G-SHOCKが曇ったら修理代はいくら?カシオ公式の定額料金は7,000円から30,000円
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G-SHOCKのガラスの内側が、白くくもっている。これを見つけたとき、いちばん知りたいのは「直すといくらか」だと思います。
この記事は、カシオのWEB修理受付サービスの「概算修理料金」画面を型番ごとに開いて、実際に出た金額を並べたものです。推測は入れていません。あわせて当店の買取実績と並べ、「直すのと売るの、どちらが現実的か」も出しました。
先に結論(1分で読めます)
- すぐ消える曇りは、カシオの説明書に「特に問題はありません」と書かれています。温度差で起きるもので、故障ではありません
- 消えない曇りは別物です。「ただちに使用をやめて修理に出す」とカシオが明記しています
- カシオの機能修理料金は定額。G-SHOCKでは7,000円〜30,000円(税別)の幅があり、モデルで決まります
- ただし「浸水による腐食」はこの定額から外れます。別見積もり、あるいは修理不可になることがあります
- 樹脂のスクエアやGA-2100は、修理料金のほうが買取相場より高くなりやすい。メタル系は逆です
- 防ぐ方法はカシオが書いています。パッキン交換は2〜3年が目安です
G-SHOCKのガラスが曇った。これは故障ですか?
すぐ消えるなら故障ではありません。消えない、または内部に水が残っているなら、使用をやめてすぐ修理に出してください。
カシオのウオッチ取扱説明書には、曇りについてはっきりした記述があります。長いですが、ここがこの記事のいちばん大事なところなので、そのまま引用します。
カシオ ウオッチ取扱説明書より(ご使用上の注意・防水性)
「時計が急冷された場合など、ガラスの内側が曇ることがありますが、すぐに曇りが無くなるようであれば特に問題はありません。夏季に高温の室外から室内に入りエアコンの吹き出し口付近で冷気にさらされたり、冬季に暖かい室内から出て屋外の冷気や雪に触れた場合など、外気と時計内部の温度差が大きくなることによって曇る時間が長くなることがあります。」
「なお、曇りが消えなかったり、時計内部に水が残っている場合は、ただちにご使用をやめて、修理を『修理お申込み先』またはお買い上げの販売店にお申し付けください。」
つまり、判断の分かれ目は「消えるかどうか」の一点だけです。夏の冷房の風にあたった、冬に暖かい部屋から雪の中に出た。そういう場面で一時的に曇るのは、水が入ったわけではありません。そのまま消えます。
問題は、翌日になっても消えていない場合です。これは時計の中に水分が残っているということで、放っておくと内部の金属が腐食していきます。そして腐食まで進むと、あとで説明する「定額の修理料金」が使えなくなります。急ぐ理由はここにあります。

曇ったまま、ボタンを押さないでください
中に水分がある状態でボタンやりゅうずを操作すると、水がさらに奥へ入ります。カシオも「時計に水分がついた状態でりゅうずやボタンを操作すること」を、防水性能が落ちる原因として挙げています。曇りを見つけたら、操作せずにそのまま修理へ出すのが正解です。
曇りの修理は、カシオでいくらかかりますか?
