G-SHOCKマッドマスターとは?GWG-B1000の仕様と歴代モデルの買取相場

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CONCLUSION

この記事の結論(先に知りたい方へ)

  • マッドマスターは、土砂やホコリの中で使うことを想定した“Master of G”の防塵・防泥モデルです
  • カシオのニュースリリースで確認できる最新モデルはGWG-B1000。2023年10月13日発売、メーカー希望小売価格は121,000円(税込)です
  • 当店の買取実績は3,000円〜74,000円。同じマッドマスターでも20倍以上の開きがあります
  • 金額を大きく動かすのは「コラボ・限定かどうか」と「ベルトとベゼルの状態」の2つです
  • 標準色のGWG-1000は16,000〜18,000円が実績のライン。コラボ機は50,000円以上が付いています
  • 電池切れで動かない個体でも買取できます。ジャンク扱いのGG-1000にも3,000円が付いた実績があります

マッドマスターとは、どんなG-SHOCK?

土砂や瓦礫が積もるような現場で使うことを想定した、防塵・防泥構造のG-SHOCKです。カシオの“Master of G”シリーズの一つにあたります。

G-SHOCKにはいくつかの「専門職向けシリーズ」があり、その総称が“Master of G(マスター オブ G)”です。マッドマスターは、その中で泥とホコリの担当にあたるモデルです。

カシオはニュースリリースの中で、マッドマスターを「“Master of G”シリーズで土砂や瓦礫が積もる環境を想定した防塵・防泥構造の“MUDMASTER”」と説明しています。つまり、水に強いだけでなく、ボタンやパッキンのすき間から泥や砂が入り込むことまで考えて作られているのがこのシリーズです。

「防水」と「防塵・防泥」はまったく別の話です

G-SHOCKの多くは20気圧防水ですが、それは水が入らないことの性能です。泥や砂は水よりも粒が大きく、ボタンのすき間に詰まって固まると、押せなくなったり、逆に戻らなくなったりします。

マッドマスターは、そこに専用の構造で対策したモデルです。アウトドアや現場仕事で使う人が「あえてこれを選ぶ」理由は、この一点にあります。

現行のマッドマスター「GWG-B1000」は何ができる?

方位・気圧/高度・温度のトリプルセンサーに、電波ソーラーとスマートフォン連携を加えた、シリーズでもっとも機能が多いモデルです。

カシオのニュースリリースで確認できる、いちばん新しいマッドマスターが『GWG-B1000』です。発売は2023年10月13日、価格は3モデルとも121,000円(税込)で案内されています。

G-SHOCK MUDMASTER GWG-B1000-1A
出典:カシオ計算機 ニュースリリース(2023年9月28日)
現行モデル

GWG-B1000-1A / -1A4 / -3A

発売日
2023年10月13日
価格
121,000円(税込・メーカー希望小売価格)
構造
耐衝撃構造、防塵・防泥構造、耐振動構造
防水性
20気圧防水
センサー
方位/気圧・高度/温度(トリプルセンサー)
電源
タフソーラー(ソーラー充電システム)
連続駆動
機能使用で約6ヵ月、パワーセービング状態で約24ヵ月
大きさ
58.7×52.1×16.2mm
質量
約114g

スマートフォンと連携すると、アプリで記録した場所の方向を小さな針が指し示す「ロケーションインジケーター」や、活動の記録が残る「ミッションログ」が使えます。カシオは「電波ソーラー対応モデルとして初めてスマートフォンリンク機能を搭載」と説明しています。

20気圧防水防塵・防泥構造耐振動構造トリプルセンサー電波ソーラーBluetooth連携約114g

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外装にメタルを使っているのがGWG-B1000の大きな特徴です。ぶつけやすい12時側と6時側のプロテクターにはDLC加工を施したメタルを使い、削れにくくしています。ベゼルは鍛造で形を作ってからガード部分を削り出すという、手間のかかる工程で作られています。

GWG-B1000の12時側・6時側プロテクターパーツ
出典:カシオ計算機 ニュースリリース(2023年9月28日)

マッドマスターにはどんな型番がある?

