G-SHOCKは恥ずかしい?同じ八角形に定価2万円と57万円がある
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「いい年をしてG-SHOCKは恥ずかしいだろうか」。買取のご相談をいただく中でも、この言葉は本当によく出てきます。職場で浮かないか、安物に見えないか、子どもっぽく見えないか。気にされている方は、決して少なくありません。
この記事では、その不安をカシオ公式の数字で分解します。先に結論だけ言うと、「G-SHOCKだから恥ずかしい」という事実はありません。同じG-SHOCKという名前の中に、公式の定価で22,000円の型番と572,000円の型番が並んでいるからです。しかも、その2本はほとんど同じ八角形のデザインをしています。問題はブランドではなく、どの型番を選んだかだけです。
「恥ずかしい」の正体は、ブランドではなく型番の選び方です
- カシオ公式の定価は、同じ八角形で GA-B2100が22,000円、MRG-B2100D-2Aが572,000円。26倍の開きがあります
- 浮いて見える原因は大きさ・素材・色の3つ。どれも公式のスペック表で先に確認できます
- 職場やスーツで迷ったらメタルが入った型番へ。GM-2100なら定価26,400円から届きます
- 当店の買取実績253本でも、MR-Gの中央値は100,000円。市場の評価も素材で分かれています
- 樹脂モデルが悪いわけではありません。場面に合っていないだけです
G-SHOCKは、本当に恥ずかしい時計なのですか?
いいえ。公式の定価は2万円台から57万円台まで幅があり、価格帯で見れば一般的な機械式時計と重なります。
「恥ずかしい」という感覚は、多くの場合「G-SHOCK=量販店で1万円くらいの黒い樹脂の時計」というイメージから来ています。そのイメージ自体は間違いではありません。実際に、カシオは手の届きやすい価格帯の型番をたくさん出しています。
ただ、それはG-SHOCKという名前が持つ範囲の、ほんの一部です。同じ名前の上のほうには、チタンを削り出して職人が研磨した型番が並んでいます。下の写真は、どちらも「G-SHOCKの八角形」です。

こちらは樹脂のGA-B2100。カシオ公式のニュースリリースによると、メーカー希望小売価格は22,000円(税込)、発売日は2022年5月14日です。大きさは48.5×45.4×11.9mm、質量は約52gと書かれています。
「子どもっぽい」と感じるのは、どこが原因ですか?
大きさ・素材・色の3つです。いずれもカシオ公式のスペック表に数字で載っているので、買う前に確認できます。
お客様のお話を伺っていると、「恥ずかしい」と感じる理由はだいたい次の3つに整理できます。そして3つとも、型番を選び直せば解決する種類の問題です。
| 気になる点 | 何が原因か | どこを見れば避けられるか |
|---|---|---|
| 腕の上で大きく見える | ケースの横幅と厚みが大きい | 公式の「大きさ」欄。48mm前後・厚み12mm以下なら袖口に収まりやすい |
| 安物っぽく見える | 全体が樹脂で、光の反射が少ない | ベゼルかバンドにメタルが入った型番を選ぶ |
| 子どもっぽく見える | 原色や多色づかい | 公式のカラー名。ブラック・シルバー・ネイビーは落ち着いて見える |
※表は横にスクロールできます
「G-SHOCKだから」ではなく「この型番だから」
同じことは、ほかの時計ブランドでも起きています。大きくて派手な型番を選べば浮きますし、落ち着いた型番を選べば浮きません。G-SHOCKが特別なのは、その幅がひとつの名前の中に全部入っていることだけです。
同じ八角形で、定価はどこまで違いますか?
