G-SHOCKのマスターオブGはどれを選ぶ?陸・海・空で分かれる役割と、定価55,000円からの現行モデル
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この記事の結論(先に知りたい方へ)
- マスターオブGは、カシオ公式の言葉で「過酷な現場での任務にあたるプロフェッショナルの使用を想定した」シリーズ。陸・海・空の3つに分かれています
- 陸はマッドマン・マッドマスター・レンジマン、海はフロッグマン、空はグラビティマスターが担当します
- 公式リリースで確認できた定価は、GW-9500(マッドマン)55,000円/GPR-H1000(レンジマン)66,000円/GWR-B3000(グラビティマスター)110,000円〜/GWG-B1000(マッドマスター)121,000円
- 重さは約81g(GW-9500)から約132g(MRG-BF1000E)まで。同じシリーズでも50gちがいます
- 当店の買取実績は5,000円から170,000円まで。差がつくのは「限定・コラボかどうか」です
- いちばん軽くて薄いのはマッドマンのGW-9500(約81g)。毎日つけるなら、ここが現実的な入口になります
「マスターオブGって、結局どれのこと?」と聞かれることがよくあります。フロッグマン、レンジマン、マッドマスター、グラビティマスター。名前は聞いたことがあっても、どれが仲間で、どこが違うのかまでは分かりにくいと思います。
この記事では、カシオ計算機のニュースリリースで確認できた定価・重さ・発売日だけを並べて、陸・海・空の分かれ方を整理します。まとめサイトの数字は使っていません。
そのうえで、買取店として手放すときにいくらになるかまで書きます。当店の公開実績から実際の金額をそのまま載せますので、買うときの判断材料にしてください。
マスターオブGとは、どのG-SHOCKのこと?
プロの現場での使用を想定したG-SHOCKの上位シリーズです。陸・海・空それぞれの環境に特化したモデルで構成されています。
これは私たちの解釈ではなく、カシオ自身の説明です。2026年6月4日のニュースリリースには、こう書かれています。
カシオ計算機のニュースリリースより
「過酷な環境で任務にあたるプロフェッショナルの使用を想定した“Master of G(マスター オブ ジー)”シリーズは、陸・海・空それぞれの現場に特化し、その性能を発揮するモデルを展開しています」
つまりマスターオブGは、色や見た目でくくったシリーズではありません。「どの現場で使うか」で分かれているのが、ほかのG-SHOCKといちばん違うところです。
もうひとつ分かりやすい目印があります。裏ぶたのキャラクターです。2022年6月15日のリリースによると、フロッグマンはカエル、マッドマンはモグラ、レンジマンはヤマネコ。歴代モデルの裏ぶたに刻まれたキャラクターは、公式に全18種類あると記載されています。裏返してキャラクターがいれば、それはマスターオブGです。
陸・海・空で、どのモデルがどこを担当している?
陸はマッドマン・マッドマスター・レンジマン、海はフロッグマン、空はグラビティマスターです。陸だけ3種類あります。
公式リリースで確認できた現行モデルを、担当する現場ごとに並べます。
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| 現場 | シリーズ | 代表型番 | 定価(税込) | 質量 | 発売日 |
|---|---|---|---|---|---|
| 陸 | マッドマン | GW-9500 | 55,000円 | 約81g | 2023年7月14日 |
| 陸 | レンジマン | GPR-H1000 | 66,000円 | 約92g | 2024年1月19日 |
| 陸 | マッドマスター | GWG-B1000 | 121,000円 | 約114g | 2023年10月13日 |
| 海 | フロッグマン(MR-G) | MRG-BF1000E | 770,000円 | 約132g | 2023年7月7日 |
| 空 | グラビティマスター | GWR-B3000 | 110,000円〜137,500円 | 公式未確認 | 2026年7月10日 |
数字はすべてカシオ計算機のニュースリリースに載っているものです。GWR-B3000だけは、リリースの表に価格と発売日しか記載がなく、質量と大きさは公式で確認できませんでしたので、推測では埋めていません。
この表で読み取ってほしいこと
「陸」だけモデルが3つあるのは、陸の現場がいちばん幅広いからです。土砂の中、がれきの上、ジャングル。同じ陸でも条件が違うので、カシオは別々のモデルを用意しています。
そして定価は55,000円から77万円まで14倍ひらきます。同じシリーズ名でも、価格帯はまったく別物だと考えてください。
陸のモデルは、マッドマン・マッドマスター・レンジマンのどれを選ぶ?
