MUDMASTERとは?歴代モデルの違いと買取相場|G-SHOCK最強の陸ライン

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G-SHOCKの中で「いちばんタフなのはどれか」という話になると、必ず名前が挙がるのがMUDMASTER(マッドマスター)です。

瓦礫、土砂、粉塵。人がいたくない場所で使うことを前提に作られたシリーズで、ボタンひとつ、りゅうずひとつに泥を入れないための構造が仕込まれています。

この記事では、2015年の初代から現行フラッグシップまでの歴代モデル、価格帯ごとの選び方、そして買取相場まで、G-SHOCK専門の買取店としてまとめました。

CONCLUSION

この記事の結論(先に知りたい方へ)

  • MUDMASTERは防塵・防泥+耐振動に特化した、MASTER OF Gの「陸」ライン
  • 2015年のGWG-1000から始まり、現行の頂点はGWG-B1000(2023年〜)です
  • 価格帯は約3万円〜14万円。センサーの数と外装素材で値段が決まります
  • 当店の買取実績はGWG-2000で最高60,000円。カーボン系の上位機ほど高値が付きます
  • 電波ソーラーの二次電池が弱る前が、いちばん高く売れるタイミングです

MUDMASTERシリーズとは

G-SHOCK MUDMASTERシリーズ
pic via https://gshock.casio.com/jp/products/mudmaster/other/

MUDMASTERは、瓦礫や土砂といったハードな環境での使用を想定して作られた、G-SHOCKの中でも最上位のタフネスラインです。CASIO史上最強との呼び声も高く、G-SHOCKらしさが最も濃く出ているシリーズと言えます。

シリーズ名のマッド=泥のとおり、防塵・防泥に特化した構造を持っています。ボタンはシリンダー型のステンレスパーツで保護され、ボタンシャフトにはガスケットを装備。りゅうずはねじロック式で、泥や塵の侵入を物理的に防ぎます。さらにモジュールの底面と側面にαGELを入れ、振動にも耐える設計です。

文字盤は幅広の針と大きめのアラビア数字。視界の悪い現場でも、一瞬見ただけで時刻を読み取れることにこだわって作られています。

MUDMASTERの歴代モデル早見表

MUDMASTERのルーツは、1985年のDW-5500C——ファンから「マッドマン」と呼ばれた泥対策モデルにあります。その思想を、アナログとデジタルを併せ持つ大型ボディで再構築したのが、2015年のGWG-1000でした。

発売年型番位置づけ主な進化
2015年GWG-1000初代MUDMASTER誕生。電波ソーラー+トリプルセンサー
2016年GG-1000エントリーツインセンサーに絞り、価格を抑えた入門機
2018年GWG-100中間電波ソーラーを搭載しつつサイズダウン
2019年GG-B100戦略モデルカーボンコアガード+Bluetooth。電波ソーラーは非搭載
2021年GWG-2000上位フォージドカーボンベゼルで小型化・薄型化
2023年GWG-B1000現行フラッグシップ電波ソーラー+トリプルセンサー+Bluetoothを初めて同時搭載

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2026年の最新モデル

2026年5月には、GWG-B1000をベースにしたスペシャルモデル「GWG-B1000MG “Magma Gold”」(GWG-B1000MG-1A9JR/143,000円)が登場しました。流動するマグマの赤橙と、冷えて固まった黄金の景観に着想を得た配色で、メタルパーツには複数のゴールド系IPを重ねています。サファイアガラスとバイオマスプラスチックを採用した、現行MUDMASTERの最上位です。

なお、エントリー機だったGG-1000はすでに生産完了。中古市場でしか手に入らないモデルが増えているのも、このシリーズの現状です。

MUDMASTERシリーズの魅力

MUDMASTERの魅力は、単にタフなだけではありません。ベゼル周りの「武装感」とでも言うべき造形が、他のシリーズにはない存在感を生んでいます。

滑り止めや重機のグリップを思わせるボタンの質感、災害救助用の特殊車両や工具から着想を得た外装。実用のために付いた形が、そのままデザインとして成立している——これがMUDMASTERが長く支持されている理由です。

価格は約3万円台から14万円台まで。この差は主に、搭載しているセンサーの数と、外装に使われている素材から生まれます。

センサー構成計測できるもの該当モデル
ツインセンサー方位・温度GG-1000
トリプルセンサー方位・高度/気圧・温度GWG-1000/GWG-100/GG-B100/GWG-2000/GWG-B1000