当店が実際に買い取ってきたのは、GG-1000/GWG-1000/GWG-2000/GWG-B1000 の4系統です。型番の頭を見れば見分けられます。

マッドマスターは長く続いているシリーズなので、中古市場にはいくつもの型番が並んでいます。お手持ちの1本がどれにあたるかは、裏ぶたに刻印された型番の頭3〜4文字で判断できます。

型番の系統当店での取り扱い型番ページ
GWG-B1000カシオ公式リリースで確認できる最新モデル。メタル外装+スマホ連携
GWG-2000コラボモデルに高値が付きやすい系統GWG-2000の買取実績
GWG-2000TLCトヨタ「TEAM LAND CRUISER」とのコラボGWG-2000TLCの買取実績
GWG-1000買取のご依頼がもっとも多い系統GWG-1000の買取実績
GWG-1000MHマハリシとのコラボ。標準色より大きく高いGWG-1000MHの買取実績
GG-1000中古市場での流通量が多く、当店にもよく届く系統GG-1000の買取実績

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価格と発売時期について

この記事で定価と発売日を書いているのは、カシオのニュースリリースで確認できたGWG-B1000だけです。それ以外の型番については、公式ページで内容を確認できなかったため、推測で数字を書くことはしていません。

そのかわり、当店が実際にいくらで買い取ったかは次の章にすべて載せています。売るときに知りたいのは、こちらの数字のはずです。

シリーズ全体の買取実績はマッドマスターのシリーズページにまとめてあります。

マッドマスターの買取相場はいくら?

当店の実績では3,000円から74,000円まで。標準色のGWG-1000で16,000〜18,000円、コラボ機で50,000円以上が目安です。

ここからは当店が実際にお預かりして、実際にお支払いした金額です。相場サイトの推定値ではありません。

査定日型番状態ランク買取金額
2022年6月12日GWG-2000TLC-1AJR(TOYOTA ランドクルーザー)S(未使用または新品同様)74,000円
2022年9月28日GWG-1000MH-1AJR(×マハリシ)B(使用感がある比較的良好)65,000円
2023年5月1日GWG-2000TLC-1AJR(TEAM LAND CRUISER)B(使用感がある比較的良好)50,000円
2022年9月28日GWG-2000-1A1JFB(使用感がある比較的良好)33,000円
2023年5月1日GWG-1000-1AJFB(使用感がある比較的良好)18,000円
2023年6月5日GWG-1000-1A3JFB(使用感がある比較的良好)16,000円
2022年12月6日GWG-1000-1A3JFB(使用感がある比較的良好)16,000円
2024年10月1日GG-1000-1AJFE(ジャンク品・電池切れ動作未確認)

← 表は横にスクロールできます

注目していただきたいのは、GWG-1000-1A3JFが2022年12月と2023年6月で、どちらも16,000円で揃っているところです。半年空いても同じ金額が出ています。標準色のマッドマスターは相場が安定していて、売り時を焦らなくていいタイプだと言えます。

査定士より

マッドマスターは、本当に使われている個体が多いシリーズです。棚に飾られていた1本より、現場で使い込まれた1本のほうがよく届きます。それ自体は悪いことではないのですが、査定では正直に響きます。

見るのは、まずベゼルの角です。厚みがあって出っ張っている分、ぶつけた跡がそのまま残ります。次にベルトの付け根。ここは汗と紫外線で白く粉を吹いたようになり、ひどいと触っただけで欠けます。

そしてもう一つがタフソーラーの二次電池です。フル充電しても数日で止まるようになった個体は、部品交換が前提になるので評価が下がります。逆に言えば、売る前に半日ほど窓際の明るい場所に置いておくだけで、動作確認がスムーズに通り、無用な減額を避けられます

それでも、動かないから値段が付かない、ということはありません。上の表のGG-1000は電池切れで動作未確認のジャンク扱いでしたが、3,000円をお付けしています。捨てる前に一度見せてください。

なぜ同じマッドマスターで金額が20倍も違う?

