中古のMR-Gはどれを選ぶ?世代で値段が10倍以上ひらく
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この記事の結論(先に知りたい方へ)
- 当店のMR-G買取実績18本は、1,000円から480,000円まで開いていました。同じ「MR-G」でも、価値は桁がちがいます
- 分かれ目は型番の頭にある世代です。MRG-B5000/B2000/B1000といったBluetooth世代は十数万円以上、MRG-7000・2100など古い世代は1万円台以下でした
- 新品の定価はカシオ公式で確認できました。いちばん安い定番でも396,000円(税込)。MR-Gは新品がこの価格帯のシリーズです
- 中古で最初の1本を選ぶなら、MRG-B5000系(角型)かMRG-G1000系が現実的です。前者は入手しやすく、後者は同じチタンで金額が抑えられます
- 同じ型番・同じ世代でも、「赤備え」のような特別仕様は倍近く評価が変わります。型番は必ず最後の記号まで控えてください
- MR-Gの中古で本当に見るべきは、キズではなくブレスのコマ・二次電池・裏ぶたの型番の3つです
「MR-Gが欲しいけれど、新品はさすがに手が出ない。中古ならいくらなんだろう」——MR-Gについて、いちばん多くいただくご相談がこれです。
フリマアプリやオークションを開くと、同じ「MR-G」という名前の時計が、1万円台から50万円近くまで並んでいます。どれが安すぎるのか、どれが妥当なのか、はじめて見る方が判断できないのは当然です。
この記事では、当店が実際に買い取ったMR-G 18本の記録を、型番・状態ランク・金額まで隠さずに公開します。あわせて、新品の定価をカシオ計算機のニュースリリースで確認した一覧も載せました。中古の値段が妥当かどうかを、自分で判断できる物差しを持ち帰っていただくのがこの記事の目的です。
中古のMR-Gは、いくらで動いている?
当店の買取実績18本は1,000円〜480,000円でした。Bluetooth搭載の新しい世代は十数万円以上、それ以前の古い世代は数万円以下と、はっきり二つに分かれます。
まずは全体像です。下の図は、当店がこれまでにお買取りしたMR-Gを、型番の頭(世代)ごとに並べたものです。

ここで大事なのは、これが「当店が買い取った金額」だということです。中古ショップの値札やフリマの出品価格は、ここに利益や保証が乗るぶん、これより高くなります。中古を買うときの「底値の目安」として見てください。
次に、1本ずつの実物の記録です。日付・状態ランクまで、そのまま出します。
← 表は横にスクロールできます
| 型番 | 査定日 | 状態ランク | 買取金額 |
|---|---|---|---|
| MRG-B2000GA-1AJR | 2023-05-01 | B | 480,000円 |
| MRG-B5000R-1JR | 2024-05-05 | S | 247,000円 |
| MRG-B5000BA-1JR | 2023-04-16 | B | 190,000円 |
| MRG-G1000B-1A4JR(赤備え) | 2022-04-20 | A | 155,000円 |
| MRG-8000RG-1AJF | 2022-05-06 | B | 150,000円 |
| MRG-B2000B-1AJR | 2023-04-16 | B | 145,000円 |
| MRG-B1000D-1AJR | 2023-04-16 | B | 130,000円 |
| MRG-B2000B-1A4JR(赤備え) | 2026-03-13 | B | 125,000円 |
| MRG-G1000D-1AJR | 2023-04-16 | B | 100,000円 |
| MRG-G1000DC-1AJR | 2022-06-20 | C | 100,000円 |
| MRG-B1000B-1AJR | 2023-04-16 | B | 90,000円 |
| MRG-G1000DC-1AJR | 2023-04-16 | B | 88,000円 |
| MRG-G1000B-1AJR | 2022-04-20 | C | 83,000円 |
| MRG-G1000B-1AJR | 2023-04-16 | B | 80,000円 |
| MRG-7600D-1BJF | 2023-04-16 | B | 38,000円 |
| MRG-7000DJ-1AJF | 2023-01-09 | B | 11,000円 |
| MRG-210-7 | — | D | 5,000円 |
| MRG-2100DJ-1AJF | 2022-06-12 | E(ジャンク) | 1,000円 |
18本のうち14本が80,000円以上。MR-Gは、G-SHOCKのなかでも群を抜いて価値が残るシリーズです。ただし残り4本は38,000円以下で、その差は型番だけで決まっています。
なぜ、同じMR-Gでここまで値段がひらく?