MUDMASTERのおすすめ5選

ここからは、代表的な5モデルを発売順に紹介します。どれを選んでも「泥に強い」という点は共通なので、あとはセンサーと予算、そしてサイズ感で決めるのが失敗しない選び方です。

1

GWG-1000-1A3JF

2015年電波ソーラートリプルセンサー初代
G-SHOCK MUDMASTER GWG-1000-1A3JF
pic via https://www.casio.com/jp/watches/gshock/product.GWG-1000-1A3/

MUDMASTERの初代にあたるモデルです。カーキのバンドに黄色の差し色という配色で、ミリタリーテイストが最も分かりやすく出ています。

滑り止めや重機のグリップをイメージした質感と、チェック模様の操作ボタン。アースカラーのバンドはアウトドアスタイルやアメカジと相性がよく、「MUDMASTERらしさ」を求めるならこれという位置づけです。

方位・高度/気圧・温度を測れるトリプルセンサーを搭載。初代でありながら機能面の不足はありません。

2

GG-1000-1A3JF

2016年ツインセンサー入門機生産完了
G-SHOCK MUDMASTER GG-1000-1A3JF
pic via https://www.casio.com/jp/watches/gshock/product.GG-1000-1A3/

センサーを方位と温度の2つに絞り、価格を抑えた入門モデルです。3時側のボタンで方位、4時側のボタンで温度を計測できます。

過酷な状況下でも目視せず感覚的に操作できるよう、ボタンの配置にこだわって作られました。機能を割り切った分だけ手が届きやすく、「MUDMASTERが欲しいけれど価格がネック」という方の受け皿になってきたモデルです。

現在は生産完了となっており、新品での入手は難しくなっています。

3

GWG-100-1AJF

2018年電波ソーラートリプルセンサー中間価格帯
G-SHOCK MUDMASTER GWG-100-1AJF
pic via https://www.casio.com/jp/watches/gshock/product.GWG-100-1A/

初代GWG-1000より一回り小さく、扱いやすくなった中間モデルです。ブラックをベースにグレーのバンド、そこに赤を差すという配色で、重すぎない印象にまとまっています。

バンドは滑り止めをイメージした質感。災害救助に使われる特殊車両や工具から着想を得ているだけあって、シンプルでありながら武骨という、MUDMASTERらしい佇まいです。

電波ソーラーとトリプルセンサーを備えつつ、GWG-1000ほど大柄ではないため、日常でも使いやすいバランスにあります。

4

GG-B100-1AJF

2019年7月カーボンBluetoothソーラー非搭載
G-SHOCK MUDMASTER GG-B100-1AJF
pic via https://www.casio.com/jp/watches/gshock/product.GG-B100-1A/

ケースにカーボンを採用した、いわゆる「戦略モデル」です。カーボンコアガード構造により破損や変形を抑え、高い気密性と耐衝撃性を実現しました。

電波ソーラーは非搭載ですが、その代わりにBluetoothでスマートフォンと連携でき、トリプルセンサーに加えて歩数計測にも対応。日の出・日の入り時刻の表示も備えています。

バンドの付け根がカーブしているためフィット感がよく、中間価格帯でありながら装備は上位機に近い——それがこのモデルの評価されている点です。

5

GWG-2000-1A1JF

2021年フォージドカーボン電波ソーラートリプルセンサー
G-SHOCK MUDMASTER GWG-2000-1A1JF
pic via https://www.casio.com/jp/watches/gshock/product.GWG-2000-1A1/

航空機の機体にも使われるフォージドカーボンをベゼルに採用し、屈強さと軽さを両立させた上位モデルです。防塵・防泥構造はそのままに、新しい外装技術で小型化・薄型化を実現しました。

9時側の機能表示には角度が付けられており、ローアングルからでも読み取れます。グレートーンでまとめた色調と、ローレット加工のボタン。メタルベゼルの高級感もあり、タフでありながら美しいという、それまでのMUDMASTERにはなかった方向性を打ち出しました。

当店の買取実績でも、MUDMASTERの中では最も高い金額が付いているモデルです。

GWG-1000 / GWG-2000 / GWG-B1000 の違い

この3つは名前が似ていて混同されがちですが、世代がはっきり違います。「1000が初代、2000が小型化した上位版、B1000が全部入りの現行旗艦」と覚えるのが正確です。

比較項目GWG-1000
(2015)
GWG-2000
(2021)
GWG-B1000
(2023)
ベゼル素材樹脂フォージドカーボンステンレス+DLC加工
ケース構造樹脂カーボンコアガードカーボンコアガード
電波ソーラーありありあり
トリプルセンサーありありあり
Bluetoothなしなしあり
特徴初代・最も大柄小型化・薄型化日の出/日の入り表示、方角インジケーター

