G-SHOCKのジェイソンはどれを選ぶ?DW-6900の電池寿命が2年と5年に分かれる境目
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この記事の結論(先に知りたい方へ)
- 「ジェイソン」はDW-6900の愛称です。文字盤に丸い表示が3つ並ぶ見た目からついた呼び名で、カシオ自身は使っていません
- カシオのニュースリリース一覧(2023〜2026年)を確認しましたが、「ジェイソン」という表記は1件もありませんでした
- 公式ページで確認できた12型番は、定価12,100円〜22,550円。ケースは53.2×50×18.7mm・20気圧防水で全モデル共通です
- 選ぶときの分かれ目は色ではなく発売時期。2023年秋を境に、電池寿命が約2年から約5年に変わっています
- いちばん安いのは1995年発売のDW-6900B-9(12,100円)。ただし電池寿命は約2年です
- 電池寿命が約5年でいちばん安いのはDW-6900UB-9(13,200円)。差額1,100円で交換の間隔が2.5倍になります
- 買取では、通常モデルは数百円〜数千円。当店で1万円を超えたのはすべてコラボモデルでした
G-SHOCKの「ジェイソン」とは、どのモデルのこと?
DW-6900のことです。文字盤の上半分に丸い表示が3つ並ぶ顔つきが、映画のホッケーマスクに見えることからついた愛称です。
G-SHOCKを探していると、店頭でも中古市場でも「ジェイソン」という呼び方に出会います。これはDW-6900という型番のモデルにつけられた愛称です。
由来は見た目です。DW-6900は文字盤の上半分に丸い表示が3つ並んでいて、その配置がホラー映画の登場人物がかぶるホッケーマスクを思わせる、というところから「三つ目」「ジェイソン」と呼ばれるようになりました。
カシオは「ジェイソン」とは呼んでいません
この記事を書くにあたって、カシオ計算機のニュースリリース一覧(2023年〜2026年)を確認しました。「ジェイソン」という表記は1件も出てきません。
つまりこれはユーザー側から自然に広まった呼び名で、公式の製品名でもシリーズ名でもありません。店頭で「ジェイソンください」と言えば通じますが、カシオの公式サイトで「ジェイソン」と探しても出てこないということです。
探すときは「DW-6900」で検索してください。これが正式な型番の頭です。
三つ目の顔つきは、DW-6900が出てからずっと変わっていません。色やバンドの素材は入れ替わりますが、この見た目こそがジェイソンの本体です。
いま買えるジェイソンは、どれとどれ?
公式ページで発売年月と定価まで確認できたのは12型番です。定価は12,100円から22,550円まで、10,450円の幅があります。
DW-6900は色違いやコラボがとても多く、「どれが今も買えるのか」が分かりにくいモデルです。カシオ公式の製品ページで、発売年月・定価・電池寿命まで確認できたものだけを並べます。
← 表は横にスクロールできます
| 型番 | 発売年月 | 定価(税込) | 質量 | 電池寿命 | 公式で確認した日 |
|---|---|---|---|---|---|
| DW-6900B-9 | 1995年7月 | 12,100円 | 66 g | 約2年 | 2023-04-01 |
| DW-6900BBA-1 | 2018年11月 | 12,100円 | 67 g | 約2年 | 2023-02-03 |
| DW-6900Y-9 | 2022年12月 | 13,200円 | 67 g | 約2年 | 2023-03-27 |
| DW-6900RGB-1 | 2023年2月 | 15,400円 | 67 g | 約2年 | 2023-07-13 |
| DW-6940RX-7 | 2023年7月 | 22,550円 | 72 g | 約3年 | 2023-06-15 |
