G-SHOCKの5000シリーズはどれを選ぶ?素材で変わる定価と重さ

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CONCLUSION

この記事の結論(先に知りたい方へ)

  • 5000シリーズとは、1983年の初代DW-5000から続く「角型」のことです。形はほぼ変わらず、外装の素材だけが増えてきました
  • 定価は33,000円から462,000円まであります。カシオ公式で確認できた範囲でも、同じ角型で14倍の開きがあります
  • 値段を分けているのは機能ではなく外装の素材です。樹脂・ステンレス・カーボン・チタン系の順に上がります
  • いちばん軽いのは、いちばん高いカーボンのGCW-B5000UN(約65g)。ステンレスのGMW-B5000MBは約167gで、2.5倍以上違います
  • 当店の買取実績では、ステンレスのGMW-B5000系が中央値22,000円、樹脂のDW-5600系が2,000円でした。素材の段は売るときにも残ります
  • 同じGMW-B5000D-1JFでも10,000円と22,000円に分かれています。差が出るのはベルトとベゼル、そして充電池の状態です

裏ぶたが四角い、あの形。G-SHOCKと聞いて多くの人が思い浮かべるのが、この角型です。

ところが「5000シリーズ」で調べ始めると、3万円台のものと46万円のものが同じ顔で並んでいて、何が違うのか分かりません。スペック表を見比べても、防水も耐衝撃構造も同じと書いてある。ではどこで値段が変わっているのか。

この記事では、カシオ計算機のニュースリリースで確認できた定価・発売日・重さだけを使って、その差がどこから来ているのかを並べます。あわせて、当店が実際に買い取った金額も載せます。買うときも売るときも、判断の基準は同じところにあります。

G-SHOCKの「5000シリーズ」は、どの時計のことですか?

1983年の初代DW-5000から続く角型のことです。型番に5000や5600が入るモデル群で、今もこの形が作られ続けています。

カシオが2023年4月18日に出したニュースリリースには、歴代モデルをまとめた表が載っています。そこに書かれている最初の行がこれです。

発売年 型番 特徴
1983年 DW-5000 G-SHOCK初代モデル
1985年 DW-5500 マッドレジスト構造
1987年 DW-5600C DW-5000のフォルムを継承した角型モデル
1995年 DW-6900 「3つ目」採用のロングセラーモデル

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出典:カシオ計算機 ニュースリリース「歴代モデルの型番をバンドに刻んだ“G-SHOCK”」(2023年4月18日/2026年9月23日確認)

つまり角型は、G-SHOCKの派生のひとつではなく出発点そのものです。1987年のDW-5600Cで「DW-5000のフォルムを継承した」とカシオ自身が書いているとおり、以後のモデルはすべてこの形を受け継いでいます。

2024年12月13日には、その初代をそのまま復刻したDW-5000Rが定価33,000円で発売されました。40年以上たっても同じ形が新品で買える、というのがこのシリーズの特殊なところです。

初代G-SHOCKを復刻したDW-5000R 黒の樹脂モデル
出典:カシオ計算機 ニュースリリース「初代“G-SHOCK”復刻モデルを発売」(2024年11月28日)

5000シリーズの定価は、いくらからいくらまでありますか?

公式で確認できた範囲で33,000円から462,000円です。同じ角型のまま、14倍の開きがあります。

カシオのニュースリリースに載っていた税込の希望小売価格を、安い順に並べます。すべて発売時の価格です。

型番 外装 定価(税込) 発売日
DW-5000R 樹脂(初代復刻) 33,000円 2024年12月13日
GMW-B5000MB ステンレス(黒) 77,000円 2022年3月11日
GMW-B5000PC ステンレス 80,300円 2023年10月13日
GMW-B5000BPC ステンレス 89,100円 2023年10月13日
GMW-B5000SS ステンレス 93,500円 2024年6月7日
GMW-BZ5000D-1 ステンレス(MIP液晶) 93,500円 2025年11月14日
GMW-BZ5000BD-1 ステンレス(MIP液晶) 102,300円 2025年11月14日
GMW-B5000PS 深層硬化処理ステンレス 121,000円 2023年4月21日
GCW-B5000UN-1 297,000円 2023年11月28日
MRG-B5000D 396,000円 2022年3月12日
MRG-B5000B 462,000円 2022年3月12日