22,000円から572,000円まで、26倍の開きがあります。どちらもカシオ公式のニュースリリースに載っている定価です。
いちばん分かりやすいのが、八角形のベゼルを持つ型番どうしの比較です。先ほどの樹脂のGA-B2100と、次の写真のMRG-B2100D-2Aを見比べてみてください。

輪郭はほぼ同じです。違うのは素材と仕上げで、カシオはこのMR-Gについて「ベゼルは27個の多パーツで構成され、一つ一つ丁寧に研磨してから精密に組み上げました」と説明しています。その差が、そのまま定価の差になっています。

| 型番 | 素材・位置づけ | メーカー希望小売価格 | 発売日 |
|---|---|---|---|
| GA-B2100-1A | 樹脂(八角形・タフソーラー) | 22,000円 | 2022年5月14日 |
| GM-2100-1A | メタルベゼル×樹脂 | 26,400円 | 2021年8月21日 |
| MTG-B4000-1A | MT-G(メタルと樹脂の融合構造) | 165,000円 | 2025年6月13日 |
| MRG-B5000B | MR-G(角型・チタンなど) | 462,000円 | 2022年3月12日 |
| MRG-B2100D-2A | MR-G(八角形) | 572,000円 | 2026年1月16日 |
※表は横にスクロールできます
出典:カシオ計算機 ニュースリリース(GA-B2100/GM-2100/MTG-B4000/MRG-B5000/MRG-B2100D)。価格はすべて税込の定価です。八角形の型番については8角形のG-SHOCKはどれを選ぶ?でも整理しています。
スーツや職場で浮かないのは、どの型番ですか?
ベゼルかバンドにメタルが入った型番です。GM-2100なら定価26,400円、本格的に寄せるならMT-Gという段階があります。
「職場で浮きたくない」が一番の悩みなら、見るべきところははっきりしています。金属が光る面積を増やすことです。全体が樹脂だと光をほとんど返さないため、どうしてもスポーツ用具に見えます。
いちばん手前の選択肢がGM-2100です。カシオ公式によると、メーカー希望小売価格は26,400円(税込)、発売は2021年8月21日。大きさは49.3×44.4×11.8mm、質量は約72gで、厚みは12mmを切っています。樹脂のGA-B2100より20g重くなりますが、これはベゼルがメタルに替わったぶんです。
袖口に入るかどうかの目安
ワイシャツの袖に収まるかは、横幅より厚みで決まります。ここで挙げた型番はいずれも公式の厚みが11.8〜12.9mmで、G-SHOCKの中では薄いほうです。買う前に公式の「大きさ」欄の3つ目の数字を見てください。
もう一段上げるならMT-Gです。MTG-B4000-1Aの定価は165,000円(税込)、2025年6月13日の発売。カシオはこのモデルについて「どの角度から見ても上質感と立体感が際立つ」と説明していて、ここまで来ると時計好きの方にも通じる作りになります。
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樹脂のG-SHOCKは、やっぱり安く見えますか?
場面によります。樹脂は軽さと耐衝撃性のための選択で、公式スペックでは約52gと、メタルの半分以下です。
ここは誤解されやすいところなので、はっきり書いておきます。樹脂は手抜きの素材ではありません。GA-B2100の質量は公式で約52g。一方、MR-GのMRG-B5000Bは約114gです。倍以上の差があります。
一日中腕に着けて動く仕事なら、52gの軽さはそのまま快適さになります。現場仕事や運動の場面で樹脂のG-SHOCKが選ばれているのは、安いからではなく、その場面に一番合っているからです。恥ずかしいかどうかは、素材の格ではなく場面との相性で決まります。
ちなみに樹脂モデルも、公式では構造「耐衝撃構造」、防水「20気圧防水」と書かれていて、ここはMR-Gとまったく同じ表記です。中身の基本性能で手を抜いているわけではないということです。
買取の金額から見ると、評価はどうなっていますか?