| DW-6900NNJ-1 | 2023年10月 | 20,900円 | 72 g | 約5年 | 2023-10-11 |
| DW-6900UB-9 | 2023年12月 | 13,200円 | 67 g | 約5年 | 2024-07-21 |
| DW-6900U-1 | 2024年1月 | 14,300円 | 67 g | 約5年 | 2024-09-18 |
| DW-6900UMS-1 | 2024年1月 | 16,500円 | 67 g | 約5年 | 2024-10-07 |
| DW-6900HD-8 | 2024年2月 | 14,300円 | 72 g | 約5年 | 2024-02-14 |
| DW-6900TR-1 | 2025年2月 | 16,500円 | 67 g | 約5年 | 2025-01-30 |
| DW-6900TR-4 | 2025年2月 | 16,500円 | 67 g | 約5年 | 2025-01-30 |
出典:カシオ公式製品ページ(https://www.casio.com/jp/watches/gshock/product.型番/)。カシオ公式サイトは自動アクセスを遮断しているため、各ページの保存版で確認しました。定価は右端の日付の時点のものです。
ケースサイズは53.2×50×18.7mm、防水は20気圧、構造は耐衝撃構造(ショックレジスト)。ここは12型番すべて同じでした。つまりジェイソンは、どれを選んでも大きさとタフさは変わりません。
変わるのは色と素材、そしてもうひとつ——電池寿命です。ここが今回いちばんお伝えしたい点です。
電池寿命が2年と5年に分かれるのはなぜ?
2023年秋を境に、新しく出たジェイソンは電池寿命が約5年になりました。それより前のモデルは約2年のままです。
上の表をもう一度見てください。電池寿命の欄が、きれいに前半と後半で分かれています。
| 発売時期 | 代表的な型番 | 電池寿命 |
|---|---|---|
| 2023年2月まで | DW-6900B-9/BBA-1/Y-9/RGB-1 | 約2年 |
| 2023年10月から | DW-6900NNJ-1/UB-9/U-1/UMS-1/HD-8/TR-1/TR-4 | 約5年 |
2023年2月発売のDW-6900RGB-1が約2年、2023年10月発売のDW-6900NNJ-1が約5年。この間で切り替わっています。
「U」が付いていれば5年、ではありません
DW-6900U-1、DW-6900UB-9、DW-6900UMS-1。Uが付く型番はすべて約5年です。ここまでは分かりやすい話です。
ところがDW-6900HD-8とDW-6900TR-4にはUが付いていないのに、電池寿命は約5年でした。どちらも2024年以降の発売です。
つまり見分ける手がかりは型番の「U」ではなく、発売時期だということになります。中古を買うときは、型番の見た目ではなく発売年月を確認してください。
2年と5年の差は、数字以上に効いてきます。10年使うなら、電池交換が5回か2回かという違いになるからです。
電池交換の回数は、実は防水性能に効いてきます。電池を替えるには裏ぶたを開けるので、そのたびに防水パッキンを触ることになるからです。
きちんとした店で交換すればパッキンも同時に替えてもらえますが、安い交換だとパッキンはそのまま、という場合があります。これを何度も繰り返した個体は、20気圧防水と書いてあっても実力は落ちています。
査定でも、裏ぶたのネジ山がなめている個体には時々出会います。何度も開け閉めされた跡です。交換回数が少なくて済むモデルのほうが、結果的に長くきれいなまま残る——これは中古を扱っていて実感するところです。
電池交換についてはG-SHOCKの電池交換のページでも詳しく説明しています。
いちばん安く買えるジェイソンはどれ?
DW-6900B-9とDW-6900BBA-1の12,100円です。ただしどちらも電池寿命は約2年のままです。
DW-6900B-9
定価 12,100円(税込)