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出典:カシオ計算機 ニュースリリース(2022年2月24日/2022年3月1日/2023年3月15日/2023年9月12日/2023年11月10日/2024年5月21日/2024年11月28日/2025年11月4日。いずれも2026年9月23日確認)

5000シリーズの素材別の定価の比較
出典:カシオ計算機 ニュースリリース(いずれも発売時の税込価格・2026年9月23日確認)

ここに載せていない型番について

定番のGMW-B5000D-1JFや、樹脂のGW-M5610などは、発売が古くニュースリリースが残っていないため、この表には入れていません。カシオ公式で確認できなかったものを推測で書くことはしません。

中古の実際の相場については、フルメタルG-SHOCKの中古相場にまとめてあります。

値段を分けているのは、何ですか?

外装の素材です。防水も耐衝撃構造も共通なので、差が出ているのはケースとバンドに何を使ったかだけです。

表を素材でくくり直すと、値段の段と素材の段がきれいに一致します。

外装 価格帯 この素材の意味
樹脂 33,000円 初代と同じ作り。軽くて、ぶつけても気にならない
ステンレス 77,000〜102,300円 金属の重さと光り方が出る。いわゆるフルメタル
深層硬化処理ステンレス 121,000円 表面を硬くして、傷を付きにくくしたもの
カーボン 297,000円 金属より軽く、それでいて硬い
チタン・COBARION 396,000〜462,000円 MR-Gの領域。研磨と素材にコストをかけている

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ここで誤解しやすいのは、高いほうが丈夫、ではないということです。20気圧防水と耐衝撃構造は33,000円のDW-5000Rにも入っています。値段が上がって変わるのは、主に傷の付きにくさと質感です。

落として壊れるかどうかで選ぶなら、いちばん安いものでじゅうぶんです。毎日着けて傷が増えていくのが気になるかどうか。そこが分かれ目になります。

いちばん軽いのは、どれですか?

いちばん高いカーボンのGCW-B5000UNで、約65gです。ステンレスのGMW-B5000MBは約167gで、2.5倍以上違います。

カシオがリリースに重さを書いてくれている3本を並べます。値段の順と重さの順が、まったく逆になります。

型番 外装 大きさ 質量 定価(税込)
GCW-B5000UN-1 カーボン 49.1×45.0×14.5mm 約65g 297,000円
MRG-B5000D チタン・COBARION 49.4×43.2×12.9mm 約114g 396,000円
GMW-B5000MB ステンレス 49.3×43.2×13.0mm 約167g 77,000円

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出典:カシオ計算機 ニュースリリース(2023年11月10日/2022年3月1日/2022年2月24日。2026年9月23日確認)

縦横の大きさはほとんど同じです。それでいて重さは100g以上ちがう。腕に載せたときの感じ方は、この数字がそのまま出ます。

「フルメタルが重くて手放した」という話は、当店にもよく届きます。167gは、500mlのペットボトルのおよそ3分の1です。慣れる人は慣れますが、合わない人には最後まで合いません。金属の見た目が欲しくて重さが嫌なら、カーボンという逃げ道がある、というのがこの表の読み方です。

カーボン外装のGCW-B5000UN-1とGCW-B5000UN-6
出典:カシオ計算機 ニュースリリース「強さと軽さを追求したカーボン仕様の“G-SHOCK”」(2023年11月10日)

このGCW-B5000UNは、カシオの表記でタフソーラーと20気圧防水、フル充電から発電無しでも約10カ月(パワーセービング状態なら約22カ月)動くとされています。

いま新品で選ぶなら、どこから入るのがいいですか?

