G-SHOCKのソーラーは室内のLEDで充電できる?公式の表では1日分に8時間

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引き出しから出したG-SHOCKが止まっていた。窓のない部屋で使っている。日中は家にいない。そんなとき、部屋のLED照明だけでソーラーは充電できるのか——これが今回の話です。

この記事は、カシオが公開している取扱説明書(操作ガイド)のPDFを実際に開いて、そこに載っている充電時間の表をそのまま書き出したものです。ネット上の体感談や推測は入れていません。結論から言うと、室内でも充電はできます。ただし表の数字を見ると、置き場所を変えたほうがいいことがはっきり分かります。

CONCLUSION

先に結論(1分で読めます)

  • 室内の照明だけでも充電はできます。カシオの表は「光の量(ルクス)」で書かれていて、LEDか蛍光灯かという区別はしていません
  • ただし1日分を充電するのに、室内(500ルクス)では約8時間かかります。晴れた日の窓際(10,000ルクス)なら30分前後です
  • 空っぽから動き出すまで、室内では208時間(約9日)。窓際なら10時間です(取扱説明書 3459の場合)
  • 室内の明るさでの「満充電まで」は、カシオの表そのものが「-」になっています。数字が出せないほど時間がかかるということです
  • やることは1つ。外している時間だけ、文字板を上に向けて窓際に置く。これで表の右端から左端に移動できます
  • 充電しても数日で止まるようになったら、それは二次電池の劣化。カシオは「使用できる時間が短くなった」と感じたら相談するよう案内しています

G-SHOCKのソーラーは、室内のLED照明だけで充電できますか?

できます。ただしカシオの表では、室内(500ルクス)で1日分に約8時間。晴れた日の窓際なら30分前後なので、16倍の差があります。

まず、よくある誤解をひとつ外しておきます。カシオの取扱説明書には「LEDでは充電できない」とも「蛍光灯なら充電できる」とも書かれていません。書かれているのは明るさ(ルクス)だけです。

つまり、照明の種類ではなく文字板に届いている光の量で決まります。カシオが表の中で例に挙げているのは「蛍光灯下の室内など(500ルクス)」という書き方で、照明の方式は問題にしていません。ご家庭の照明がLEDに替わっていても、読み方は同じです。

では、その500ルクスでどれだけかかるのか。下の図が、カシオの取扱説明書3種類から書き出した表です。

カシオの取扱説明書にある1日分の充電時間。室内500ルクスは約8時間
出典:カシオ計算機 操作ガイド 3159/3459・3461/5666(2026年9月14日確認)

カシオ公式の充電時間の表は、どうなっていますか?

「1日、使用するために必要な充電時間」という表があり、屋外8分・窓際30分・曇りの窓際48分・室内8時間と書かれています。

タフソーラーの時計には、裏ぶたに4桁(または3桁)の「取扱説明書番号」が刻まれています。カシオはこの番号ごとに取扱説明書を公開していて、充電時間の表もその中にあります。代表的な3つを並べると、こうなります。

← 表は横にスクロールできます

明るさ(照度)31593459・34615666
晴れた日の屋外など
50,000ルクス
約5分8分8分
晴れた日の窓際など
10,000ルクス
約24分30分30分
曇りの日の窓際など
5,000ルクス
約48分48分48分
蛍光灯下の室内など
500ルクス

番号が違っても、数字はほとんど同じです。タフソーラーという仕組みの性質がそのまま出ている、と読めます。ポイントは、窓際と室内のあいだに10倍以上の段差があることです。5,000ルクス(曇りの日の窓際)までは1時間以内で終わるのに、500ルクスになると一気に8時間へ跳ね上がります。

自分の時計の番号を調べる方法

裏ぶたの中心か、外周の四角で囲まれたところに書かれている数字が「取扱説明書番号」です。この番号をカシオの取扱説明書検索に入れると、お使いのモデルの説明書がそのまま開きます。充電時間の表は「電源について」「充電する」といった章にあります。

空っぽになったG-SHOCKは、室内で何時間かかりますか?