効いているのは状態ではなく世代です。MRG-Bで始まるBluetooth世代はチタン外装と現行の部品供給があり、それ以前の世代は部品も機能も世代が一つ前になります。
表をもう一度見ると、状態ランクと金額が素直に連動していないことに気づきます。
状態ランクが上でも、金額が下になる例
MRG-G1000DC-1AJRは、C評価(全体的に使用感あり)で100,000円、B評価(比較的良好)で88,000円でした。状態が良いほうが安いという逆転が起きています。
MRG-G1000B-1AJRも同じで、C評価が83,000円、B評価が80,000円。査定日は前者が2022年、後者が2023年です。
つまりMR-Gクラスになると、状態の差より「いつ・どの型番か」のほうが先に効きます。中古を探すときも、まずは型番、次に状態という順番で見てください。
もうひとつ、はっきり出ているのが特別仕様の強さです。
同じMRG-G1000系でも、通常のMRG-G1000B-1AJR は80,000〜83,000円、赤い差し色が入ったMRG-G1000B-1A4JR(通称「赤備え」)は155,000円。約2倍です。型番の末尾が「1AJR」か「1A4JR」かという、たった1文字の違いがこの差を生みます。
MRG-B2000系でも、2023年のMRG-B2000GA-1AJR が480,000円と突出していました。18本のなかでも別格の金額です。
MR-Gのご相談で、いちばん多い行き違いが「型番を途中までしか控えていない」ことです。「MRG-B2000です」と言われても、そこから先の記号で金額は倍近く変わります。
裏ぶたに刻まれた型番を、最後の1文字まで撮って送ってください。それだけで、お伝えできる金額の精度がまるで変わります。
もうひとつ、MR-Gはブレスのコマが大きく効きます。腕周りを詰めたときに外したコマは、たいてい購入時の箱か小袋に入っています。MR-Gの純正コマは1個でも欠けると評価が落ちます。中古で買うときも、コマが全部そろっているかは必ず確認してください。
そして二次電池です。MR-GはタフソーラーとBluetoothを積んでいるぶん、電池が弱ると挙動が不安定になります。明るい場所に半日置いて、針やモードが正常に動くか。これが中古を見るときの最短のチェックです。
新品のMR-Gは、定価いくら?
カシオ公式のリリースで確認できた範囲では、いちばん安い定番で396,000円(税込)、限定モデルは1,100,000円(税込)まであります。
中古が高いのか安いのか判断するには、新品の値段を知っておくのがいちばん早道です。下の一覧は、カシオ計算機のニュースリリースに載っている税込価格だけを並べたものです。まとめサイトの数字は使っていません。

いちばん手が届きやすいMRG-B5000Dでも396,000円(税込)、2022年3月12日に発売された黒のMRG-B5000Bは462,000円(税込)です。同じ角型でも、フルメタルのGMW-B5000系とは価格帯がまったく違います。
ここまで見ていただくと、当店の買取実績で190,000〜247,000円という数字が、いかに「価値が残っている」かがお分かりいただけると思います。

中古で狙うなら、どの世代がいい?