金属の角型に初めて手を出すなら、ステンレスのGMW-B5000系です。この段がいちばん本数が多く、中古も見つけやすいからです。

公式の定価で77,000円から。ここから上は、硬さや素材のための上積みになります。最初の1本で29万円や46万円を選ぶ必要は、ふつうはありません。

2025年11月14日には、MIP液晶を載せたGMW-BZ5000D-1が93,500円で発売されました。液晶の見やすさを優先するなら、この新しい系統という選び方もあります。

型番ごとの詳しい中古相場は、GMW-B5000Dの買取ページで確認できます。

※価格・在庫は各ショップでご確認ください。リンクには広告が含まれます。

5000シリーズは、買取でいくらになりますか?

当店の実績では、ステンレスのGMW-B5000系が中央値22,000円、MR-Gは中央値218,500円でした。素材の段は売るときにも残ります。

実際にお預かりして査定した金額です。まとめや推測ではなく、そのまま載せています。

査定日 型番 状態ランク 買取金額
2024年5月5日 MRG-B5000R-1JR S 247,000円
2023年4月16日 MRG-B5000BA-1JR B 190,000円
2023年1月2日 GMW-B5000TVB-1JR S 125,000円
2022年10月6日 GMW-B5000TB-1JR B 70,000円
2022年9月28日 GMW-B5000KL B 70,000円
2023年5月1日 GMW-B5000TCC-1JR A 66,000円
2022年6月12日 GMW-B5000EH-1JR S 50,000円
2022年6月12日 GMW-B5000D-1JF B 22,000円
2026年5月27日 GMW-B5000D-1JF B 19,000円
2026年6月9日 GMW-B5000D-1JF B 16,000円
2023年6月5日 GMW-B5000D-1JF C 12,000円
2026年6月19日 GMW-B5000D-1JF C 10,000円
2024年10月1日 GW-5000U-1JF A 8,000円

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出典:当店の買取実績(2026年9月23日時点)

5000シリーズの買取金額の中央値の比較
出典:当店の買取実績(2026年9月23日時点の集計)。限定色やコラボで最高額が跳ねるため、棒は中央値で描いています

なぜ同じ型番でも、買取額が倍ちがうのですか?

状態です。同じGMW-B5000D-1JFでも、ランクBは16,000〜22,000円、ランクCは10,000〜12,000円に分かれています。

上の表でGMW-B5000D-1JFだけを抜き出すと、10,000円から22,000円のあいだに散らばっています。型番は同じ、機能も同じ。違うのは使われ方だけです。

金属モデルでとくに効くのがブレスレットのコマの傷です。樹脂バンドなら交換すれば済みますが、一体で作られた金属のブレスは、そう簡単に替えられません。ここに深い傷が入っていると、そのまま金額に出ます。

もうひとつが充電池です。5000シリーズの金属モデルはほとんどがタフソーラーで、内部の二次電池が弱っていると「明るいところに置いてもすぐ止まる」状態になります。動作確認で真っ先に見るのがここです。

査定では、5000シリーズのどこを見られますか?

ブレスのコマ、ベゼル上面、液晶の抜け、そして充電と電波受信の動作です。箱と説明書の有無も金額に効きます。

査定士より

角型のフルメタルは、持ち込まれる本数がとにかく多い型番です。だからこそ同じ型番のなかでの差がはっきり出ます。何本も並べて見ていると、金額を分けているのはいつも同じところだと分かります。

まずブレスの側面。机の角や車のドアに当たるのは、たいてい同じ面です。ここだけ白っぽくなっている個体は珍しくありません。上から見て気付かなくても、横から光を当てると出ます。

次にベゼルの上面の文字まわり。刻印の縁に細かい傷が溜まると、磨いても戻りません。深層硬化処理をしているGMW-B5000PSのようなモデルは、ここが比較的きれいに残っています。素材にお金をかけた分が、数年後の査定で返ってくる形です。

そして充電と電波受信。明るいところに置いても表示が戻らない、受信マークが立たない。この2つが出ると、外装がきれいでも評価は一段下がります。しばらく使っていない個体は、売りに出す前に数日、窓際に置いておいてください。それだけで見え方が変わります。

逆に、樹脂の5000系は素の状態で持ってきていただいて問題ありません。ベルトが硬くなっていても、値が付かないということはまずないです。

中古で5000系を買うとき、何を見ればいいですか?