取扱説明書3459では、室内(500ルクス)で動き出すまで208時間。窓際(10,000ルクス)なら10時間です。

ここがいちばん差の出るところです。上の表は「毎日つけている人が、その日の消費分を取り戻すのにかかる時間」でした。完全に止まってしまった時計を復活させる時間は、別の表になっています。

晴れた日の窓際と蛍光灯下の室内で、充電にかかる時間を比べた図
出典:カシオ計算機 操作ガイド 3459/3461(2026年9月14日確認)

取扱説明書3459の表では、充電レベル1(充電切れから時計が動き出すまで)と充電レベル2(動き出してから満充電まで)が分かれています。室内の500ルクスは、レベル1が208時間、レベル2は「-」。つまり、室内の明るさでは満充電までの時間をカシオも示していません。

別の番号でも同じ傾向です。取扱説明書5666では、500ルクスの欄は「充電切れ→充電量:中」が90時間で、その先の「中→高」「高→満充電」はどちらも「-」になっています。

この「-」をどう読むか

室内の照明だけで壊れる、という意味ではありません。光の量が少なすぎて、現実的な時間で満充電に届かないということです。時計は動きますが、電波受信やライトを使うたびに残量は減っていきます。少しずつ目減りしていくので、忘れた頃にまた止まります。

だから対策も単純です。置き場所を1メートル変えるだけで、208時間が10時間になります。

満充電にしておくと、どれくらい止まりませんか?

カシオの仕様では、フル充電から発電なしの状態で約10ヵ月。節電状態なら約22ヵ月と案内されています。

満充電にしておく価値は、ここにあります。カシオのニュースリリース(GW-B5600CDの仕様)には、連続駆動時間が「フル充電時からソーラー発電無しの状態で機能使用の場合:約10ヵ月」「パワーセービング状態の場合:約22カ月」と書かれています。

タフソーラーを搭載したG-SHOCK GW-B5600CDシリーズ
出典:カシオ計算機 ニュースリリース(2023年11月15日)https://www.casio.co.jp/release/2023/1115-gw-b5600cd/

取扱説明書の仕様欄にも同じ考え方の数字があります。3459は持続時間約10か月、5666は二次電池CTL920で約5か月。3159は「一度フル充電すると約10ヵ月動き続ける」という書き方です。いずれもまったく光に当てない場合の数字です。

逆に言えば、満充電まで持っていければ、半年から10ヵ月は何もしなくていいということ。引き出しにしまう前に窓際で数日充電しておくと、次に出したときに止まっていません。

室内で充電するとき、どこに置けばいいですか?

窓際に、文字板を上(光源)に向けて置きます。文字板が一部でも隠れると発電効率が落ちる、とカシオは案内しています。

手順① 文字板を光源に向ける

ソーラーパネルは文字板と一体になっています。カシオの取扱説明書は「ソーラーセル部を光源に向ける」「ソーラーセルの一部が隠れていると充電効率が下がる」と書いています。横倒しやうつ伏せで置くと、いちばん明るい面に光が当たりません。

手順② 外している時間は窓際に置く

1日じゅう窓際に置く必要はありません。帰宅してから寝るまで、あるいは在宅している日中だけでも、曇りの窓際(5,000ルクス)で48分あれば1日分は足ります。置き場所を決めてしまうのがいちばん続きます。

手順③ 腕につけているときは袖に注意する

取扱説明書には、腕につけているときに文字板へ衣類の袖がかからないようにする、という注意書きがあります。長袖の季節に止まりやすいのは、これが理由です。冬に「急に止まった」と感じる方は、置き場所より先に袖を疑ってください。

時計スタンドに載せて窓際に置くと、文字板が自然に上を向いて安定します。落として傷をつける事故も減るので、外したあとの定位置をつくるつもりで使うと確実です。

※価格・在庫は各ショップでご確認ください。リンクには広告が含まれます。

ただし、この3か所では充電しないでください

カシオは高温下での充電を避けるよう、具体的に挙げています。炎天下に駐車している車のダッシュボードの上/白熱灯などの発熱体に近い所/直射日光が長時間当たり、高温になる所の3つです。

「早く充電したいから日なたに放置」は、いちばんやってはいけないやり方です。取扱説明書には、光源の条件や環境によっては時計本体が非常に高温になり、やけどの危険があるとも書かれています。

LEDスタンドの光を直接当ててもいいですか?