素材ではっきり分かれます。当店の実績ではMR-Gの中央値が100,000円、樹脂のGA系は3,000円でした。
ここからは、カシオ公式ではなく当店のデータです。実際に買い取った実績を型番のグループごとに集計すると、「市場がどう評価しているか」が見えてきます。

| 型番 | 状態ランク | 買取金額 | 査定日 |
|---|---|---|---|
| MRG-B2000GA-1AJR | B | 480,000円 | 2023年5月1日 |
| MRG-B5000R-1JR | S | 247,000円 | 2024年5月5日 |
| GMW-B5000TVB-1JR | S | 125,000円 | 2023年1月2日 |
| MTG-B1000RB-2AJR | B | 115,000円 | 2022年6月12日 |
| GMW-B5000D-1JF | C | 10,000円 | 2026年6月19日 |
| GA-2100WD-1AJF | A | 4,000円 | 2026年4月29日 |
※表は横にスクロールできます
出典:ショックマニア 買取実績(当店の一次データ)。状態ランクはS・A・B・C・Eの5段階です。
この表で注目していただきたいのは、ランクBのMR-Gが480,000円で、ランクAの樹脂モデルが4,000円というところです。状態は樹脂のほうが良いのに、金額は100倍以上離れています。
つまり査定の場で金額を決めているのは、きれいさよりも何でできているかです。チタンやステンレスは素材そのものに値段がありますし、研磨の手間も価格に乗っています。樹脂は経年で硬くなったりベタついたりするため、そこも評価に反映されます。
「恥ずかしいから売ってしまおう」とお考えの方には、ひとつだけお伝えしています。売る前に裏ぶたの型番を調べてください。GMW-やMRG-で始まっていたら、思っているより高い可能性があります。逆にGA-やDW-で始まる樹脂モデルなら、無理に手放さず、場面を分けて使い続けるのも十分ありだと思います。
恥ずかしくない1本を選ぶなら、どこを見ればいいですか?
公式スペックの「大きさ」「質量」とカラー名の3つです。厚み12mm前後でメタル入り、色は黒か銀を選べば外しません。
1. 公式の「大きさ」欄で、3つ目の数字(厚み)を見る
袖口に収まるかはここで決まります。この記事で挙げた型番は11.8〜12.9mmで、G-SHOCKの中では薄いほうです。
2. ベゼルかバンドにメタルが入っているかを確認する
全体が樹脂だと光を返しません。GM-2100のようにベゼルだけメタルでも、印象はかなり変わります。
3. 公式のカラー名で、黒・銀・紺のどれかを選ぶ
原色や多色づかいは、それ自体がG-SHOCKの魅力ですが、職場で浮きたくないなら避けたほうが無難です。
この3つを満たす手前の1本がGM-2100、本格的に寄せるならMT-GやMR-Gという順番になります。予算から考えたい方は10万円のG-SHOCKはどれを選ぶ?やG-SHOCKのフルメタル新作はどれを選ぶ?もあわせてご覧ください。
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G-SHOCKが恥ずかしいか気になる方の、よくある質問
40代・50代がG-SHOCKを着けるのはおかしいですか?
スーツに合わせても大丈夫ですか?
樹脂のG-SHOCKは安物ということですか?
G-SHOCKは中古で売ると、いくらくらいになりますか?
恥ずかしいと感じたら、売ってしまったほうがいいですか?
まとめ:恥ずかしいのはG-SHOCKではなく、場面に合っていない型番です
「G-SHOCKは恥ずかしい」という言葉の正体は、ブランドへの評価ではなく、1万円台の黒い樹脂モデルというイメージが、G-SHOCK全体の代表になってしまっていることでした。
実際にはカシオ公式の定価だけでも、同じ八角形デザインで22,000円のGA-B2100と572,000円のMRG-B2100D-2Aが並んでいます。その差は26倍です。当店の買取実績253本を見ても、MR-Gの中央値は100,000円、樹脂のGA系は3,000円と、評価は素材ではっきり分かれていました。
職場で浮きたくないなら、見るのは公式スペックの厚みとメタルの有無、そして色の3つだけです。GM-2100なら定価26,400円から、この条件を満たせます。逆に、軽さが欲しい場面では52gの樹脂モデルが最適解になります。恥ずかしいかどうかは、型番と場面の組み合わせの問題だと考えてみてください。
もしお手元のG-SHOCKを手放すか迷っているなら、先に型番だけ調べてみることをおすすめします。思っていた評価と違うかもしれません。
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