外装よりも先に、充電が保つかどうかです。外装は磨けますが、弱った二次電池は交換しないと直りません。

1. 充電が保つかを確かめる

タフソーラーのモデルは、二次電池が寿命に近づくと「昼は動くが夜になると止まる」という出方をします。出品ページに充電状態の表示(H/M/L)が写っているかを見てください。Lのまま動いている個体は避けたほうが無難です。

2. ブレスのコマが全部そろっているか

金属ブレスは、腕まわりに合わせてコマを外して使います。外したコマが付属していない個体は、腕が太い人には合わせられません。「コマ〇個欠品」と書いてあるものは、自分の腕まわりで足りるかを先に確認してください。

3. 限定色は型番の末尾まで読む

GMW-B5000のカラーバリエーションは値段の幅が大きく、上の実績表でも59,000円から125,000円まで開いています。末尾の記号が違えば別の時計だと思って、型番を最後まで照合してください。

復刻のDW-5000Rのようにすでに新品が出回りにくいものは、中古のほうが現実的な選択肢になります。

※価格・在庫は各ショップでご確認ください。リンクには広告が含まれます。

G-SHOCKの5000シリーズについて、よくある質問

5000シリーズと5600シリーズは、別のものですか?
同じ角型の系譜です。カシオのニュースリリースには、1987年のDW-5600Cについて「DW-5000のフォルムを継承した角型モデル」と書かれています。型番の数字は違いますが、形の出どころは同じです。
いちばん安い5000シリーズはどれですか?
公式のニュースリリースで確認できた範囲では、初代復刻のDW-5000Rが33,000円です。ただし古い型番はリリースが残っておらず、確認できていないものもあります。樹脂の現行モデルにはこれより安いものもあります。
フルメタルは重すぎませんか?
ステンレスのGMW-B5000MBはカシオ公式で約167gです。同じ大きさのカーボンモデルGCW-B5000UNが約65gなので、2.5倍以上の差があります。重さが不安なら、実物を着けてから決めることをおすすめします。
カーボンのGCW-B5000は、なぜあんなに高いのですか?
定価は297,000円です。カシオはこのモデルを「強さと軽さを追求したカーボン仕様」として発表しました。金属より軽いまま硬さを出すための素材と加工に、価格が乗っている形になります。
MR-Gは5000シリーズに入りますか?
MRG-B5000は角型のMR-Gです。カシオは2022年3月のリリースで「“G-SHOCK”初号機の角型デザインを初めて採用した“MR-G”」と説明しています。詳しくはMRG-B5000の記事にまとめています。
何年も放置していた5000系でも、買取してもらえますか?
できます。充電が切れて表示が消えていても査定は可能です。ただし窓際に数日置いて動く状態にしてからのほうが、動作確認が取れるぶん金額は付きやすくなります。
樹脂の5000系は、売っても値が付きませんか?
付きます。当店の実績では樹脂の角型でも数千円の値が付いています。限定色やコラボはさらに上がることがあり、状態より「どの型番か」で決まる部分が大きいです。

まとめ:5000シリーズは「どの素材まで払うか」で決める

ここまでをひとことにすると、こうなります。

選ぶときの順番

1. 形はどれも同じ。1983年のDW-5000から変わっていません。防水も耐衝撃構造も共通です。

2. 値段は素材で決まる。樹脂33,000円 → ステンレス77,000円〜 → カーボン297,000円 → MR-G396,000円〜。

3. 重さは値段と逆に動く。いちばん高いカーボンが約65gで、いちばん軽い。ステンレスは約167gです。

4. 売るときも同じ段が残る。当店の中央値はMR-G218,500円、GMW-B5000系22,000円でした。

迷ったら、まず腕に載せて重さを確かめてください。スペックで差が出ないぶん、このシリーズで後悔するとしたら理由は重さです。

そして、もし押し入れに使っていない角型が眠っているなら、それが次の1本の原資になります。金額は型番と状態で決まるので、まずは調べてみてください。

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