カシオが名指しで避けるよう書いているのは「白熱灯などの発熱体に近い所」です。LEDについての記載はありません。

デスクライトを当てて充電を早めたい、という発想は自然です。取扱説明書の表は明るさ(ルクス)で書かれているので、近づけて明るくすれば、そのぶん表の上の行に近づくという理屈にはなります。

ただし、カシオが挙げている注意は「高温」です。白熱灯は光と一緒に強い熱を出すため名指しされています。LED照明については、取扱説明書に記載がありません。公式で確認できなかった以上、ここは推測で断言しないでおきます。

当店の考え方

器具に密着させるような置き方は、種類にかかわらずおすすめしません。電球のすぐそばは、光より先に熱が来ます。数十センチ離して当てるか、素直に窓際に置くほうが、結果としてうまくいきます。

時間に余裕があるなら、窓際が最短です。晴れた日の窓際は10,000ルクス。一般的な室内照明の20倍という前提でカシオは表を作っています。

充電が足りなくなると、何が起きますか?

まず電波受信・ライト・音・スマホ接続が使えなくなり、さらに減ると全機能が止まります。最後はデータと設定が消えます。

ソーラーのG-SHOCKは、いきなり止まるのではなく段階を踏んで機能を切っていきます。取扱説明書3459の記載を並べると、こうなります。

← 表は横にスクロールできます

時計の表示状態できなくなること
[LOW]が点滅充電不足
[CHG]が点滅さらに充電量が減った状態すべての機能が使用できない
表示が消灯充電切れデータがすべて消去され、設定がお買い上げ時の状態に戻る

[LOW]が出たら、その日のうちに窓際へ。ここで動けば、設定を作り直す手間が起きません。取扱説明書3159では、完全に止まる(レベル5)とホームタイムの都市がTYOに戻る、とも書かれています。海外都市を設定していた方は、設定し直しが必要になります。

なお、電池が空の状態で光に当てると[CHG]が点滅しはじめます。時刻が表示されるまでは、当て続けてください。表示が出ただけではまだ機能は使えません。

充電しても長持ちしないときは、どうすればいいですか?

二次電池の劣化です。カシオは「使用できる時間が短くなった」と感じたら、修理窓口か販売店に相談するよう案内しています。

ここは混同されやすいところなので、公式の書き方をそのまま引きます。取扱説明書には、専用の二次電池を使っているのでお客様は電池を取り外さないこと、そしてソーラーパネルが受ける光により充電されるので、一次電池のような定期的な電池交換の必要はないと書かれています。

ただし、そのあとに続きがあります。「二次電池は長期的なご使用や使用環境により容量や充電効率が低下します」。充電しても使用できる時間が短くなったと感じたときは、修理に関する問合せ先か販売店に相談するよう案内されていて、希望により保証期間経過後は有料で充電点検調整を受けられます。

つまり「電池交換が不要」ではなく、交換の頻度が桁違いに減るという話です。仕組みそのものについてはG-SHOCKのタフソーラーとは?寿命・充電方法・止まったときの対処に、費用の比べ方はG-SHOCKの電池交換はどこが安い?4ルートの料金比較にまとめてあります。

査定士より

買取のご依頼で届くソーラーモデルの多くは、止まった状態で届きます。そのうち一定数は故障ではありません。窓際に置いて数日おくと、普通に動き出します。

見分け方はシンプルで、光に当てて表示が戻るなら充電切れ、戻らない・戻ってもすぐ落ちるなら二次電池の劣化です。当店は動かない状態でも査定しますが、動作が確認できたほうが評価は上がります。売ると決めているなら、送る前の数日だけ窓際に置いてみるのは試す価値があります。