泥と薄さならマッドマン、頑丈さと見た目ならマッドマスター、山や自然の中で使うならレンジマンです。
3つとも「陸」ですが、公式リリースを読むと想定している現場がはっきり違います。順番に見ていきます。
マッドマン GW-9500
定価 55,000円(税込)/約81g

公式リリースには「レスキュー隊などの土砂やがれきが山積・散乱する厳しい「陸」でのミッションを遂行するプロフェッショナルの使用を想定」と書かれています。防塵・防泥構造が本業です。
特徴は二層液晶。上の液晶に方位を大きな十字で出し、下の液晶に時刻や計測値を出します。視界が悪い場所でも方位が読める、という設計です。
そして従来機種より3.4mm薄くなっています(公式記載)。大きさは56.7×52.7×14.8mm、質量は約81g。マスターオブGの中では、いちばん普段づかいしやすい1本です。
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レンジマン GPR-H1000
定価 66,000円(税込)/約92g

公式の説明は「高温多雨のジャングルや密林といった極限の陸上環境でミッションを遂行するレンジャーなどの使用を想定」。方位・気圧/高度・温度のトリプルセンサーを積んでいます。
GPR-H1000で加わったのが光学式の心拍センサーとGPSです。歩数や消費カロリー、睡眠の計測にも対応し、血中酸素レベルは80%〜100%を1%単位で計測できると公式に記載されています。
電源は接触充電器による充電システムとソーラーの併用。GPSと心拍を使うと最大約14〜19時間、心拍を切って時計として使えば約2ヵ月です。大きさは60.6×53.2×20.3mm、厚みはこの3本でいちばんあります。
マッドマスター GWG-B1000
定価 121,000円(税込)/約114g

「土砂や瓦礫が積もる環境を想定した防塵・防泥構造」のモデルです。GWG-B1000は外装にメタルを使い、12時側と6時側のプロテクターにはDLC加工を施したメタルを採用して耐摩耗性を上げています。
構造の表記は「耐衝撃構造、防塵・防泥構造、耐振動構造」。この3本の中で、耐振動構造まで書かれているのはマッドマスターだけです。
そのぶん重く、質量は約114g。マッドマンとくらべると33g重い計算になります。見た目の迫力を取るか、軽さを取るかの選択です。もっと詳しくはマッドマスターの解説記事にまとめています。
海のフロッグマンは、いまどれが買える?
公式リリースで定価を確認できたのはMRG-BF1000Eの770,000円です。ISO規格200m潜水用防水を備えた最上位モデルです。
フロッグマンは、マスターオブGの中でも特別な位置にいます。唯一「ISO規格200m潜水用防水」を名乗るG-SHOCKだからです。ほかのモデルの「20気圧防水」とは基準そのものが違います。

2023年6月20日のリリースで発表されたMRG-BF1000Eは、定価770,000円(税込)、質量約132g、大きさ56.0×49.7×18.6mm。潜水時間は最大2時間まで1秒単位で計測でき、ダイビングログは30本まで残せます。
ただしこれはMR-G、つまりG-SHOCKの最上位ラインです。樹脂のフロッグマン(GWF-A1000)については、今回カシオ公式のニュースリリースと商品ページのどちらでも定価・質量を確認できませんでしたので、この記事では数字を載せていません。型番だけはGWF-A1000の型番ページで確認できます。
なぜ確認できなかったのか
カシオの商品ページ(www.casio.com)は、サイト側のbot対策で外部から開けない状態が続いています。ふだんは保存版で内容を確認していますが、今回は保存版のサービス自体につながりませんでした。
確認できない数字を、それらしく書くことはしません。お手数ですが、GWF-A1000の定価はカシオの公式サイトでご確認ください。
空のグラビティマスターは何が違う?