G-SHOCKの機能修理料金は定額で、7,000円から30,000円(税別)。金額はモデルごとに決まっています。
カシオのWEB修理受付サービスには、型番と症状を選ぶと概算料金が出る画面があります。そこで主要なG-SHOCKを1本ずつ調べた結果が下の表です。いずれも「メーカー保証期間外・修理保証外」を選んだときの金額で、税別です。
| 型番(調べた製品名) | モジュール | 機能修理料金(定額・税別) |
|---|---|---|
| DW-5600E-1 | 3229 | 7,000円 |
| GA-2100-1AJF | 5611 | 7,000円 |
| GW-M5610-1BJF | 3159 | 7,000円 |
| GM-2100-1AJF | 5611 | 10,000円 |
| GBD-200-1JF | 3506 | 10,000円 |
| GST-B500AD-3AJF | 5684 | 13,000円 |
| GMW-B5000D-1JF | 3459 | 15,000円 |
| GWF-A1000-1A2JF | 5623 | 15,000円 |
| GW-9400BJ-1JF | 3410 | 15,000円 |
| GWR-B1000-1A1JF | 5588 | 15,000円 |
| GWG-B1000-1A4JF | 5713 | 19,000円 |
| MTG-B3000B-1AJF | 5672 | 20,000円 |
| MRG-B5000B-1JR | 3501 | 30,000円 |
※表は横にスクロールできます
同じG-SHOCKでも、DW-5600EとMRG-B5000Bでは4倍以上の開きがあります。樹脂のスクエアが7,000円、フルメタルが15,000円、MT-Gが20,000円、MR-Gが30,000円。この階段はきれいに素材とシリーズの格に沿っています。
「定額料金」に何が含まれるか(カシオの説明)
カシオは料金画面の注記で、定額に含まれるものをこう書いています。「定額料金と表示されているものは、技術料、防水検査料金、一部部品代を含んだ料金の表示になっております」
そして機能修理料金に含まれる部品は「時計内部回路部品、防水パッキン(Oリング)」。バンドやケースの代金は含まれません。
つまり、曇りの原因になったパッキンの交換と、直したあとの防水検査は、この金額の中に入っているということです。ここは安心してよい部分です。
なぜ料金表に「曇り」という項目がないのですか?
症状の選択肢に曇りがないためです。フリー入力で出すことになり、浸水で腐食していると定額が適用されません。
実際に画面を開いてみると、選べる症状は次のようなものです。針の遅れ/進み、針止まり、液晶表示不良、キーやボタンが効かない、電波受信不良、方位計測不良、ライト不良、充電できない……。
この一覧に「曇り」も「水が入った」もありません。あるのは「その他機能不良(フリー入力)」と「上記症状以外のご依頼内容」で、どちらも自分で症状を書く欄です。そして書いた時点では、概算金額は出ません。
理由は、同じ注記の中にはっきり書かれています。
カシオの注記:浸水は定額の外
「浸水による腐食、過度の外圧による著しい破損の場合は本料金が適用されません。(別途お見積りもしくは修理不可のご案内をさせていただくことがございます)」
つまり、曇っているだけで中がまだ無事なら、液晶やボタンの不具合として定額で直る可能性があります。しかし腐食まで進んでいると、見積もりになるか、最悪は修理不可です。曇りを放置してはいけないのは、この一文があるからです。
逆に言えば、曇りを見つけた直後に出すのが、いちばん安く済む方法ということになります。上の表の金額で収まるかどうかは、腐食が始まる前に持ち込めたかどうかで決まります。
電池交換やベゼル交換なら、いくらですか?
電池交換は3,500円、樹脂ベゼル交換は3,200円(いずれも税別)。バンドは素材で大きく変わります。
曇りの相談と一緒に「ついでにここも」と頼まれることが多い項目も調べました。同じくカシオのWEB修理受付サービスで確認した金額です。
| 依頼内容 | 内訳 | 合計(税別) |
|---|---|---|
| 電池交換 (電池式モデル) |
定額料金(電池・防水パッキン込み) | 3,500円 |
| 充電点検調整 (ソーラーモデル) |
定額料金(二次電池・防水パッキン込み) ※GWF-A1000は5,000円、MTG-B3000Bは8,000円 |
3,500円 |
| 樹脂ベゼル交換 | 部品代2,200円+外装修理技術料1,000円 | 3,200円 |
| バンド全体交換 (樹脂バンド) |
部品代2,900円+バンド修理技術料1,000円 | 3,900円 |
| バンド全体交換 (メタルバンド・GMW-B5000Dの場合) |
部品代9,900円+バンド修理技術料1,000円 | 10,900円 |
※表は横にスクロールできます
注目してほしいのは、電池交換の定額に「防水パッキン」が含まれていることです。曇りの原因がパッキンの劣化なら、電池交換に出した時点でそこは新品になります。
そしてカシオは、電池交換を自分でやらないようにはっきり案内しています。「電池交換の際、防水検査を行いますので、必ず『修理お申込み先』またはお買い上げの販売店にお申し付けください(特殊な工具を必要とします)」。裏ぶたを開けて閉めるだけでは、防水は元に戻りません。曇りの相談でいちばん多い原因が、実はこれです。
なお、バンドだけが傷んでいて本体は元気、という場合は、交換用のバンドを自分で用意する手もあります。樹脂バンドなら純正の交換依頼(3,900円)と大きくは変わりませんが、色を変えたいときの選択肢にはなります。
※価格・在庫は各ショップでご確認ください。リンクには広告が含まれます。
修理に出すと、どれくらいの期間と手間がかかりますか?