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GWG-2000は「1000を小さくして、素材を良くした」進化。GWG-B1000はそこにスマートフォン連携を加え、電波ソーラー・トリプルセンサー・Bluetoothを初めて1本にまとめたモデルです。サイズは58.7×52.1×16.2mm、重さ114g。GWG-2000より幅と長さはわずかに小さく、厚みと重さはほんの少し増えています。

見た目で見分けるなら

文字盤の左右に小さなサブダイヤルが2つあればGWG-B1000です。左が高度・気圧の変化(通常時は電池残量)、右が目的地の方角を指します。GWG-1000とGWG-2000には、このサブダイヤルがありません。

ショックマニアのMUDMASTER買取価格

G-SHOCK買取専門店ショックマニアでは、MUDMASTERを積極的にお買取りしています。実際の最高買取価格は以下のとおりです。

モデル・型番最高買取価格
GWG-2000-1A1JF60,000円
GWG-1000-1A3JF40,000円
GG-B100-1AJF18,000円
GG-1000-1A3JF15,000円
GWG-100-1AJF15,000円

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査定士より

MUDMASTERの査定で最初に見るのは、ボタン周りのシリンダーとベルトの付け根です。防塵・防泥のための構造が複雑なぶん、泥や砂が噛んだまま放置されていると、内部まで傷んでいることがあります。

次に確認するのがセンサーの動作。方位・高度・温度が正しく出るかどうかで評価が変わります。使わないまま何年も置いていた個体は、まず光に当てて動かしてからお送りください。

そして最大のポイントが二次電池です。電波ソーラーの充電池には5〜10年の寿命があり、フル充電しても数日で止まるようになった個体は、査定額がはっきり下がります。「まだ元気に動くうち」がいちばん高い——これがこのシリーズの現実です。

MUDMASTERを高く売る3つのコツ

やること効果
泥・砂を落としてから送るボタンの隙間とベルトの溝は特に見られます。乾いた歯ブラシで十分です
光に当てて充電しておく全機能が動く状態で届くと、減額の理由が減ります
箱・取説・保証書を揃える10万円前後の上位機ほど、付属品の有無で差が出ます
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MUDMASTER よくある質問

MUDMASTERとMUDMANの違いは?
どちらも泥・砂に強いラインですが、MUDMANはデジタル表示の比較的コンパクトなモデル、MUDMASTERはアナログ+デジタルの大型モデルです。MUDMASTERはMUDMANの思想を引き継いで2015年に生まれた、より上位の系譜にあたります。
今から買うならどれがおすすめですか?
予算を抑えるならGG-B100(カーボン+Bluetooth)、機能をすべて使いたいならGWG-B1000です。中間のGWG-100やGWG-2000は中古が狙い目で、状態の良い個体なら定価をかなり下回る価格で見つかることもあります。
本当に泥だらけになっても大丈夫ですか?
ボタンをシリンダー型の金属パーツで保護し、ボタンシャフトにガスケット、りゅうずはねじロック式と、泥や塵の侵入を防ぐ構造になっています。ただし使用後に洗わず放置すると、隙間で固まって動作不良の原因になります。使ったら水で流して乾かしてください。
電池交換は必要ですか?
電波ソーラーのモデルは日常的な電池交換は不要ですが、内部の二次電池には約5〜10年の寿命があります。充電しても止まるようになったら交換時期です。GG-B100など非ソーラーのモデルは、通常の電池交換が必要になります。詳しくはG-SHOCKの電池交換の記事で解説しています。
MUDMASTERは買取相場が高いほうですか?
G-SHOCKの中では高いほうです。定価が4万円〜14万円と高く、実用目的の中古需要も安定しているためです。当店ではGWG-2000-1A1JFで最高60,000円、GWG-1000-1A3JFで最高40,000円の買取実績があります。

G-SHOCKのタフネスを体現した、MUDMASTER

防塵・防泥に優れ、高い耐衝撃性を備えたMUDMASTER。どれだけ過酷な環境でも動き続けるという、G-SHOCKが40年かけて磨いてきた思想が、最も濃く現れているシリーズです。

初代GWG-1000から現行のGWG-B1000まで、変わらないのは「泥を入れない」という一点。そこに、センサーが増え、素材が変わり、スマートフォンとつながるようになった——という進化が積み重なっています。

そして、もし使わなくなった1本が手元にあるなら。電波ソーラーの二次電池が元気なうちが、いちばん高く売れるタイミングです。動かなくなってからでは遅い、というのが正直なところです。

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