もうひとつ。長く引き出しに入っていた個体は、二次電池だけでなくバンドの硬化も同時に進んでいることが多いです。使う予定がないまま置いておくと、直す価値も売る価値も同じ速さで下がっていきます。動かないG-SHOCKの買取についてはこちらにまとめました。

G-SHOCKのソーラー充電についてよくある質問

部屋のLED照明だけで、G-SHOCKのソーラーは充電できますか?
できます。カシオの取扱説明書の表は照明の種類ではなく明るさ(ルクス)で書かれており、LEDか蛍光灯かの区別はありません。ただし500ルクス程度の室内照明では、1日分の充電に約8時間かかります。晴れた日の窓際(10,000ルクス)なら30分前後です。
室内の照明だけで満充電になりますか?
カシオの表では、室内(500ルクス)の満充電までの時間は「-」と書かれていて、数字が示されていません。取扱説明書3459では、室内で充電切れから時計が動き出すまでが208時間、そこから満充電までは「-」です。満充電を目指すなら窓際に置いてください。
止まってしまったG-SHOCKは、どれくらい光に当てれば動きますか?
取扱説明書3459の表では、晴れた日の屋外(50,000ルクス)で3時間、晴れた日の窓際(10,000ルクス)で10時間、曇りの日の窓際(5,000ルクス)で16時間、蛍光灯下の室内(500ルクス)で208時間です。表示が出てもすぐには機能が使えないため、そのまま当て続けてください。
LEDのデスクライトを近づけて充電してもいいですか?
カシオが避けるよう案内しているのは「白熱灯などの発熱体に近い所」で、LEDについての記載はありません。ただし高温になる場所での充電は避けるよう明記されており、光源の条件によっては時計本体が非常に高温になりやけどの危険があるとも書かれています。器具に密着させる置き方は避けてください。
[LOW]や[CHG]が点滅しているのは故障ですか?
故障ではなく充電不足のサインです。[LOW]点滅では電波受信・ライト・音・スマートフォンとの接続が使えなくなり、[CHG]点滅ではすべての機能が使えなくなります。光に当てて充電すれば戻ります。表示が消灯するまで放置すると、データが消去され設定が工場出荷時に戻ります。
満充電にすると、光に当てなくてもどれくらい動きますか?
カシオの仕様では、フル充電からソーラー発電なしの状態で機能を使った場合が約10ヵ月、パワーセービング状態なら約22ヵ月です(GW-B5600CDの場合)。取扱説明書の仕様欄でも、3459が約10か月、5666が約5か月と案内されています。
充電しても数日で止まります。二次電池は交換できますか?
自分では交換できません。カシオは専用の二次電池を使っているため取り外さないよう案内しています。長期的な使用で容量や充電効率は低下するため、「使用できる時間が短くなった」と感じたら修理窓口か販売店へ相談してください。保証期間経過後は有料で充電点検調整を受けられます。
使わないG-SHOCKは、止まったまま売っても大丈夫ですか?
大丈夫です。当店は動作しない状態でも査定します。ただし光に当てて動くようなら、動作が確認できたほうが評価は上がります。送る前の数日だけ窓際に置いてみることをおすすめします。

まとめ:置き場所を1メートル変えるだけで、8時間が30分になります

室内のLED照明でもG-SHOCKのソーラーは充電できます。カシオの表は照明の種類ではなく明るさで書かれているからです。ただし、その明るさが足りていません。

1日分を取り戻すのに室内で8時間、窓際なら30分。空っぽから動き出すまでは室内で208時間、窓際なら10時間。そして室内の明るさでの満充電は、カシオの表にも数字がありません。やることは「外したら窓際に、文字板を上にして置く」だけです。

それでも数日で止まるようになったら、二次電池の寿命です。直して使い続けるか、使わないまま置いておくか、手放すか。売る前に確認しておきたいポイントも用意しているので、判断の材料にしてください。

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