コックピット内での使用を想定したモデルです。最新のGWR-B3000は新開発ムーブメントで、定価110,000円からです。
グラビティマスターは、公式に「飛行中の狭いコックピット内での使用を想定し、操縦者が必要とする視認性や機能性、耐久性を備えた」と説明されているシリーズです。陸や海が「泥・水」と戦うのに対して、空は「振動と衝撃と磁場」が相手になります。
2026年6月4日に発表されたGWR-B3000は、新開発のムーブメント「TOUGH MVT. 2(タフムーブメントツー)」を採用しました。公式リリースによると、次の2つが新しくなっています。
① 衝撃検知付き 針位置自動補正機能
これまでは一定時間ごとに針の位置を直していましたが、強い衝撃を受けた瞬間に検知して、その場で針位置を補正するようになりました。
② 磁場検知機能
強い磁場を感じると針の動きを一時的に止めて、基準位置からずれるのを防ぎます。
定価は3モデルで、GWR-B3000-1Aが110,000円、GWR-B3000A-2Aが126,500円、GWR-B3000B-8Aが137,500円(いずれも税込)。発売日は7月10日です。ひとつ前の世代にあたるGWR-B1000は型番ページに買取実績を載せています。
マスターオブGの買取相場はいくら?

当店の公開実績では5,000円から170,000円まで。標準色の樹脂モデルは1万円以下、限定・コラボは数万円台に伸びます。
ここからは買取店としての一次情報です。当店が実際に買い取った金額を、シリーズごとに並べます。数字はすべて買取実績ページで公開しているものです。
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| 型番 | シリーズ | 状態ランク | 買取金額 | 査定日 |
|---|---|---|---|---|
| GWF-D1000JCG-9JR | フロッグマン | B | 170,000円 | 2022年6月20日 |
| GPR-B1000TF-1AJR | レンジマン | A | 85,000円 | 2022年4月20日 |
| GWG-2000TLC-1AJR | マッドマスター | S | 74,000円 | 2022年6月12日 |
| GWF-D1000MB-3JF | フロッグマン | B | 63,000円 | 2022年2月10日 |
| GWF-1035F-1JR | フロッグマン | A | 43,000円 | 2022年4月20日 |
| GWG-2000-1A1JF | マッドマスター | B | 33,000円 | 2022年9月28日 |
| GWN-Q1000MCA-1BJF | ガルフマスター | B | 30,000円 | 2022年9月28日 |
| GWR-B1000-1A1JF | グラビティマスター | A | 26,000円 | 2022年9月28日 |
| GWF-A1000-1A2JF | フロッグマン | B | 25,000円 | 2023年9月4日 |
| GWR-B1000-1A1JF | グラビティマスター | A | 20,300円 | 2026年5月15日 |
| GPW-2000-3AJF | グラビティマスター | A | 18,000円 | 2026年4月16日 |
| GWG-1000-1AJF | マッドマスター | B | 18,000円 | 2023年5月1日 |
| GPR-H1000-1JR | レンジマン | B | 15,000円 | 2025年12月8日 |
| GW-9400J-1JF | レンジマン | B | 6,000円 | 2024年10月1日 |
| GW-A1100-1A3JF | グラビティマスター | B | 6,000円 | 2026年5月20日 |
| GWN-1000B-1BJF | ガルフマスター | C | 5,000円 | 2026年3月30日 |
金額はすべて査定当時のもので、いまの相場を保証するものではありません。それでも「どこで差がつくのか」ははっきり読み取れます。
なぜ同じマスターオブGで5,000円と170,000円の差がつく?