預けてから発送まで約7〜10日(営業日)。WEBから申し込むと修理料金が5%割引になります。
カシオ製品のアフターサービスは、カシオテクノ株式会社が担当しています。段取りと費用の周辺は、こうなっています。
修理期間は約7〜10日間
カシオの案内では「修理品お預かりから修理完了/発送まで約7〜10日間(弊社営業日)」。部品が欠品しているときや、長期休暇をはさむときは、さらに数日かかります。
WEBから申し込むと5%割引
WEB修理受付サービスから申し込むと、通常修理料金から5%割引が適用されます(出張修理は対象外)。7,000円なら350円、30,000円なら1,500円の差です。窓口に持ち込む場合も、先にWEBで登録しておけば適用されます。
送料と梱包費は、保証期間外なら自己負担
カシオの案内では「修理品の梱包費用は保証期間内外に関わらずお客様のご負担」「修理品の送料は保証期間内はカシオテクノにて負担」。つまり保証が切れていれば、往復の送料は自分持ちです。修理代に往復の送料を足した額が、実際の出費になります。
代引き手数料は330円。オンライン決済なら無料
修理完了後にクレジットカードで払えば、代引き手数料330円(税込)が不要になります。送付修理を選んだ場合に限ります。完成品は全国のファミリーマートで受け取ることもできます。
持ち込みなら、カシオテクノのサービスステーションの窓口があります。東京は秋葉原(千代田区神田佐久間町2-23 カシオ秋葉原ビル2F、月〜土 9:00〜17:00)。予約制ではないので、窓口の優先対応や部品の事前準備はありません。
直すのと売るのでは、どちらが現実的ですか?
樹脂のスクエアやGA-2100は修理料金のほうが高くつきます。メタル系は売っても修理代が出ます。
ここが、買取店としていちばん書きたかったところです。カシオの修理料金(公式)と、当店の買取実績(一次データ)を、同じ型番で並べます。



買取金額は、当店の買取実績ページに載っている実際の取引から、型番ごとに中央値を出したものです。状態のよいものも悪いものも混ざった、ありのままの真ん中の金額です。
数字を並べると、身も蓋もない結論が出ます。DW-5600やGW-M5610、GA-2100のような樹脂モデルは、修理料金7,000円に対して買取の中央値が2,000〜3,300円。直すほうが、売った金額の2倍以上かかります。
一方でGMW-B5000Dは修理15,000円に対して中央値22,000円、MR-Gに至っては修理30,000円に対して中央値21万円台です。こちらは直す価値が明確にあります。
ただし「安いから直さない」と決めつけないでください。DW-5600のように今も新品が売られているモデルなら、7,000円+往復の送料を払って直すか、買い替えるかという比較になります。思い入れがあるなら直す、実用品として使っているなら買い替える。判断はそこで分かれます。
もうひとつ。当店にはジャンク扱い(電池切れ・動作未確認)のG-SHOCK買取実績が74本あり、その中央値は4,000円です。曇って動かないG-SHOCKに値段がつかないわけではありません。捨てる前に一度、金額だけ聞いてみてください。
そもそも、なぜ曇るのですか?