最初の1本ならMRG-B5000系かMRG-G1000系です。前者は現行に近く選択肢が多く、後者は同じチタンのMR-Gを抑えた金額で狙えます。
MRG-B5000系|角型のMR-G
定価 396,000円〜462,000円(税込・カシオ公式)
初号機の角型デザインをMR-Gではじめて採用した世代です。カシオのリリースによれば、大きさは49.4×43.2×12.9mm、質量は約114g。フルメタルのG-SHOCKに慣れている方なら、サイズ感でとまどうことはまずありません。
当店の実績では、ラバーバンドのMRG-B5000R-1JRがS評価で247,000円、MRG-B5000BA-1JRがB評価で190,000円。中古の販売価格はこれより上になりますが、新品の定価と比べれば十数万円の差が出ます。
MRG-G1000系|いちばん現実的な入口
当店の買取実績 80,000〜155,000円(6本)
アナログのMR-Gで、実績の本数がもっとも多い世代です。当店では80,000円から155,000円の範囲で買い取っています。B5000系の半分以下の金額で、同じ「MR-G」に手が届く世代だと考えてください。
注意点は、この世代は発売から年数が経っていることです。二次電池の消耗が進んでいる個体があるため、購入前に稼働状態を確認できるお店を選ぶほうが安全です。
MRG-B1000/B2000系|間を埋める選択肢
当店の買取実績 90,000〜480,000円(5本)
B1000系は当店で90,000〜130,000円、B2000系は125,000〜480,000円。特別仕様が混ざると一気に跳ね上がるのがこの世代の特徴です。
逆にいえば、通常仕様のMRG-B2000B-1AJRは145,000円で、突出した金額ではありません。「B2000だから高い」ではなく、末尾の記号で判断することが必要な世代です。
実際に中古で流通している型番と価格を見ておきたい方は、下から各ショップの検索結果を確認できます。
※価格・在庫は各ショップでご確認ください。リンクには広告が含まれます。
古いMR-G(7000・7600・2100)は、買う価値がある?
実用目的なら慎重に。当店の実績では38,000円・11,000円・1,000円と大きく下がり、部品の入手も難しくなっています。
ここは正直にお伝えします。当店の実績で、古い世代は次の金額でした。
← 表は横にスクロールできます
| 型番 | 状態ランク | 買取金額 | 評価 |
|---|---|---|---|
| MRG-7600D-1BJF | B | 38,000円 | 価値は残っている |
| MRG-7000DJ-1AJF | B | 11,000円 | 実用より趣味の1本 |
| MRG-210-7 | D | 5,000円 | 状態次第で数千円 |
| MRG-2100DJ-1AJF | E(ジャンク) | 1,000円 | 動作未確認は大きく下がる |
これらの世代は、「MR-Gという名前だから高いはず」という期待が通用しない領域です。とくにMRG-2100DJ-1AJFは電池切れで動作未確認だったため、1,000円という評価になりました。
それでも、古いMR-Gにはいま作られていない仕上げや形があります。集める楽しみを目的に選ぶなら、この価格帯はむしろ狙い目です。ただし毎日使う1本として買うなら、修理の受付が終わっている可能性を先に確認してください。
古いMR-Gを買う前に確認すること
1. 動くかどうか。「動作未確認」と書かれているものは、電池交換では直らない場合があります。
2. 修理を受け付けてもらえるか。発売から年数が経ったモデルは、メーカーでの部品在庫が終わっていることがあります。カシオのサポート窓口で型番を伝えれば確認できます。
3. ブレスのコマがそろっているか。古い世代ほど、純正のコマだけを後から取り寄せるのは難しくなります。
中古のMR-Gは、どこを見て選べばいい?
