍と血圧は何が違うのですか?
血中酸素レベルは血圧のことですか?
カシオは血圧計を作っていたことがありますか?
心拍が測れるG-SHOCKで、いちばん軽いのはどれですか?
血圧測定機能つきとうたう安い腕時計は信用できますか?
心拍計つきG-SHOCKは、充電が切れていても買取できますか?
センサーの窓に傷があると査定に影響しますか?
まとめ:G-SHOCKは心拍の時計。血圧は血圧計で
この記事の要点
血圧が測れるG-SHOCKはありません。カシオ公式の仕様表に、その項目が存在しないからです。
心拍計つきモデルで測れるのは、心拍数(30〜220bpm)・血中酸素レベル(80〜100%)・睡眠・自律神経ステータス・歩数。どれも公式に計測範囲が決まっています。
血圧が載らないのは、腕を締めつける仕組みが必要だからです。カシオ自身、1992年に腕時計型血圧計「BP-100」を出していますが、G-SHOCKには載せていません。
血圧を知りたいなら、医療機器として売られている血圧計を使ってください。腕時計型をうたう安価な製品は、認証番号の表示を必ず確かめてから。
そして、使わなくなった心拍計つきG-SHOCKを手放すなら、充電ケーブルを一緒に。これがいちばん分かりやすく金額に効きます。