コラボ・限定モデルかどうかで決まります。標準色は流通量が多く、コラボ機は作られた数が決まっているためです。

実績表をもう一度見てください。上位3件はすべてコラボモデルです。

実績から読み取れること

コラボ機(TLC・マハリシ):50,000〜74,000円
トヨタのTEAM LAND CRUISERモデルは、状態Bでも50,000円。未使用同様のSなら74,000円でした。マハリシとのコラボも、使用感のあるBランクで65,000円です。

標準色(GWG-1000系):16,000〜18,000円
同じマッドマスターでも、標準色になるとこの帯に落ち着きます。ただしこれは「安い」という意味ではなく、いつ出しても同じくらいの金額になる安定感があるということです。

つまり、コラボ機を持っている方は、それが手元にあるうちが価値のピークだと考えてください。逆に標準色は、慌てて売る必要はありません。

お手持ちの型番でいくらになるか、その場で確認できます。

マッドマスターの査定で、マイナスになりやすいのはどこ?

ベゼルの角の打ち傷、ベルトの付け根の劣化、そしてタフソーラーの充電池のへたり。この3つで金額が動きます。

① ベゼルの角と、ボタンまわりの泥

マッドマスターは形が複雑なぶん、ぶつけた跡が目立つ場所が多い時計です。特に12時側と6時側のプロテクターは、まさにぶつけるためのパーツなので傷が集中します。ボタンのすき間に固まった泥は、乾いた歯ブラシで軽く落としておいてください。これだけで印象がかなり変わります。

② ベルトの付け根の白化・ひび

樹脂ベルトは汗と紫外線で少しずつ硬くなります。付け根を軽く曲げてみて、白い筋が出るようなら劣化が進んでいるサインです。ここは交換部品代がそのまま査定に反映される部分なので、影響が大きくなります。無理に曲げて折らないよう気をつけてください。

③ タフソーラーが充電できているか

GWG-B1000をはじめ、マッドマスターにはソーラー充電のモデルがあります。お手持ちがソーラーなら、長くしまい込んでいた個体は、まず明るい場所に半日ほど置いてから送ってください。秒針が2秒ずつ動く、表示が出ないといった状態のままだと「動作未確認」の扱いになり、ジャンク寄りの査定になってしまいます。ひと手間で数千円変わることがあります。

マッドマスターとマッドマンは何が違う?

当店では別のシリーズとして扱っています。型番も違い、GWG・GG系がマッドマスター、GW-9300・G-9000系がマッドマンです。

名前が似ているので混同されやすいのですが、買取の現場では完全に別物として見ています。お手持ちの型番がGW-9300やG-9000で始まるなら、それはマッドマンです。

参考までに、当店のマッドマンの実績もいくつか挙げておきます。GW-9300DC-1JFがランクSで12,000円、GW-9300SR-4JFがランクBで12,000円、G-9000-1JFがランクEで300円でした。マッドマスターのほうが、全体に金額の水準は高くなります。

マッドマンの型番をお持ちの方は、マッドマンのシリーズページもあわせてご覧ください。

売る前にやっておくと得することは?