防水パッキンの劣化か、水分がついた状態での操作が大半です。カシオは避けるべき使い方を4つ挙げています。
カシオが「防水性能の低下や、ガラスの内側が曇る原因になります」として挙げているのは、次の4つです。20気圧防水のモデルでも同じです。
| カシオが避けるように書いている使い方 | なぜ曇りにつながるか |
|---|---|
| 水中で、または時計に水分がついた状態で りゅうずやボタンを操作する |
押した隙間から水が入る。いちばん多い原因 |
| 入浴のときに使用する | 石鹸や温度変化でパッキンが傷む |
| 温水プールやサウナなど 高温多湿な環境で使用する |
熱で内部の空気が膨張し、冷えると吸い込む |
| 手洗い・洗顔・家事のときに 時計をつけたまま石鹸や洗剤を使う |
界面活性剤がパッキンの油分を抜く |
※表は横にスクロールできます
「20気圧防水なのに風呂はダメなのか」と驚かれることがあります。気圧の数字は、静かな水の中でどれだけ耐えるかの目安であって、石鹸や熱への強さとは別の話です。カシオが避けるように書いているのは、水圧ではなくパッキンを傷める条件のほうです。
そして、いちばん大事な予防策もカシオが書いています。
パッキン交換は2〜3年が目安
「防水性を保つために定期的(2〜3年を目安)なパッキン交換をおすすめします」(カシオ ウオッチ取扱説明書)
ゴムのパッキンは、使っていなくても硬くなります。10年物のG-SHOCKが曇るのは、ほとんどがこれです。電池交換に出せばパッキンも交換されるので、電池式のモデルなら2〜3年に一度の電池交換がそのまま防水のメンテナンスになります。
問題はソーラーモデルです。電池交換の機会がないぶん、パッキンだけが古くなっていきます。ソーラーのG-SHOCKこそ、数年に一度の点検が効きます。
もうひとつ、海で使ったあとの手入れもカシオが指定しています。「海水に浸したときは真水で洗い、塩分や汚れを拭き取ってください」。塩分は金属部品を腐食させます。
曇ったまま・水が入ったG-SHOCKでも買取できますか?
できます。動かない状態でも査定します。ただし金額は下がるので、直してから売るかは金額次第です。
当店では、曇っている個体も、水が入って止まっている個体も買い取っています。前述のとおり、ジャンク扱い(電池切れ・動作未確認)のG-SHOCKの実績は74本あり、買取金額の中央値は4,000円です。
判断の順番は、こう考えるとすっきりします。
1. 修理料金の目安を上の表で確認する
自分の型番がどの段にいるか。7,000円なのか、20,000円なのか。ここで話の大きさが決まります。
2. 動く状態での買取相場と比べる
相場のほうが高いなら、直してから売る意味があります。逆なら、そのまま売ったほうが手元に残る金額は多くなります。なお、思い入れのある1本なら、金額で負けていても直して使い続けてかまいません。
なお、直してから売る場合、修理代のぶんがそのまま査定額に上乗せされるわけではありません。「動く」ことで評価が変わるモデルと、あまり変わらないモデルがあります。迷ったら、直す前に一度金額を聞いてください。
ジャンク品の買取については動かないG-SHOCKの買取、電池切れの扱いについては電池交換と買取のページでも説明しています。査定で見られるポイントは買取チェックポイントにまとめました。
G-SHOCKの曇りについてよくある質問
G-SHOCKが曇ったら、修理代はいくらですか?
曇りは自然に消えますか?
ドライヤーで乾かしてもいいですか?
自分で裏ぶたを開けて乾かせませんか?
電池交換のあとに曇るようになりました。なぜですか?
20気圧防水なのに、なぜお風呂で曇るのですか?
防水パッキンはどのくらいで交換すべきですか?
修理にはどれくらい日数がかかりますか?
曇ったまま売っても値段はつきますか?
古くて部品がないモデルは、もう直せませんか?
まとめ:曇りを見つけた日が、いちばん安い日です
この記事で調べたことを、もう一度短くまとめます。
| 知りたいこと | 答え |
|---|---|
| すぐ消える曇り | 故障ではない。カシオも「特に問題はありません」 |
| 消えない曇り | ただちに使用をやめて修理へ。操作しない |
| 修理料金 | 定額で7,000円〜30,000円(税別)。モデルで決まる |
| 腐食していたら | 定額の対象外。別見積もりか修理不可 |
| 修理期間 | 約7〜10日間(営業日)。WEB申込で5%割引 |
| 直すか売るか | 樹脂のスクエアは修理代のほうが高くなりやすい |
| 予防 | パッキン交換は2〜3年が目安。風呂とサウナは避ける |
※表は横にスクロールできます
曇りは、放っておくと腐食に変わります。そして腐食に変わった瞬間に、上の表の定額料金という「安全な値段」が使えなくなります。見つけた日に判断するのが、結局いちばん安く済む方法です。
直すにしても売るにしても、まず自分の型番の相場を知っておくと判断が早くなります。金額だけ聞いて、そのまま使い続けてもらってかまいません。
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