公式ページで発売年月まで確認できた中では、いちばん古い1995年7月発売。30年前の型番がいまも定価12,100円で並んでいる、というのがこのモデルの凄みです。
黒いケースに金色の文字。派手さはありませんが、ジェイソンの顔をいちばん素直に見せる1本です。
注意点は電池寿命が約2年だということ。質量も66gで、12型番のなかで最軽量でした。
「とにかく安く、あの顔が欲しい」ならこれで終わりです。ただ、もう1,100円出せる方には、はっきり別の選択肢があります。
DW-6900UB-9
定価 13,200円(税込)

2023年12月発売。電池寿命が約5年になった世代で、いちばん安い1本です。
DW-6900B-9との差はわずか1,100円。それで電池交換の間隔が2.5倍になります。10年使うつもりなら、こちらのほうが手間も費用も少なく済みます。
見た目は黒と金の組み合わせで、B-9と近い方向です。迷ったらこれを基準にして、そこから色で選び直すのが分かりやすいと思います。
DW-6900U-1
定価 14,300円(税込)

2024年1月発売。いま「ジェイソン」と言われて多くの人が思い浮かべる、黒一色の定番です。
電池寿命は約5年、質量67g。DW-6900UB-9との差は1,100円で、中身の仕様はほぼ同じです。文字盤の色をどちらにするか、という違いだと考えてください。
はじめてジェイソンを買うなら、この型番かDW-6900UB-9のどちらかでまず間違いありません。
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人と違う見た目にしたいならどれ?
2025年発売のDW-6900TRか、2023年発売のDW-6900NNJ-1です。どちらも素材や仕上げで差がつきます。
DW-6900TR-4
定価 16,500円(税込)

2025年2月発売。ケース・ベゼルとバンドにバイオマスプラスチックを使った型番です(公式仕様の材質欄に「樹脂(バイオマスプラスチック)」と明記されています)。
同じ日にDW-6900TR-1という色違いも出ています。定価・質量・電池寿命はどちらも同じでした。
電池寿命は約5年。新しい世代なので、そこは安心して選べます。
DW-6900NNJ-1
定価 20,900円(税込)

2023年10月発売。電池寿命が約5年に変わった、初期の型番です。
質量は72gで、標準の67gより5g重くなっています。12型番のうち72gだったのは、この型番・DW-6900HD-8・DW-6940RX-7の3つだけでした。
定価は20,900円。DW-6900UB-9の1.5倍以上なので、見た目に価値を感じるかどうかで判断が分かれるところです。
DW-6900RGB-1
定価 15,400円(税込)

2023年2月発売。電池寿命が約2年の世代では、いちばん新しい型番です。
定価15,400円は、約2年組のなかでいちばん高い設定でした。電池寿命だけで見ると、同じ価格帯の新しい世代のほうが有利です。
それでもこの型番が欲しいなら、色に納得して選ぶのが正解だと思います。
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スケルトンのDW-6940RXは、ジェイソンと何が違う?
型番が6940で別モデルです。ケースの大きさは同じですが、電池寿命は約3年で、定価も22,550円と高めです。
DW-6940RX-7
定価 22,550円(税込)

2023年7月発売。カシオのニュースリリース「スケルトン素材で内部部品を見せる“G-SHOCK”」で発表されたCLEAR REMIXシリーズの1本です。
ケースサイズは53.2×50×18.7mmでDW-6900と同じ。顔つきもジェイソンそのものですが、型番の4桁目が9ではなく4になっています。
電池寿命は約3年で、2年組と5年組のちょうど中間。質量は72gです。今回調べた12型番のなかでいちばん高い定価でした。
出典:カシオ計算機 ニュースリリース(2023年6月15日) https://www.casio.co.jp/release/2023/0615-clearremix/
中古で探すときは「DW-6900」と「DW-6940」を混同しないでください。見た目がよく似ているうえ、価格帯がまったく違います。
ジェイソンは売るとき、いくらになる?