分かれ目は限定・コラボかどうかです。標準色の樹脂モデルは値落ちしますが、限定モデルは何年たっても金額が残ります。
実績を見ていただくと分かるのですが、金額が伸びているのは末尾がJRの型番です。GWF-D1000JCG-9JR、GPR-B1000TF-1AJR、GWG-2000TLC-1AJR。どれも限定またはコラボレーションモデルで、数万円から十数万円の値がついています。
いっぽう、標準色の樹脂モデルは正直きびしいです。レンジマンのGW-9400J-1JFは、当店で6,000円から7,000円の買取が続いています。定価から考えると寂しい数字に見えますが、これは中古の玉数が多いからで、状態が悪いわけではありません。
おもしろいのがGPR-H1000です。定価66,000円のモデルが、2025年12月にランクBで15,000円。発売から日が浅くても、センサーや充電池を積んだモデルは値落ちが早いという傾向がそのまま出ています。
ですので、将来の売却まで考えるなら、「新しい高機能モデル」よりも「限定の1本」のほうが金額は残ります。これは好みの話ではなく、実績が示している事実です。
査定でマイナスになりやすいのはどこ?
ベルトの傷み、充電状態、センサーの作動の3つです。付属品の箱と説明書があるかどうかでも金額が動きます。
実際の査定コメントをそのまま載せます。2025年12月8日にGPR-H1000-1JRを15,000円で買い取ったときの記録です。
査定記録より(GPR-H1000-1JR/2025年12月8日)
「GPR-H1000-1JRを15,000円でお買取り。充電状態とセンサー類の作動、ベルトの傷みを重点的に確認しました。近年のモデルは付属品の有無でも金額が動くため、箱や取扱説明書があれば一緒にお送りください。」
マスターオブGは、ふつうのG-SHOCKより減点が入りやすいシリーズです。理由は3つあります。
① 実際に外で使われている
泥・砂・海水の中で使うことを想定した時計なので、本当にその環境で使われた個体が持ち込まれます。ボタンのまわりとベルトの溝に砂が残っていることが多く、ここは査定でも必ず見ます。
② 二次電池(充電池)が消耗する
タフソーラーの充電池は消耗品です。フル充電しても数日で止まる個体は、はっきり評価が下がります。売る前に、明るい窓辺で数日充電してから送っていただくと、正しく評価できます。
③ センサーが多い
方位・気圧・高度・温度、モデルによってはGPSと心拍まで付きます。センサーが1つでも動かないと減額対象です。逆に全部動けば、それは加点材料になります。
反対に、樹脂の小さな傷はほとんど響きません。マスターオブGは傷がつく前提の時計なので、そこを気にして売却をためらう必要はありません。詳しくは高く売れる条件にもまとめています。
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マスターオブGについてよくある質問
マスターオブGにはどんなモデルがありますか?
マスターオブGでいちばん軽いのはどれですか?
マッドマンとマッドマスターは何が違いますか?
フロッグマンだけ防水の書き方が違うのはなぜですか?
GWR-B3000の重さは何グラムですか?
マスターオブGの買取相場はいくらですか?
センサーが動かなくても買取してもらえますか?
売る前にやっておくと良いことはありますか?
まとめ:マスターオブGは「どの現場を想定した時計か」で選ぶ
もう一度、整理します。
| 現場 | 代表型番 | 定価(税込) | 向いている人 |
|---|---|---|---|
| 陸(泥) | GW-9500 | 55,000円 | 軽さと薄さを優先したい |
| 陸(自然) | GPR-H1000 | 66,000円 | 山や運動でも使いたい |
| 陸(がれき) | GWG-B1000 | 121,000円 | 見た目の迫力がほしい |
| 空 | GWR-B3000 | 110,000円〜 | アナログ表示が好み |
| 海 | MRG-BF1000E | 770,000円 | 最上位を1本だけ持ちたい |
選び方はシンプルです。マスターオブGは「どの現場を想定してつくられたか」でしか分かれていません。デザインで迷うより、自分がどこで使うかを先に決めたほうが、はるかに早く決まります。
そして買い取る側から見ると、金額が残るのは限定・コラボの1本です。標準色は使い倒すつもりで買ったほうが、気持ちよく付き合えます。
シリーズごとの買取実績は、マスターオブGの買取ページにまとめています。お手元の型番がいくらになるかは、買取実績一覧で検索すると近い事例が見つかります。