見る順番は、型番の全桁、ブレスのコマ、二次電池の保持、外装の角の4つです。キズの多さは、この4つより優先度が下がります。
① 裏ぶたの型番を、最後の1文字まで読む
「MRG-B2000B」までではなく、「MRG-B2000B-1A4JR」まで。当店の実績でも、末尾の1文字で金額が2倍近く変わっています。出品写真に裏ぶたが写っていないときは、出品者に頼んで撮ってもらってください。断られるようなら、その出品は見送って構いません。
② ブレスのコマがそろっているか確認する
MR-Gの純正コマは、後から単品で手に入れるのが簡単ではありません。腕周りが太い方は、コマが足りないと着けられないという事態も起こります。「調整で外したコマも付属します」と書かれているかを見てください。
③ 二次電池が保持しているか確認する
MR-Gはタフソーラーです。フル充電しても数日で止まる個体は、二次電池が寿命を迎えています。交換は可能ですが費用がかかるため、購入前に「充電して問題なく稼働」と明記されているかを確認してください。
④ 外装の「角」を見る
MR-Gの価値は、熟練の研磨による面と角で成り立っています。平らな面の細かいキズは磨けば目立たなくなりますが、角がつぶれているものは元に戻りません。写真を斜めから見て、稜線が直線に見えるかを確かめてください。
逆に、ご自身で磨くのはおすすめしません。研磨剤で角が丸くなったり、鏡面とヘアラインの境目が崩れたりすると、そこから先は取り返しがつきません。MR-Gに関しては、キズはそのままにしておくのが正解です。
中古で買い足すか、いま持っている1本を手放すか?
どちらでも構いませんが、順番は「今の1本の金額を知ってから」です。MR-Gは価値が残るぶん、下取り分で予算が大きく変わります。
MR-Gを検討している方の多くは、すでに別のG-SHOCKをお持ちです。中古のMR-Gを探しているなら、まずは各ショップで実際の在庫と価格を見てみてください。
※価格・在庫は各ショップでご確認ください。リンクには広告が含まれます。
そのうえで、もうひとつの選択肢もお伝えしておきます。
当店の実績を見ていただいたとおり、MR-Gは手放す側に回ったときの金額も大きいシリーズです。18本のうち14本が80,000円以上でした。いま使っていないMR-Gや、フルメタル系のG-SHOCKが手元にあるなら、その金額を先に把握してから予算を組むほうが、結果として選べる範囲は広がります。
MR-GとMT-Gを高く手放すためのポイントは、MR-G・MT-Gの高価買取ポイントでも詳しくまとめています。MR-Gの型番ごとの買取価格はMR-Gシリーズの一覧から、同じ金属外装で比べたい方はフルメタルシリーズの一覧からご覧いただけます。
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中古のMR-Gについてよくある質問
中古のMR-Gは、いくらくらいが妥当ですか?
MR-Gは中古でも値下がりしにくいのですか?
型番の末尾で、そんなに値段が変わるのですか?
状態ランクが良いほうが、必ず高くなりますか?
中古のMR-Gで、いちばん多いトラブルは何ですか?
キズが多い中古は、磨いてから使ったほうがいいですか?
古いMR-Gでも買取してもらえますか?
新品と中古、どちらを選ぶべきですか?
まとめ
中古のMR-Gを選ぶうえで、押さえておきたい点を整理します。
この記事の要点
1. 世代で桁が変わります。当店の実績18本は1,000円〜480,000円。MRG-B5000/B2000/B1000/G1000といった世代は十数万円以上、MRG-7000・2100などの古い世代は数万円以下にはっきり分かれました。
2. 型番は最後の1文字まで。MRG-G1000B-1AJRが80,000円台、MRG-G1000B-1A4JR(赤備え)が155,000円。末尾の記号で約2倍変わります。
3. 状態より型番が先に効きます。C評価がB評価を上回る逆転も実際に起きています。まず型番、次に状態という順番で見てください。
4. 新品の定価は公式で確認できます。カシオのニュースリリースに載っている範囲で、396,000円〜1,100,000円(税込)。中古価格の物差しになります。
5. 見るのはキズより、コマ・電池・角です。この3つは買ったあとで取り返しがつきません。
MR-Gは、G-SHOCKのなかでは例外的に「価値が残る」シリーズです。だからこそ中古市場でも金額の幅が大きく、判断に迷いやすくなっています。買うときも手放すときも、見るべき場所は同じ——型番の全桁と、コマと、電池です。
お手持ちの1本がいまいくらになるか気になった方は、型番だけでも構いませんのでお気軽にご相談ください。