通常モデルは数百円から数千円です。1万円を超えたものは、当店の実績ではすべてコラボモデルでした。
ここからは買取店としての話です。当店で実際にお預かりしたDW-6900系の買取実績から、金額の幅が分かるものを抜き出しました。
← 表は横にスクロールできます
| 型番 | 内容 | 状態ランク | 買取金額 |
|---|---|---|---|
| DW-6900FSLRG-8CR | コラボモデル | B | 65,000円 |
| DW-6900JK-4JR | NISHIKIGOI 錦鯉 | B | 18,000円 |
| DW-6900SW-6JR | — | B | 10,000円 |
| DW-6900FS | 阪神タイガース 2018 | B | 3,000円 |
| DW-6900K | 1996年モデル | B | 2,200円 |
| DW-6900B-9 | — | C | 1,000円 |
| DW-6900X | — | C | 600円 |
いちばん上と下で、65,000円と600円。100倍以上の差があります。そして高いほうは、ほぼコラボモデルです。
実際の査定コメントをそのまま載せます。DW-6900SW-6JRをお預かりしたときのものです。
「DW-6900系はバリエーションが多く、カラーや仕様によって相場が大きく異なるため、型番を確認して査定しています」
阪神タイガースのDW-6900FSではこう書いています。「球団コラボはファン層の需要があるため、通常のDW-6900より高めの評価が付きます」
裏を返すと、定価12,100円のDW-6900B-9のような通常モデルは、中古市場でもそれほど値が付きません。上の表でも、ランクCのDW-6900B-9は1,000円でした。ジェイソンは資産ではなく、使い倒す時計だと考えたほうが、買うときも売るときも納得できると思います。
DW-6900の買取相場や査定の見られ方は、G-SHOCK 6900とは?三つ目デジタルDW-6900の型番の違いと買取相場で詳しく書いています。型番ごとの情報はDW-6900の型番ページとDW-6900Bの型番ページもご覧ください。
中古でジェイソンを買うときは何を見る?
液晶の欠け、ライトの点灯、ベルトの硬化の3つです。どれも買ったあとでは直せません。
① 液晶に欠けや薄い部分がないか
DW-6900は液晶がすべてのモデルです。三つ目の丸い表示は小さいので、写真では欠けが分かりにくいことがあります。全表示が出ている写真を必ず確認してください。液晶の劣化は、修理費が本体価格を超えることがあります。
② ライトが点くか
DW-6900のライトは文字盤の奥から光ります。点かない個体は、電池ではなく内部の問題であることが多いです。当店の査定でも「液晶・ライトともに良好」という確認は必ず行っています。中古で買うときも同じところを見てください。
③ ベルトが硬くなっていないか
樹脂は年数とともに硬くなり、最後は根元から切れます。30年前の型番が現行で買えるモデルなので、中古には本当に古い個体も混ざっています。ベルトは交換できますが部品代がかかるので、価格に織り込んで判断してください。
いちばん確実なのは、型番と発売年月を見ること
DW-6900は見た目がほとんど同じまま30年続いているモデルです。写真だけでは、1995年のものか2025年のものか判別できません。
だから出品ページに型番が書いてあるかどうかが、そのまま信頼度になります。型番が書いていない出品は、電池寿命が2年なのか5年なのかも分かりません。
ジェイソン(DW-6900)についてよくある質問
G-SHOCKのジェイソンとは何ですか?
カシオの公式サイトでは「ジェイソン」と書かれていますか?
いちばん安いジェイソンはどれですか?
ジェイソンの電池寿命はどのくらいですか?
型番に「U」が付いていれば電池が長持ちしますか?
DW-6900とDW-6940は何が違いますか?
ジェイソンは高く売れますか?
電池が切れているジェイソンでも買取してもらえますか?
まとめ:ジェイソンは「色」ではなく「発売年」で選ぶ
DW-6900は30年間、同じ顔で売られ続けてきたモデルです。だから見た目で選ぼうとすると、どれも正解に見えて決められません。
今回カシオ公式で12型番を確認して、はっきりした基準が1つ出てきました。2023年秋を境に、電池寿命が約2年から約5年に変わっているということです。ケースの大きさも防水性能も全型番で同じなので、実際の使い勝手で差がつくのは、ここだけでした。
選び方の結論
とにかく安く:DW-6900B-9(12,100円・電池約2年)
迷ったらこれ:DW-6900UB-9(13,200円・電池約5年)——1,100円の差で交換の間隔が2.5倍になります
人と違う見た目:DW-6900TR-1/TR-4(16,500円・電池約5年)
中古で買うなら:型番と発売年月が書いてある出品を選ぶ。書いていない出品は、電池寿命が2年か5年か分かりません
そして売るときのことを言えば、ジェイソンは値上がりを期待する時計ではありません。通常モデルの買取は数百円〜数千円です。その代わり1万円台で買えて、20気圧防水で、雑に扱っても壊れない。そういう時計として選ぶなら、これ以上の選択肢はそう多くないと思います。
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