泥と汗を落とすこと、箱と説明書を探しておくこと、そして光に当てて動く状態にしておくこと。この3つです。

3分でできる準備

1. 泥と汗を落とす
固く絞った布で拭き、ボタンのすき間とベルトの溝は乾いた歯ブラシで。洗剤やアルコールは樹脂を傷めるので使わないでください。

2. 箱・保証書・説明書をそろえる
特にコラボモデルは、付属品の有無が金額に効きます。専用ケースや替えバンドが付いていたモデルは、それも一緒に。

3. 明るい場所に半日置く
ソーラーモデルは、これだけで「動作確認済み」として査定できるようになります。

なお、ベルト交換や研磨をご自分で手配する必要はありません。費用のほうが上回ることがほとんどです。そのままの状態でお送りください。

マッドマスターについてよくある質問

マッドマスターの現行モデルはどれですか?
カシオのニュースリリースで確認できるいちばん新しいマッドマスターは、2023年10月13日発売の『GWG-B1000』(GWG-B1000-1A/-1A4/-3A の3モデル)です。メーカー希望小売価格は3モデルとも121,000円(税込)です。
マッドマスターの買取相場はいくらですか?
当店の実績では3,000円から74,000円まで幅があります。標準色のGWG-1000系は16,000〜18,000円、GWG-2000-1A1JFが33,000円、コラボモデルのGWG-2000TLC-1AJRが50,000〜74,000円、GWG-1000MH-1AJR(マハリシ)が65,000円という実績です。状態と型番で大きく変わるため、正確な金額は査定でご確認ください。
電池切れで動かないマッドマスターでも買い取ってもらえますか?
買い取れます。当店ではGG-1000-1AJFを、電池切れで動作未確認のジャンク扱い(ランクE)として3,000円でお買い取りした実績があります。ただしソーラーモデルの場合は、送る前に明るい場所へ半日ほど置いておくと動き出すことが多く、その分だけ査定額が上がります。
マッドマスターとマッドマンはどう違いますか?
当店では別のシリーズとして扱っています。型番で見分けられ、GWG・GG系がマッドマスター、GW-9300・G-9000系がマッドマンです。買取金額の水準はマッドマスターのほうが高く、マッドマンはランクSのGW-9300DC-1JFで12,000円という実績です。
GWG-B1000はどれくらいの重さ・大きさですか?
カシオ公式の仕様では、大きさが58.7×52.1×16.2mm、質量が約114gです。メタル外装を使っているモデルとしては軽い部類ですが、G-SHOCK全体の中では大きめの部類に入ります。
GWG-B1000は電池交換が必要ですか?
タフソーラー(ソーラー充電システム)なので、通常の電池交換は必要ありません。カシオ公式の仕様では、フル充電から発電なしの状態で、機能を使った場合が約6ヵ月、パワーセービング状態なら約24ヵ月動くとされています。
ベルトが白く劣化していますが、交換してから売ったほうがいいですか?
交換せずにそのままお送りください。純正ベルトの部品代と工賃のほうが、査定額の上がり幅を上回ることがほとんどです。劣化した状態のままでも買取はできます。
コラボモデルは今売ったほうがいいですか?
使う予定がないのであれば、早いほうが有利になりやすいです。コラボ・限定モデルは生産数が決まっている一方で、樹脂ベルトやパッキンは持っているだけでも少しずつ劣化していきます。当店の実績でも、状態Sと状態Bで24,000円の差が出ています。

まとめ:マッドマスターは「型番」と「状態」で金額が決まる

最後に、この記事の内容を1枚にまとめます。

知りたいこと答え
マッドマスターとは土砂や瓦礫が積もる環境を想定した、防塵・防泥構造の“Master of G”モデル
公式で確認できる最新モデルGWG-B1000(2023年10月13日発売・121,000円税込)
買取実績の幅3,000円〜74,000円
標準色(GWG-1000系)16,000〜18,000円で安定
コラボ機(TLC・マハリシ)50,000〜74,000円
金額を左右するものコラボ・限定かどうか/ベゼルの角/ベルトの付け根/二次電池
売る前にやること泥を落とす/付属品をそろえる/明るい場所に半日置く

← 表は横にスクロールできます

マッドマスターは、使い込まれていても値段が付くシリーズです。現場で泥まみれになった1本でも、動かなくなった1本でも、まずは金額を見てから決めてください。判断はそれからで間に合います。

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